[第4回]802.11acにおける既存規格との共存技術(前編) 受信フレームが11a/n/acのどれかを瞬時に判別する方法 11ac対応製品は既に市場に登場していますが、すぐにすべての無線LAN機器が11ac対応に置き換わるわけではありません。従って、11ac規格は、旧規格製品すなわち11aあるいは11n対応製品と、11ac対応製品を混在させた形で利用することを想定しなければなりません。 11acには、そうした既存規格とうまく共存するための仕組みが備わっています。 フレームの種類を判別する仕組み 11ac対応機器が11n以前の規格に対応した機器と通信するためには、異なる規格のフレームを受信する必要があります。そのために求められるのは、受信したフレームがどの規格なのか判断する仕組みです。11acは5GHz帯だけをサポートするので、対象となる既存規格は11nと11aになります。 フレーム種別を