PLOS ONEは2006年に創刊されて以来,急速な成長を続け,2013年には年間3万本以上の論文を掲載する,世界最大の雑誌となっている。本稿ではその出版母体であるPLOSの歴史や,論文データベースやWebサイトから得られる情報に基づき,PLOS ONEの「これまで」「いま」,そして「この先」の可能性を論じる。PLOS ONEは「研究成果の迅速・自由な共有の実現」というPLOSのもつ文脈の下で刊行され,大きな成功を収めたようにもみえる。しかし,PLOS Biologyなど高インパクトの雑誌の赤字をPLOS ONEの収益で補填(ほてん)している現状は,OA出版のビジネスモデルの限界を示している。そして統計データによれば,どうやら,PLOS ONEの成長は,止まったようでもある。 1.1 PLOS ONE創刊以前:背景としてのPLOS 本誌56巻7号掲載の拙稿で,筆者はオープンアクセス(OA)
International Journal of Advanced Computer Technology(IJACT)というコンピュータ科学分野のオープンアクセス(OA)雑誌が、“Get me off Your Fucking Mailing List”と題し、本文にも同じ内容が繰り返されているだけの論文を受理したことが、米コロラド大学デンバー校図書館のJeffrey Beall氏のブログで報じられています。Beall氏は著者の支払う論文投稿料(APC)を得ることだけを目的としている、いわゆるハゲタカ出版のリストを公開している人物です。 今回受理された論文は元々は2005年に、雑誌ではなく国際会議への参加を誘うスパムメールに抗議するために作成されたものです。タイトルだけではなく、本文も章立て等はなされているものの、本文は全てタイトルと同じ内容の繰り返しで、見出しも途中から全く同じ文の繰り
エルピクセルとズカンドットコムは11月18日、生命科学分野の研究者向けに論文紹介スライドを共有するプラットフォーム「ゼミログ」をオープンした。 世界的に競争が激しい生命科学分野では、最新の研究の動向を把握するために英語論文を読むことは重要で、研究者や学生間で気になる論文を発表する慣習がある。あくまで研究室内などクローズドな場で行われることが通例のこの資料をネットで共有することで、分野全体の効率よい知識の習得につなげるのが目的だ。 スライドを投稿し、コメントなどで意見交換ができる。「生物学」「医学」などのカテゴリ、キーワードで検索することも可能。見やすく分かりやすいスライドが作れるテンプレートも公開している。 生命科学分野からスタートし、対象は今後広げていく予定。論文そのものも集積できる研究資料プラットフォームを目指す。 関連記事 論文画像の不正検出ソフト、東大発ベンチャーが無料公開 「安易
この質問。http://q.hatena.ne.jp/1412645084 たかだか標高8kmの山に登った程度で命に関わるくらい空気が薄くなるわけで、じゃあ反対に6000kmくらい下にいったら超はげしく空気が濃くなるよね、って話。 理想気体を仮定して計算すると指数関数的に濃くなっていき、数百kmで液体の濃度に近くなり理想気体として扱えなくなります。 ちなみに、圧力の増加=高度差×モル濃度×重力加速度×モル質量、これを解くとモル濃度=地表でのモル濃度×exp(深度×モル質量×重力加速度/(気体定数・絶対温度)) 理想気体で計算できる範囲では、指数的増加のスピードはモル質量が重いほど速いので、地表では少ないキセノンなんかが途中で酸素や窒素を追い抜いて最初に液体の濃度に達します。 そうなるともう酸素や窒素は共存できなくなって途中からはほぼ100%キセノンのみという状態になるはずです。 ちょいと面
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