「解釈の分かれる文にご用心!」の続きです。 あのあと、井上ひさしさんの本を開いてみてビックリしました。井上ひさしさんはこんな風に発言していたのです。 「黒い目のきれいな女の子」。これだけの短い文に実は十八通りの意味あいがあるのです。 18通りですか! これはタイヘンです。 黒い目のきれいな女の子。 この短い文は、本当に18通りの解釈が成り立つのでしょうか。考えてみましょう。 まず、この文は「女の子」を一語ととるか「女」の「子」ととるかで、解釈が分かれます。 「女の子」を一語とする場合は3通りの解釈ができます。 【解釈1】 「黒い目のきれいな」「女の子」……これは、女の子が、黒くてキレイな目をしているということ。 【解釈2】 「黒い目の」「きれいな」「女の子」……これは、女の子が黒い目をしていて、しかもキレイだということ。 【解釈3】 「黒い」「目のきれいな」「女の子」……これは、女の子の肌
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