僕はPostCSSは開発当初から追いかけていて、GitHubでPostCSSチームのメンバーのひとりだったり、実際にPostCSSを使ってプラグインやツールをいくつか作ったり、ブログや雑誌で記事を書いたり、勉強会等で話したりしています。 本記事では、自分が知っているPostCSSについての事柄を共有します。 PostCSSとは何か PostCSSとは、ロシア人の Andrey Sitnik という人が開発している、Node.js製の「CSSツールを作るためのフレームワーク」です。PostCSS製のツールとして、ベンダープリフィックスを自動で付与する「Autoprefixer」、未来のCSSの構文の一部を今のブラウザで解釈できるようにする「cssnext」、カスタマイズ性に富んでいるCSSリンターである「stylelint」などが有名です。 PostCSSは2018年2月、かなり広く使われて
年末に PostCSS + cssnext と CSS Modules を試したのだが、コメ欄の指摘とそれを受けた追記を読んでもらえるとわかるとおり次世代 CSS 仕様の先取り = CSS.next のつもりで導入した cssnext が微妙だと感じはじめている。 cssnextを使うべきか - yuhei blog QiitaのCSS構成2017 - Qiita これらの記事でも言及しているとおり cssnext の採用する PostCSS プラグイン は CSS Working Group の認知していなかったり取り下げられそうなものもある。前者は直せばよいけど後者については直近の仕様だと冗長な記述が避けられないことを意味している。私は少なくとも モジュール管理 @import が URL ではなくモジュール参照として解決される 変数 (定数) と Mix-In 色やサイズなどを変数
この投稿は Increments Advent Calendar 2017 の18日の記事です。去年に続き、2017年の Qiita の CSS 構成について述べます。 2016年版はこちら: QiitaのCSS構成2016 プリプロセッサー 2016年は CSS のビルドフローで一貫して PostCSS を使っていましたが、2017年では プリプロセッサーとして Sass (node-sass) を使っています。 プリプロセッサーとして PostCSS を使わなくなった最大の理由は @apply ルールが仕様から落ちた ことです。@apply は Sass でいう引数なしの mixin みたいなもので、Chrome の Canary では実装されていた時期がありましたが、消えてしまいました。 おそらく CSS Nesting Module や CSS Extend Rule も落ちると思
ブラウザごとに異なるデフォルトのスタイルを整える時、リセット用CSSやノーマライズCSSを使用して、すべてのブラウザに共通のスタイルシートを適用している人が多いと思います。 定義したブラウザのリストに基づいて、normalize.cssの必要なスタイルのみを使用できるPostCSS Normalizeを紹介します。 PostCSS Normalize -GitHub normalize.cssについては、下記を参考に。 Chromeの新バージョンをサポートしたNormalize.css v6.0.0がリリース、いくつかの重要な変更点に注意 PostCSS Normalizeは、browserl.istに基づいて必要なnormalize.cssの必要なスタイルのみを使用できます。 例えば、各ブラウザの最新から3つまでのバージョン、IEだと9, 10, 11をサポートする場合は、下記のようにな
cssnextとは策定中のCSS仕様を先立って使えるようにするツールのことです。 ひとことで言うとCSS版Babelです。 CSSを変換する仕組みはPostCSSのプラグインとして有志によって作成されています。 cssnextはそのプラグインをまとめたプラグインパックと呼ばれるものです。 ※古いブラウザに対応させるためのフォールバック機能を提供するプラグインも含んでいます。 本記事は策定中のCSSの知識をつけることが目的です 参考リンクなど cssnext(PostCSS)の背景や使い方は先日記事を書いたので是非見てみてください Step by Stepで始めるCSSモダン化(PostCSS) playgroundでcssnextが実際にどのように変換するのかを試せます。 機能一覧 本記事で紹介する機能一覧を出すのに使ったcssnextのページです。 postcss-cssnext fea
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