楽しみ方が多様化するアニメシーン。それでも付きまとう「都市と地方の格差」 アニメといえば日本のポップカルチャーの代名詞。そして、その文化的価値は、作品の質の高さや視聴者層の多さといった要素だけに還元されない。 むしろ、アニメというジャンルが、二次創作、アニソン、コスプレ、コラボカフェといった、隣接するほかのカルチャーを接合するハブとして機能していることが昨今かなり重要な観点になっている。ただし、こうした「アニメを楽しむ方法」の多様化によって、改めて、筆者のような「地方のアニメファン」はもどかしさに直面することになる。 アニメとも関わりの深いコスプレ文化 地デジ化以降の衛星放送のチャンネル拡充、あるいはストリーミング配信の普及といった視聴環境の変化によって、確かに「作品を楽しむ」という点については都市と地方の格差が少なくなっている。しかし、「アニメを楽しむ」ことの意味が拡張されてもなお、別の
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