「どんな無理難題も可能なロケ地」MOZU、相棒…北九州へ映画誘致の舞台裏 大衆娯楽息づくまち【リ・ボーン北九州第2部】 2023/4/7 6:00 [有料会員限定記事]
拡大 朝鮮戦争時、佐世保の街は外国人兵士でにぎわった。その後も基地と経済は切り離せない(国書刊行会「ふるさとの想い出 写真集 明治大正昭和 佐世保」より) 「佐世保は海軍鎮守府ができて生まれ、基地との共存共栄で大きくなった街。基地経済がもたらす恩恵をさらに享受したい」 佐世保経済で基地の比重は大きい。市によると、海上自衛隊佐世保地方総監部と陸上自衛隊相浦駐屯地の18年度歳出額は計957億円。これに米海軍佐世保基地の支出額を加えると、市の一般会計とほぼ同規模と推計される。 「基地があることによって、国や米国から巨額のキャッシュフロー(現金の流れ)がある。使わない手はない」(金子会頭)。商議所は基地予算の受け皿拡大に力を入れる。 艦船の修理や物資調達の地元受注率を年間40%以上(金額ベース)とする目標を立て、19年2月に防衛省に要望した。海自の場合、15年度から19年度までの年間発注額は194
福岡県大牟田市の三井化学大牟田工場が、JR鹿児島線と工場を結ぶ三井化学専用鉄道(約1・8キロ)を5月にも廃線にすることが分かった。近く正式発表する。前身は旧三池炭鉱専用鉄道で、100年以上前の「炭鉱電車」が今も走る。三池炭鉱の鉄道敷跡の一部は世界遺産に登録され、三井化学専用鉄道の電気機関車は現役では国内最古で人気が高い。同社は地域の記憶として残そうと、メモリアル事業も検討している。 関係者によると、大牟田工場は三菱ケミカル福岡事業所(北九州市)から貨物列車で届く硝酸を運ぶために専用鉄道を主に利用してきた。その三菱ケミカルが4月末での硝酸の生産停止を決定。入手先の変更に伴い、船で着く硝酸を三池港(大牟田市)からトラックで運ぶことになり、専用鉄道の廃線を決めた。 旧三池炭鉱専用鉄道は、大牟田市や熊本県荒尾市に点在する坑口と石炭積み出し港の三池港を結び、支線を含む総延長は約18・5キロに及んだ。
小倉駅前に「ゲーマーの聖地」 九州最大級トレカ遊技場28日オープン 2019/9/9 19:29 (2019/9/9 19:45 更新) 対戦ゲームなどに使う「トレーディングカード(トレカ)」の九州最大規模の遊技場が、28日にJR小倉駅前の商業ビル「セントシティ北九州」にオープンすることが分かった。同ビルは2月末に地場百貨店井筒屋(北九州市)が運営する核テナント「コレット」が退店。新幹線駅そばの好立地を生かし、大人にも熱心なファンが多いトレカで広域から新たな集客を図る。 遊技場はビル11階の飲食店フロアの約400平方メートルに入る。カード販売店に加え、長テーブルを並べ250席以上の対戦スペースを設ける。毎週末に数十人~300人規模の大会を催し、「ゲーマーの聖地」を目指す。普段は対戦スペースを無料開放し、初心者向けゲーム教室も開く。運営するパナミューズ(同市)などによると、九州では10~20
6月上旬、上海市で開かれた漫画・アニメのイベント「COMICUP24」。2日間で計約12万人が訪れた会場は、アニメの登場人物に扮(ふん)したコスプレーヤーであふれていた。 「これは日本のゲーム『フェイト』の衣装。かわいいキャラクターになりきるのが楽しい」。地元の高校1年、鄒紫帆さん(15)はコスプレにハマって1年半。最近気になるのは日本でも放映された中国アニメ「狐妖小紅娘」(邦題・縁結びの妖狐ちゃん)という。「絵もストーリーも日本に負けないレベルですよ」 服飾デザイナーの寿藍さん(22)は伝統服「漢服」のような衣装を着て友人と写真を撮り合っていた。古代中国を舞台にした「魔道祖師」のキャラだ。「中国アニメのコスプレは初めて。漫画やアニメは子どもが見るものと言われてきたけど、今は大人が楽しめる作品も多い」と語った。 中国の調査会社の報告書によると、2018年の国内漫画・アニメ産業の規模は171
地域の魅力をインターネット動画中継サイト「ニコニコ動画」番組で発信するイベント「ニコニコ町会議全国ツアー2019」が17日、福岡市博多区の福岡国際センターで開かれる。ニコニコの人気ユーザーによるライブステージやご当地クイズ大会などがある。入場無料。 2012年から全国各地で開かれており、福岡市では15年以来、2回目。前回は約1万人が来場し、インターネットの生放送を約26万人が視聴したという。 今年は、福岡国際センターの特設ステージで人気ユーザーが踊りや歌を披露するほか、「お一人様カラオケ」の生配信や、来場者が話題の曲に合わせて踊る「踊ってみた広場」などが企画されている。 正午から午後5時半までで、ニコニコの6チャンネルで生中継される。さまざまなゲームの腕を競う「闘会議グランプリ」も同時開催。ニコニコを運営するドワンゴ(東京)は「みんなで盛り上がることができる多彩な企画を楽しんで」と呼び掛け
アニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオが放火され、スタッフ34人が命を奪われた事件から1週間が過ぎた。重軽傷を負った人も34人に上る。多くが20~30代の若者という。 あまりに理不尽な惨事に、国内だけでなく、国外の日本アニメファンからも追悼の声が高まり、支援の輪が広がっている。 放火と殺人の容疑で逮捕状が出た男の経歴や、その男とみられる人物の事件前の行動も明らかになってきた。現場では包丁数本とハンマーも見つかっている。うかがえるのは周到な計画性と強い殺意である。 事件を防ぐことはできなかったのか。かけがえのない人命が一方的に、質の高い作品を生み出す才能とともに失われた。類似事件の再発を防ぐためにも、動機や背景など全容の解明が不可欠だ。 京都アニメーションは1985年に設立された。緻密な取材などに基づく奥深い描写法が特徴だ。誰もが経験する人生の困難を乗り越えるストーリー性が、若い世代
長崎電気軌道(長崎市)は22日、市内を走る路面電車「310号車みなと」と「306号車」の150分の1の鉄道模型「Nゲージ」(トミーテック製)を初めて売り出す。 みなとは、JR九州の観光列車などを手掛けた水戸岡鋭治氏のデザインで、港町・長崎にちなみ青い車体が特徴。306号は1953年製でクリームと緑の車体がレトロさを漂わせる。 いずれも市民に親しまれる電車で「リアルさに満足してもらえるはずです」と担当者。みなとは2500円、306号は2200円。長崎電気軌道=095(845)4111。
拡大 舞台設備などの工事が進む「ベイサイドライブホール BY ACTIVE HAKATA」。左は伊集院晃生さん 福岡市博多区の商業施設「ベイサイドプレイス博多」に13日、常設小ホール「ベイサイドライブホール BY ACTIVE HAKATA」がオープンする。2月に閉館した「博多リバレインホール」(博多区)を手掛けていた芸能事務所「アクティブハカタ」が、後継施設として運営。地元アイドルのライブなどを積極的に催していく計画で、“芸どころ博多”に新たな拠点が誕生する。 アクティブハカタは、人気アイドル・女優の橋本環奈さんを育てた事務所として有名。代表の伊集院晃生さん(63)がリバレインホールの後継施設を探す中で、ホール運営のノウハウを求めていたベイサイド側との間で、テナント入居の話がまとまった。 新ホールは、ベイサイドプレイスA館2階。もともとレストランやイベントホールとして使われていた場所で、
作品は魔法が存在する世界を描いたファンタジー。主人公は60年後の長崎で暮らす月白瞳美(つきしろひとみ)。魔法使いの家系に生まれたが、幼い頃に色が認識できなくなり、感情も乏しくなった。祖母の魔法で現代の長崎へ。仲間との交流を通して、色や感情を取り戻していく物語だ。昨年10~12月にインターネットや一部地域の地上波で配信、放送された。 グラバー園や眼鏡橋などの有名観光地だけでなく、生活感が伝わる路地裏や路面電車の風景も描かれ、瞳美が通う学校は長崎南高がモデルになった。スタッフ十数人が何度も長崎市を巡り、撮影した写真を作品制作に生かしたという。 □ □ 人気の巡礼スポットの一つが長崎市西海町の高台にある「森の魔女カフェ」。店名は物語で重要な意味を持つ「魔法」に通じる。建物の形や印象的なフクロウの置物は実物そのままに、主人公の家族が魔法の星砂を売る「まほう屋」として描かれている。 経営者の西
世界最大規模の格闘ゲーム大会「EVO Japan 2019」が2月15~17日、福岡市の福岡国際センターで開かれる。デジタルゲームで競う「eスポーツ」の国際大会で、国内での開催は昨年の東京に次いで2回目。地方都市での初開催はeスポーツの普及に向けた試金石として注目を集めている。 米ラスベガス発祥のEVOは世界トップレベルの選手が集結し、対戦は世界にネット配信される。昨年1月の東京大会には選手を含め延べ1万2千人超が来場した。福岡大会は「ストリートファイターV アーケードエディション」など人気6ゲームで予選、決勝が行われ、賞金総額1千万円に上る。 大会は福岡市が誘致し、産官学組織の福岡地域戦略推進協議会(FDC)の会員企業・団体が運営ボランティアの確保や管理、選手の練習場所を準備するなど独自の支援で福岡でのeスポーツ普及を目指す。 21日には東京で記者会見があり、実行委員会の藤澤孝史氏は「行
人気アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル(ガンプラ)に特化した公式施設「ガンダムベース東京」の商品や展示物を紹介するイベントが、福岡市・天神の福岡パルコで開かれている。21日の開幕以来、親子連れや長年のファンなど幅広い層の来場者でにぎわっている。10月8日まで。 ガンダムベース東京は昨年、東京・お台場にオープンし、地方イベントは名古屋、大阪に次いで3カ所目。福岡の会場では、限定のガンプラや文具、菓子など約60種類の商品を販売。歴代のガンダムや著名人による作品など約200種類のガンプラも展示しており、来場者は熱心に見入ったり写真に収めたりしていた。 ガンプラを100体以上製作しているという久留米市の小学5年生成瀬陽仁君(10)は「ガンダムはいろいろな武器がかっこいい。夢は全種類のガンプラをつくること」と声を弾ませた。 =2018/09/24付 西日本新聞朝刊=
追跡 天神ビッグバン この街は、どう変わるんだろう―。2024年までに35棟を大きく上回るビルが建て替わる一大プロジェクトの現状と裏側を追いかけます(随時更新)
アニメや漫画の登場人物の衣装をまとうコスプレ専門の写真スタジオ「フォトスタジオフィル福岡店」が若松区のエスト本町商店街にオープンした。運営するのは埼玉県のイベント企画会社。「海辺や神社といった野外撮影のスポットがある」との理由で、4店舗目の進出地に若松を選んだ。 スタジオは3階建てで、かつては家電量販店だった空き店舗を改装。白や黒で統一された一般的な撮影スペースだけではなく、教室や和室、ライブステージなどに見立てた撮影部屋も設けた。スモークや水で演出する特殊撮影も可能。広い更衣室もあり、予約をすれば、近くの若松恵比須(えびす)神社や南海岸通りで撮影することもできる。 運営会社のイブテックは2012年設立で、東京都北区を皮切りに、愛知県一宮市、宮城県名取市でスタジオを営んでいる。通行人や車を気にせずに屋外で撮影したいというコスプレ愛好家のニーズに応えようと、商店街アーケード付近に出店してきた
九州豪雨の被災地、朝倉市に自宅がある漫画家で、京都精華大学長の竹宮恵子さん(67)が28日、地元を励ますイラスト入りの色紙を森田俊介市長に手渡した。市は大きな被害を受けた杷木地区にある「市はき図書館」(杷木池田)に来月上旬から展示する予定。 色紙には人気作「地球(テラ)へ…」の登場人物、ソルジャー・ブルーを描き、「立ちあがろう朝倉!! あきらめない強い心で。みんなで前へ」とメッセージも記した。 市役所であった贈呈式で竹宮さんは「このようなことでしか協力できないが、元気になってほしい。子ども対象の絵描き教室もできれば」と話した。市によると、はき図書館には竹宮さんの作品を展示する特設コーナーを設け、色紙を飾る。 =2017/08/29付 西日本新聞朝刊=
夏の鉄道展に展示される炭鉱電車(手前)と蒸気機関車を手にする立石昭雄さん 写真を見る 炭鉱電車の竹細工は、車輪などの足回りまで精巧に再現されている 写真を見る 夏の鉄道展「大牟田と鉄道~1世紀の歩み~」で展示される西鉄天神大牟田線の車両に設置されていた行き先を示す方向幕 写真を見る かつて三池炭鉱の石炭を運んだ「炭鉱電車」を竹細工で再現した精巧な模型が、大牟田市岬町の同市石炭産業科学館で21日に開幕する夏の鉄道展「大牟田と鉄道~1世紀の歩み~」で展示される。作品を手掛けた同市吉野の立石昭雄さん(69)は「細部までこだわり抜いた作品。ぜひ見に来てほしい」と話している。 立石さんが竹細工を始めたのは2011年夏。自宅近くの吉野地区公民館で始まった竹細工サークルに参加したのがきっかけ。それ以来、蒸気機関車(SL)や東京スカイツリー、帆船、ジェット機、宮原坑の立て坑やぐらと巻き上げ機などの作品を
福岡県筑紫野市のサーキット場が都市計画法で義務付けられた開発許可を得ないままオープンし、約40年間も営業を続けていることが分かった。出入り口につながる市道の幅が狭く、本来なら許可基準を満たさないため、県は2008年、地権者と経営者にいったん是正するよう指導したものの改善されないまま事実上、9年間放置していた。県は「引き継ぎが不十分だった」と釈明し、あらためて10日、地権者と経営者に是正を求めた。 サーキット場は九州自動車道基山パーキングエリア(PA)の北西にあり、敷地は約1万2千平方メートル。田んぼや池だった一帯の土地について、1976年に経営者が地権者(いずれも当時)と借地契約を締結しているものの、県によると開発や開業の時期は不明という。ただ都市計画法の改正(75年施行)により、1万平方メートル以上のサーキット場は開発許可が必要だった。 市民からの通報で問題を把握した県は2008年に
映画などの舞台やモデルになった場所をファンが訪問-。今年の流行語大賞のトップテンに選ばれた「聖地巡礼」が唐津市でも繰り広げられている。フィギュアスケートのテレビアニメ「ユーリ!!! on ICE」の主人公の出身地「長谷津町」のモデルは同市とされ、週末や祝日になると、ユーリファンの女性たちがゆかりの場所にどっと押し寄せている。 ユーリは10月に放送開始。主人公のフィギュアスケーター勝生勇利(かつきゆうり)が世界大会に向けてコーチと二人三脚で成長する物語で、唐津城や唐津駅に似た風景、北部九州の言葉遣い、鹿島市の光武酒造場の焼酎「魔界への誘い」や伊万里市の鳥料理店「ドライブイン鳥」などの名称も登場する。 主人公の実家は温泉を営んでいるとの想定だが、そのたたずまいが唐津市の鏡山温泉にそっくり。アニメの場面と実際の場所を比較する画像もインターネットの短文投稿サイト「ツイッター」に投稿されている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く