分布が北海道東の釧路湿原にほぼ限られ、絶滅が危惧される両生類・キタサンショウウオの生息地が支援を募って土地を取得し、管理する「ナショナルトラスト」で実績のあるNPO法人の手で保全されることが決まった。きっかけは不動産の無償譲渡マッチング支援サイト。サイトを介してキタサンショウウオの生息地が守られるのは初めて。【本間浩昭】 「原野が0円」と紹介 釧路市新野に広がる原野の一部(396平方メートル)が、インターネットの「みんなの0円物件――無償譲渡物件の不動産マッチング支援サイト」に掲載されたのは5月10日。「釧路空港から車で約12分、未開拓の分譲地内にある原野が0円」と紹介された。「昭和37年に父が購入した土地を相続(中略)地主になりたい方、釧路の自然を守りたい方などどなたでもご興味のある方に譲渡させていただければ」などとアピールされていた。 サイトを見たNPO法人「トラストサルン釧路」は「ぜ
![「みんなの0円物件」で守られた湿原 キタサンショウウオ生息地 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7b0d81ab47553e11343124835c39fb303512889a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2024%2F07%2F16%2F20240716k0000m040051000p%2F0c10.jpg%3F1)