はやぶさが持ち帰った小惑星イトカワの微粒子の分析やトヨタ自動車の燃料電池研究から和歌山毒物カレー事件の捜査まで、幅広い物質の分析に使われる巨大研究施設「Super Photon ring-8 GeV」、通称「SPring-8」が年に1回の大々的な施設公開イベントを行っていたので、実際に現地に行って日本が世界に誇る最先端の研究施設の中を見学してみることにしました。 空から見ると小さな町1個分くらいサイズがあることがわかります。 まずは、「SPring-8」がどれくらい桁違いに巨大な研究施設なのかをサクッと数字で見てみると以下の通り。 面積:ディズニーランドの約3倍、東京ドームの約30倍 装置の全長:約1.5キロメートル 利用者数:約1万4000人(年間) 総工費:1100億円 電気代:約19億円(年間) 所在地は兵庫県の播磨科学公園都市内で、佐用郡と赤穂郡にまたがって存在しています。 大きな
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