記者の質問に冷ややかな視線を投げる東電の広瀬社長(左)。隣は東電記者会見で「木で鼻をくくったような答え」を返す松本純一・原子力立地本部長代理。通称ブースカ。=19日、日本外国特派員協会。写真:田中撮影= 原子力災害史上最大級の事故を引き起こしていながら恬として恥じない電力会社社長らしいコメントのオンパレードだった。東京電力の広瀬直己社長が19日、日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見した。 広瀬社長は冒頭の挨拶で「いつの日か東電は変わった。ポジティブに情報を提供していると言われるように最善を尽くす」と言ってのけた。心にもないことを言う、とはこの事である。コツコツと情報を集めて東電に痛い質問をするフリー記者を出入り禁止にした所業は、まるでなかったことのようだった。(木野龍逸記者の出禁については後段で述べる) 質疑応答が始まると広瀬社長は本領を発揮、すっとぼけ続けた。こうでなくては東電の社長
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