JR川越線は東京へ通じる埼京線と一体運用されるほか、将来的には羽田空港への直通も見込まれています。しかし、いまなお大部分が単線のまま。今後はどうなるのでしょうか。 さいたま市が「川越線の複線化に向けた技術的支援」要望 JR埼京線と直通運転を行う「川越線」の東半分、大宮-川越間は大部分が未だに「単線」のままです。そうした中、さいたま市は2025年度へ向けた国への要望に、「川越線の複線化が可能な構造に関する技術的な支援」を盛り込みました。今後どうなるのでしょうか。 拡大画像 川越線の車両(画像:写真AC)。 川越線の大宮-川越間は、埼京線と一体化した運行形態となっており、大宮-日進の1区間だけが複線で、それ以外は単線です。1日の平均通過人員は7万7625人(2022年度)におよび、単線区間としての輸送量は全国トップクラスとなっています。沿線では、10両編成の通勤電車が田園地帯の単線を行き交う光