相互扶助励行のため一人では脱着できない制服を発明したサン・シモン主義者たち。『ジェローム・パチュロ、社会的地位を求めて』(グラヴィル画) フリードリヒ・エンゲルスが『空想から科学へ』で空想社会主義者に分類したサン・シモンは、近年、フェミニストの側から、女性解放論の先駆者として再評価されているが、その教えを奉じたサン・シモン主義者たちがメニルモンタンの共同生活所で着用していたまことに不思議な制服のことは知られていない。それは、一人では脱着できず、脱着のさいにはかならずだれかに手伝ってもらう必要があった。サン・シモン主義者はこの制服が同志たちの友愛と連帯を深めると信じたのである。 なぜなのか?セックスにおいて、男女の快楽のポイントが異なるからだ。男にとって気持ちいいことは女にとって気持ちいいことではなく、女にとって気持ちいいことは男にとって気持ちいいことではないのである。私はこれをセックスの非
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