6日、厚労省が発表した4月の毎月勤労統計調査(速報)によると、労働者1人当たりの現金給与額(名目賃金)は27万7272円と前年同月比で0.8%増だった。上昇は9カ月連続だ。 「そもそも賃金上昇は、安倍政権が経済界に要求した“官製賃上げ”の影響が大きく、決して景気が上向いたからではありません。だから物価も上昇しないのです。最近公表された世界の物価指数を見ると、日本の物価低迷は明らかです。本当に先進国なのかと疑いたくなります」(株式評論家の倉多慎之助氏) 世界有数の金融グループであるUBS(本社スイス)は“ビッグマック指数”の最新版を公表した。「マクドナルドのビッグマックをいくらで購入できるか」という単純な比較だが、世界中でほぼ同じ商品を販売しているだけに、物価を測るモノサシとして民間エコノミストらは注目している。 「英経済誌『エコノミスト』も毎年、ビッグマック指数を発表していますが、こちらは
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