12月11日より、大雪の次候「熊蟄穴(くま あなにこもる)」となります。ご存知のとおり、日本にいる二種類の熊(ニホンツキノワグマ、エゾヒグマ)は冬になると冬眠(正確には冬篭り)します。温かくなる来春まで、木の根の洞などにこもって過ごします。ちなみに宣明暦では「虎始交(とらはじめてつるむ/武始交とも)」で、こちらには陰陽の「陽」の動物であるオス虎が陰の季節である冬の只中で陽の気を発動させる(春の初動)という意味があるのですが、江戸初期の和暦・貞享暦でこれを、熊の冬篭りに書き換えられました。 冬眠とは、季節性低温期(冬)に対処するため、動物が摂食・代謝を抑制して大幅に生命活動を抑制して長期間の休眠モードに入ること。変温動物の両生類や爬虫類、昆虫などは土の中や木の隙間などにもぐりこみ、完全に仮死状態となります。哺乳類の仲間は、約4000種の中で、7目183種類が冬眠することがわかっています。その
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