2020年6月、JR横須賀線向けの新型車両が姿を現し、ネットで映像が出回った。山手線の新型車両、E235系の横須賀線版だ。先頭車の形状は山手線と同じく、スマートフォンのような顔つき。ただしアクセントカラーは緑からブルーとアイボリーになった。これは横須賀線のラインカラーだ。青色が鮮やかで、玩具のような愛嬌もある。 山手線との違いはもう一つ、4号車と5号車にグリーン車が連結されている。このグリーン車2両は4月に総合車両製作所横浜事業所で落成し、4月21日に出庫した。この2両を新潟市の総合車両製作所新津事業所に回送し、ここで製造された普通車と組み合わせて11両編成が落成した。6月3日に新津駅付近で試運転が目撃されたのち、8日には横須賀線に向けて回送された。今頃は最終点検と試運転が行われているだろう。 先頭車から非常口が消えた 私が横須賀線向けE235系の映像をSNSでシェアしたところ、友人から「