定期運行を終了する、JR東日本の185系特急形電車。その登場当初、185系は「特急車両」としては注目が高くありませんでした。その背景には「できすぎた兄」の存在も、少なからず影響しているかもしれません。 185系は関東 117系は関西で 国鉄時代に登場したJR東日本の185系特急形電車が、2021年3月13日(土)のダイヤ改正で定期運転を終了します。 この電車には「兄弟」がいます。185系より1年前の1980(昭和55)年に運行が始まった、117系電車です。走行装置などが185系と同様になっています。「顔」も似ています。 117系(右)と185系(画像:写真AC、photolibrary)。 117系は、京阪神エリアの「新快速」などとして運転を開始。2人掛けで前を向く転換クロスシートの採用など、乗車券だけで乗れる車両としては上等の設備を武器に、私鉄との競争が激しい京阪神の「新快速」へ投入され
![「できすぎた兄」だった? 引退「185系 踊り子」の兄弟車両「117系 新快速」 | 乗りものニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a5c85e75f17300c1dde286526ad5ad69b43aa69a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcontents.trafficnews.jp%2Ficatch%2F000%2F016%2F591%2Flarge_210310_117_01.jpg)