W杯決勝の舞台に、日本人として初めて第4審判員、第5審判員として参加する西村雄一氏(38)と相楽亨氏(34)。国際サッカー連盟(FIFA)は10日、プレトリアで審判団の練習を公開し、2人ともリラックスした表情でランニングやストレッチなどで体をほぐした。 軽めのメニューだったが、「試合前日はいつもこんなもの。腹8分目ぐらいにして、当日思い切りやれる」と西村氏。晴れの舞台で役割を与えられたことに「とても光栄なこと。審判界だけでなく、日本のサッカーが頑張った結果だと思う。FIFAが与えてくれた機会をかみしめながら、両チームの良さが出る試合になれば」と意気込みを語った。 第4審判の役割は意外に知られていない。両チームのベンチコントロールや選手交代、ロスタイム表示はもちろん、「主審が見えないところをカバーするのも仕事。気が抜けない」と西村氏。「僕の目はウェブの目」と、今回の主審を務めるイングラン