【千葉団地殺人】後絶たぬストーカー殺人事件 いまだ多い「相談受けたが捜査せず」 (1/2ページ) 2009.7.20 17:30 つきまといや交際をしつこく迫るストーカー行為。埼玉県桶川市の女子大生殺害事件をきっかけに平成12年にストーカー規制法が成立したが、それでもなお殺人など重大事件に発展する例は後を絶たない。捜査関係者からは「ストーカー捜査の難しさ」が異口同音にもれる。 12年に発生した桶川市の事件では、ストーカー被害を受けていた女子大生=当時(21)=は何度も警察に相談。誹謗(ひぼう)中傷のビラがまかれていたことから名誉棄損罪での告訴状も出していたが、警察は動かず、最終的に女子大生は殺害された。 この桶川事件をきっかけに、同年11月に「ストーカー規制法」が成立した。行為に対し罰則が設けられたほか、警察や都道府県公安委員会が「警告」や「禁止命令」を出せるようになった。警察庁によると