ラリーファンも知らない人も魅了される作品をつくりたかった 『海猿』、『暗殺教室』、『MOZU』……数々のヒット映画をつくりあげてきた監督・羽住英一郎さんによる10年ぶりのオリジナル映画『OVER DRIVE』。題材に選んだのはモータースポーツ。公道を車で駆け抜け最速を競うラリーで世界をめざす兄弟の熱い絆と戦いの物語だ。「幼いころからモータースポーツが好きだった」という監督の、映画にかけた想いをうかがった。 はすみ・えいいちろう● 1967 年、千葉県生まれ。「踊る大捜査線」シリーズのチーフ助監督などを経て、2004 年、『海猿』で映画監督デビュー。シリーズ2 作目の『LIMIT OF LOVE 海猿』はその年の実写映画部門で興行収入第1 位を獲得。シリーズ全4作をてがける。ほか代表作にドラマ『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』、映画『おっぱいバレー』『暗殺教室』、テレビ&劇場版の『MOZ
土山しげる原作の『極道めし』が、2018年7月14日(土)より連続ドラマとして放送されることが決定した。2011年には実写映画化もされている人気作に、ファンからは「実写化にめちゃくちゃ適した作品だから絶対面白くなる」「久々に放送前から楽しみな作品がキタ!」と歓喜の声が続出している。 2006年から2012年にかけて『漫画アクション』で連載されていた同作は、様々な罪を犯して刑務所に収監された受刑者たちの物語。これといった楽しみのない受刑者たちにとっては毎日の食事だけが唯一の楽しみで、好みのおかずや特別に出されるおやつなどを食べるだけで幸せを感じていた。そんな刑務所のとある雑居房では、毎日の食事のおかずや甘いおやつなどの争奪戦がひっそりと繰り広げられている。その勝負とは部屋の者が順番に“シャバ”で食べた美味しいものの話を語り、最も旨そうな話をした者が勝者になるというもの。食べ物だけではなく、意
松本ひで吉のネット発漫画『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』が、単行本となって2018年6月13日(水)に発売された。Twitterで300万いいねを突破した話題作の発売に、「早く手に取りたい!」「ついに紙媒体で読める」と反響が続出している。 同作は、今年夏に本格オープンが予定されているマンガアプリ「palcy(パルシィ)」の、プレリリース版初期ラインナップにも名を連ねている。アプリは講談社とpixivの共同開発で、作者と読者が双方向にアクションを起こし、マンガ文化そのものを応援していくというコンセプトだ。 内容は天真爛漫な犬と、魔王のように凶悪ながら愛らしい猫との日常を描いたエッセイ的作品。主に犬と猫の習性の違いを描き、新作がツイッターに投稿される度に大量のリツイート、リプライ、いいねを獲得している。 例えば、餌を勝手に食べた後のそれぞれのリアクションのエピソードでは、犬は叱る前に反
トップレビュー注目の新レーベル・メゾン文庫の創刊第1弾!「介護」というテーマの先に浮かび上がる明るさ、やさしさとは? 『新卒ですが、介護の相談うけたまわります』(著:いぬじゅん、イラスト:uki/一迅社) いま、小説の中でもっとも熱いジャンルと呼ばれるキャラ文芸。多くの人気レーベルがしのぎを削る群雄割拠のこの分野に、6月9日より新たなレーベル〈メゾン文庫〉が誕生する。 恋愛、結婚、バディもの、食、あやかし、旅行など、現代を生きる女性の「好き」を共通テーマにして人気作家の書き下ろし新作や話題のWEB小説を書籍化。新人賞も同時開催する予定で、キャラ文芸ジャンルの起爆剤となりそうだ。 創刊第1弾の『新卒ですが、介護の相談うけたまわります』は、タイトルが表すようにテーマはずばり、介護。 舞台は、広大な敷地面積をもつ福祉施設・花の郷会。主人公は、子どもの頃からの夢だった介護職に就くことになった新卒女
2018年6月7日(木)放送のアニメ「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」第61話「砂鉄使い・シンキ」で、ボルト、サラダ、砂隠れのシンキがバトル。衝撃的な結末に大反響が起こっている。 第61話では、中忍試験の決勝戦が描かれた。トーナメントを勝ち進んだボルト、サラダ、シンキの3人が、大勢の観客の前でバトルロイヤル形式で対決することに。里の忍の優秀さを知らしめようと、木ノ葉隠れのボルトとサラダの2人を同時に攻撃するシンキ。これに対しボルトとサラダは共闘で挑むことにした。 しかしシンキの強さはすさまじく、2人でかかってもまるで歯が立たない。挑発されたサラダは果敢にも向かっていくが、シンキの攻撃をモロに受けて戦闘不能に。 シンキと1対1になったボルトは、残り少なくなったチャクラを使って“ボルトストリーム”を繰り出し起死回生の一撃を試みる。シンキの攻撃とボルトの攻
誰もが知るグルメマンガのヒット作を創ってきた大御所マンガ家7名が一堂に会する、「伝説に会おう! ~グルメマンガ家の世界~」が2018年8月4日(土)に開催される。 『包丁人味平』『ミスター味っ子』『孤独のグルメ』などのグルメマンガは、マンガ家における人気ジャンルのひとつ。伝説のグルメマンガを手掛けた大御所たちの制作秘話が聞けるトークショーはもちろん、超絶技巧を生で見られる「画力対決」や「マンガ飯 再現動画対決!」も実施。さらにマンガ家たちの私物やお宝が当たる抽選会など、盛りだくさんの内容が予定されている。 「マンガ飯 再現動画対決!」では、作品に登場する料理を再現した動画を会場で上映。マンガ家たちや来場者による審査対決が行われる。動画は広くファンから募集をかけるので、もしかしたらあなたの動画を作家たち自身に観てもらえるかもしれない。 抽選会は、大御所7名の私物やお宝をゲットできるチャンス。
薬丸岳の小説『Aではない君と』が、佐藤浩市と天海祐希の出演でドラマ化されることが決定。「素晴らしい俳優同士で楽しみすぎる」「重いテーマだけどこのキャストなら信頼出来る!」と期待の声が上がっている。 同作は、ある少年が起こした死体遺棄事件を巡る物語。会社員の吉永圭一は、ある日一人息子・翼が逮捕されたという知らせを受けた。翼は弁護士に何も語ろうとせず、最初に担当となった弁護士もギブアップ。吉永は少年法十条に保護者が弁護士に変わって話を聞ける“付添人制度”があることを知り、後任弁護士・神崎京子と共に事件の真相と向き合っていく―。 作者の薬丸は、『天使のナイフ』や『友罪』など少年犯罪をテーマにした作品を多数手がけており、『Aではない君と』では第37回吉川英治文学新人賞を受賞。読者からは「子を持つ親として学ぶことが多かった」「親子が向き合う場面で涙が止まらない」「読んでて苦しくなったけど、読み切って
中学英語でもネイティブときちんと会話できるヒントを紹介した、『「おとなの英語」言い方のコツ』が2018年6月11日(月)に発売された。 同書は、TOEIC400点レベルの中学英語を品のある大人の英語に変える3つのコツを、イラストを使ってわかりやすく解説したもの。中学英語でもドギマギせずに、礼儀正しく堂々と英語を話せるようになっていく。キーワードは、「言い換える」「文を飾る」「文をつなぐ」の3つだけ。 まずは子どものときから知っているフレーズをいったん手放して、「言い換える」ことから始めてみよう。実は日本人が当たり前のように使っている英語には、外国人にとってとても奇妙に聞こえるフレーズがたくさんある。
『ババア★レッスン』(安彦麻理絵/光文社) かつて女性たちにとって、30歳はひとつの区切りとして考えられていた。「アラサー」という言葉が生まれたのは、そうした事象をとらえていると思う。女性たちは20代後半になりアラウンド・サーティーに差し掛かると、カウントダウンを始める。30までに結婚して子どもが欲しい。そう思って、必死に結婚相手を探したものだ。 ところが現在、30そこそこの女性は若くて美しい。キャリア的にもようやくおもしろくなってきた時期にあたり、当人たちもまだまだ「おばさん」と呼ばれるような年齢になったとは思っていないし、周りもそう思っている。実際にはアラサーを過ぎても、アラフォー、アラフィフと次のステージが待っているのだが。女性はいつから「おばさん」になるのか。その答えのひとつとして『ババア★レッスン』(安彦麻理絵/光文社)は参考になるかもしれない。 本書は女性にとってはありがたくな
白いボディに黒い垂れ耳がチャームポイントの、いつも自信にあふれた愛らしいビーグル犬。たとえキャラクターものに疎い人でも、アメリカの有名漫画『PEANUTS(ピーナッツ)』に登場する、”スヌーピー”を知らない人はいないでしょう。 『SNOOPYの刺繍 君といつも一緒に』(チャールズ・M・シュルツ/KADOKAWA)では、世界中で愛され続けるスヌーピーと楽しい仲間達のかわいらしい刺繍が、季節のめぐりに合わせた小物とともに、たっぷり紹介されています。 例えば、“春の暮らしとスヌーピー”の章では、真っ白のスリッポンに。左足にはバットを持ったチャーリー・ブラウン、右足にはグローブを持ったスヌーピーがあしらわれています。履いたらすぐにでも出かけて、誰かに見せたくなっちゃうくらいのかわいさです。 刺繍した布をカードに仕立てた、グリーティングカードも素敵です。おなじみの犬小屋から何かを見つめるスヌーピー、
『羊と鋼の森』(宮下奈都/文藝春秋) 羊。鋼。森。一見、どう関連するかわからない3つの単語。それらはすべてピアノの中に広がる森を意味している。羊の毛のフェルトでできたハンマーが鋼の弦を叩くと、木材で出来た体からあたたかな音を響かせるピアノ。そんなピアノの中の世界に魅了された青年の物語、宮下奈都氏の『羊と鋼の森』(文藝春秋)がこれからますます大きな話題を呼びそうだ。 本作は、一流の調律師を目指す青年の成長と葛藤の日々を描いたもの。2016年に「本屋大賞」を受賞したこの作品が、今年、山崎賢人主演で実写映画化された。 主人公は北海道の山奥の村出身の外村直樹。彼は高校2年の時にピアノの調律師・板鳥宗一郎に出会う。板鳥が調律したピアノから鳴る音に故郷の森の匂いを感じた彼は、ピアノをまともに弾いたことさえないのにもかかわらず、調律師の道を進むことを決意。専門学校を卒業後、板鳥と同じ楽器店に入社し、もが
アメリカの経済誌ハーバード・ビジネス・レビューによれば、「世界で英語を話す人の約8割弱が非ネイティブ」だという。つまり、世界で英語を話す人の大半は母国語とは別に学んで英語を身につけた人々なのだ。ときに先進国の中でも日本人は英語下手と言われる。日本と海外の英語教育は何が違うのだろうか? 「日本人は英語を難しく考えすぎています。すでに義務教育で英会話の土台はできています」と、『世界で活躍する日本人エリートのシンプル英語勉強法』(ダイヤモンド社)の著者・戸塚隆将さんは訴える。ゴールドマン・サックスに入社し、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得したという、いわばエリートの彼でも、本格的な英語学習を始めたのは社会人になってからという。 日本人は「できる、できない」の二択で考えがち。ネイティブスピーカーのように喋れなければダメだと気負いすぎているのだという。現にゴールドマン・サックスの内で使わ
DV癖のある父親からの逃亡生活が綴られたエッセイ漫画『ほとんど路上生活』が、2018年6月2日(土)に発売された。 同書は、著者・川路智代が中学生の頃に体験した出来事をもとに描いた物語。人気バラエティ番組「激レアさんを連れてきた。」で紹介され話題を呼んだ実録エッセイ漫画が、ついに単行本化された。諸事情により番組では放送できなかった衝撃の事実や、書き下ろしの4コマ漫画を多数収録している。 ギャンブル狂でDV癖を持つ父親に耐えかねた一家は、「夜逃げ」ならぬ「昼逃げ」を決行。しかし逃げこんだ先はお風呂や台所はおろか、玄関のドアすらない宴会場だった。虫との共生や容赦のない雨風、直撃する四季、次々と現れる謎のおじさん軍団など、目を背けたくなるような圧倒的現実をポップに描いた1冊だ。
ハチとアリの知られざる一面を綴った昆虫記『蜂と蟻に刺されてみた―「痛さ」からわかった毒針昆虫のヒミツ』が、2018年6月8日(金)に発売された。 同書は、「シュミット指数」を考案したジャスティン・シュミット博士による昆虫エッセイ。およそ100種類以上の昆虫に刺された経験を生かして、その痛みを毒液や生態と関連させながらハチとアリの知られざる一面を明かしていく。 「シュミット指数」とは、シュミット博士が自ら虫に刺された時の痛さを数値化した尺度。痛みの強度はレベル1からレベル4の4段階。セイヨウミツバチに刺されたときの痛みをレベル2として基準化し、痛みの強度を記録している。 自ら刺されるというシュミット博士の研究スタイルは、「虫に刺されたがる物好き」と評されるほどインターネットでたちまち人気に。しかし実は他の人が刺されるように仕向けたり、もう刺されるのはうんざりとこぼしている。伝説のように語られ
『葬式格差(幻冬舎新書)』(島田裕巳/幻冬舎) あなたは葬儀の際に葬儀社が提示する費用やプランが適切であるか、正しい判断をすることができる自信をお持ちだろうか。 そもそも、葬儀費用と一言でいっても祭壇や棺といった式場の準備のお金だけではなく、通夜や告別式での飲食や返礼品に要する接待費用、お坊さんなどに支払う読経料や戒名料などさまざまである。また、宗教や宗派によって式の内容や必要となるものが異なるため金額がわかりにくい。そして、何より葬式というのは状況が状況だけに、つい葬儀社から言われるままに決めてしまいやすく、また、他人と気軽に情報交換できるような話題でもないため、いわゆる一般的と言われている周囲の状況に合わせて行う人は少なくないのだ。 そんな不明瞭な葬儀の実態を明確に指摘し、現代の日本人と人の葬り方との関わりについて著した本がある。『葬式格差(幻冬舎新書)』(島田裕巳/幻冬舎)だ。意外に
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