2018年7月20日(金)に放送された『金曜日のスマイルたちへ』では、発達障がいを持つピアニスト・野田あすかさんが登場。同じく発達障がいを抱えるタレント・栗原類さんも母と共に出演し、「発達障がいの実態を知れてよかった」「もっと深く理解したい」と反響を呼んでいる。 同番組で発達障がいが取り上げられるのは、今回で3回目。番組では発達障がいについて、持って生まれた脳の機能障がいだと解説。言葉やコミュニケーション、運動などが人並みに出来ず、生活の支障となる症状が現れてしまう。文部科学省が2012年に行った調査によると、通常学級の小中学生のうち15人に1人が発達障がいの可能性を抱えている。 「自閉症スペクトラム障がい」と診断された野田さんは、視覚情報をうまく処理できないという症状を乗り越えながら自ら作曲もこなしている。2018年3月には、初のオリジナルCD「哀しみの向こう」を発表。全国ツアーも開催し
「内田彩、きっかけの10曲」インタビュー後編は、事前にセレクトした10曲の中から5曲について、そして新曲“Bright way”、これまでの活動を振り返って思うことを語ってもらった。今回、あえて10曲に絞って話を聞いてみたが、50曲入りのComplete Boxを何度も聴きながら思うのは、「どの曲も等しく愛着を持てる曲たちである」ということだ。ライブを重ねるごとにアレンジに工夫が加わり、演出が施されたり、パフォーマンスの精度が高まることで、内田彩の楽曲はますます輝きを増している。陳腐な表現かもしれないけど、聴き手の愛情が注がれることで楽曲が磨き上げられていく、それをここまで実感させてくれるアルバムは、なかなかないと思う。ベストアルバムではなく、全曲入りのBOXとしてリリースされることには、とても大きな意味がある。今後、ここに加わっていく曲たちも、きっと新鮮な驚きとライブ空間における熱狂を伴
『センチメントの行方』(榎本ナリコ/幻冬舎コミックス) 若さこそ女の武器だ、とは思わないが、電車に乗っていて制服を着た女子高生たちの姿を見ていると、やっぱりちょっと「かなわないな」と思う瞬間がある。ハリのある肌、ツヤのある髪、澄んだ瞳、みずみずしい空気感。そんな圧倒的な強みにまるで気づいていないかのような、危うさ。そんな無防備な少女たちについ目を引き寄せられてしまう。 20年前に発売された『センチメントの季節』(全8巻)では、著者の榎本ナリコがそんな少女の性をエロティックかつ鮮やかに描いた。登場する少女たちは、どこかちょっと小悪魔的で、表情をコロコロ変える。空っぽな自分に虚しさを感じて落ち込むときもあれば、そんな彼女たちに手を差し伸べる大人を容赦なく傷つけたりする。少女たちの心を理解しようとするのは、空を掴むようなものだ。 そんな『センチメントの季節』の続編のような形で発売された、『センチ
しかし、「そんなこと」を20年以上やり続けているのが『空想科学読本』の著者・柳田理科雄先生だ。『空想科学』シリーズはいまや累計500万部を突破する大人気シリーズ。近年は児童書にも進出し、『ジュニア空想科学読本』が全国の小中学校でブームになっていたりする。 そんな柳田先生の最新刊『空想科学読本~滅びの呪文で自分が滅びる!~』が、7月24日角川文庫で発売された。この角川文庫シリーズは過去に2冊刊行されており“20年間の歴史の中から厳選した傑作原稿を収録する”というコンセプトで人気を博している。 この文庫シリーズのすごいのは、傑作原稿をすべて書き直しているところだ。柳田先生は「文庫化」の意味を間違えているのかもしれない……。 しかも今回の「まえがき」では、22年前の自らの間違いを謝罪している。 『ウルトラマン』の最終回に登場した怪獣ゼットンは、1兆℃の火の玉を吐く。これに関して僕は、最初の『空想
大ベストセラー『ぼく、オタリーマン。』でお馴染みのよしたに先生が描く「理系の生態」。 エッセーシリーズは累計220万部突破! 伊藤淳史さん、真野恵里菜さん主演の実写ドラマDVDも大好評発売中! 「理系」の屁理屈はますます絶好調! 2018年1月12日より、ダ・ヴィンチニュースにお引っ越しして連載再開です! 【著者プロフィール】 よしたに 元システムエンジニア、現在漫画家。長野県出身、現在は東京の下町在住。1978年生まれのおひつじ座。好きな野菜は茄子。 『ぼく、オタリーマン。』(全6 巻)、『理系の人々』(全6巻)、『新理系の人々』(全3巻)、『ガンダム系の人々』(1~2巻、以上すべてKADOKAWA)、『ぼくの体はツーアウト』(全8巻)『いつかモテるかな』(全4巻、以上すべて集英社)などのコミックエッセーシリーズは累計220万部を突破。 最新刊『新理系の人々 いのちを救え! 防災プロジェ
1stアルバム『アップルミント』から、最新シングル『So Happy』までに内田彩が積み上げてきた楽曲は、49曲。そこに、TVアニメ『百錬の覇王と聖約の戦乙女』オープニングテーマになっている新曲“Bright way”を加えた、50曲入りの『AYA UCHIDA Complete Box ~50 Songs~』がリリースされた。最初は戸惑いもありながら始まった内田彩の音楽は、すべての楽曲に深く思い入れを注ぐ聴き手を次々に増やし、そのことが彼女の自信にもつながって、豊かな表現へと進化を遂げてきた。50曲入りのComplete Boxは、その過程と現在の充実ぶりを示す、とても聴き応えのある3枚組アルバムになっている。今回は、2014年11月に歩みを始めた内田彩の音楽活動における「きっかけの10曲」をセレクト。そのうち5曲と、まさに今佳境であるワンマンライブツアーの一発目、パシフィコ横浜公演につ
『ひといちばい敏感な子』(エレイン・N・アーロン:著、 明橋大二:翻訳/ 1万年堂出版) 突然だが「HSC(Highly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子)」という言葉を知っているだろうか。子ども全体の15~20%の割合で存在するといわれているが日本での認知度はまだ低い。HSCは、生まれつき人一倍敏感な感覚を持っている。そのためママ友や学校の先生から「他の子と違う」と言われてしまったり、発達障害だと思われてしまったりすることも多い。親自身もどう我が子と向き合っていけばよいのか悩んでしまうこともある。そんな悩みを解決すべく、日本初のHSC解説本『ひといちばい敏感な子』(エレイン・N・アーロン:著、 明橋大二:翻訳/ 1万年堂出版)から全4回に分け、成長段階ごとにできるHSCの我が子への接し方をご紹介している。最終回の本稿では、思春期から青年期の接し方を見ていこう。 ■思春
『世界基準の子どもを育てる 成功する家庭教育 最強の教科書』(講談社) 『世界基準の子どもを育てる 成功する家庭教育 最強の教科書』(講談社)は、幼児から大学受験生までを一緒に学ばせるという画期的な無学年指導を行って6年目になる「ブルーマーブル英語教室」の代表・廣津留真理さんの著書。廣津留さんは、長女を公立校からハーバード大学入学へと導いたことでも知られる。 本書では、廣津留さんが「グローバル時代に通用する子どもを育てる」ために長女に行った家庭教育の、考え方やノウハウが紹介されている。本書を読めば、“本当に必要なこと”を学ぶ場は、学校ではなく家庭だということに気づくはずだ。英語の学習方法を読んでいても、いわゆる学校で学ぶような常識が覆されることの繰り返しだった。 ●アルファベットの書き取りはしない 廣津留さんのメソッドの中には、「暗記が大事」という考え方が常にある。それは、言葉を覚え始めた
『「いらないモノ」が教えてくれること』(ケリー L.リチャードソン:著、住友 進:訳/彩図社) 仕事も恋も、なぜだかうまくいかない…その理由は、溜め込んだ「ガラクタ」の中から見つかるかもしれません。今すぐにでも「ガラクタ」を処分したくなるのが『「いらないモノ」が教えてくれること』(ケリー L.リチャードソン:著、住友 進:訳/彩図社)です。ケリー L.リチャードソン氏は、ライフスタイルデザイナーであり、100人以上のクライアントを抱えるコーチングの教師としても活躍中です。 本書は、著者のケリ―氏と同居人のメリッサの引っ越し体験から始まります。小さなアパートから、郊外の大きな家に引っ越ししたことで、たっぷりの空間を得た2人は、ショッピングを楽しみ、たくさんのモノを所有するようになります。しかし次第に、所有することの豊かさよりもモノに支配される息苦しさを感じるようになり、家を売ることを決めます
『自律神経どこでもリセット! も〜っとずぼらヨガ』(崎田ミナ:著、福永伴子:監修/飛鳥新社) ヨガが身体に良いのは分かっているけれど…。かれこれ5年以上前、一念発起して近所のスポーツジムに通っていた私。ヨガスタジオの片隅で見よう見まねでポーズを取ってはみるものの、鏡に映った自分は想像以上に無様で心が折れそうになり挫折した苦い経験があります。 その後しばらくは会費がもったいないから通ったものの、ありとあらゆる言い訳を並べ立て、いつしか足が遠のいてしまいました。自宅でもWii Fitを引っ張りだして、何度かヨガプログラムを試したことも。ストレッチや呼吸法のDVDだって、既に何枚も持っています。しかし、根っからのずぼらな性格が災いし、何をやっても結局長続きしませんでした。 そんな私の目に留まったのが、『自律神経どこでもリセット! も〜っとずぼらヨガ』(崎田ミナ:著、福永伴子:監修/飛鳥新社)とい
もとは「投資信託」初心者だった田中よーちんさん。 このマンガの連載とともに実際に投資信託に取り組みながら、理解を深めていきました。 「まずは無理なく投資に回せる金額を考えて、“積立”を選択。2017年1月末に『日経225』『先進国株式』『先進国債券』『国内リート』の4つを3,000円ずつ積み立てはじめました。1ヶ月1万2,000円の投資ならば、さほど家計に影響しませんので」 はじめてみて気になったのは、やはり分配金。 「国内リートがマイナスになりだし、8月に売却。他の3ファンドは順調にプラスになっていきました。が、分配金が入るものだと思い込んでいたため、決算日になっても分配金が入らずにガッカリしました」 よーちんさんはひとつの決断をします。 「とにかく分配金とやらをもらってみたいんだ!という気持ちだけで、毎月決算型のファンドを1万円分購入しました。1ヶ月にもらえる分配金は190円程度ですが
『学歴フィルター』(福島直樹/小学館) 学歴フィルターという言葉がある。就活などの場面で、企業が学歴のみを理由に学生をふるいにかけることを指してこう言う。一部では「学歴差別」などと言われ、批判の対象にされがちな学歴フィルターだが、そもそもこれはなぜ存在しているのだろうか? なぜ企業は学歴にこだわるのか、また企業の学歴フィルターを突破するにはどうすればいいのか? それを紹介したのが『学歴フィルター』(福島直樹/小学館)である。 そもそも、本当に学歴で優秀な人材かそうでないかは測れるのだろうか。企業側の意見としては、これは「YES」と考えられているようだ。本書曰く「優秀な学生」の出現率は出身大学の偏差値に在る程度比例しているという。企業側から見て、偏差値の高い大学の学生には優秀と感じられる人材が多いのだそうだ。つまり、より優秀な就活生を捕まえたい企業側としては「偏差値の高い大学の学生だけを集め
『いじめで死なせない: 子どもの命を救う大人の気づきと言葉』(岸田雪子/新潮社) LINEや掲示板などでの「ネットいじめ」が世間で騒がれるようになっても、私には何が問題なのか分からなかった。子供の頃にいじめられた経験からすれば、いじめから逃れるうえで一番の問題は学校という閉ざされたコミュニティーからの脱出方法だったし、悪口を言われたり物を隠されたり、あるいは暴力を振るわれたりしたとして、大人に助けを求めようにもその被害を証明するのが難しかった。それに対して、ネットでのいじめにおける悪口などは電磁的記録が残るし、暴力行為を動画撮影するというように加害者自身が証拠を残してくれて、学校以外のコミュニティーを探すのも容易なのだから、どうしてまだ死を選ぶ子供がいるのか理解できなかったのだ。しかし、『いじめで死なせない: 子どもの命を救う大人の気づきと言葉』(岸田雪子/新潮社)を読むと、いつの間にか私
『「自己肯定感」をもてない自分に困っています』(長沼睦雄:著、マエダヨシカ:イラスト/宝島社) 自己肯定感をもてずに悩む人たちに向けて、自尊心を育む方法、あらゆるストレスから解放される方法を専門の精神科医が教えるコミックエッセイ『「自己肯定感」をもてない自分に困っています』(長沼睦雄:著、マエダヨシカ:イラスト/宝島社)が刊行された。 本書の著者は感覚統合療法やトラウマ治療を学び、発達についてさまざまな視点から多くの人を診てきた医師・長沼睦雄氏。 長沼氏は本書の中で、素の自分を出せなかったり、他人の言動に振り回されたりといった、生きづらさを抱えている人たちには「自己肯定感」が低いということが関係しているという。そして、ネガティブになりやすいのは性格ではなく、幼少期のちょっとしたトラウマや心の傷が原因になっている場合が多く、意識のもち方で変えていくことができるという。そのためにはまず、「知識
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