秋の夜長に読書とよく言うように、手軽な「文庫本」で、本の世界に浸ってみませんか? お酒を嗜むように、本を嗜みながら極上の自分時間を味わってみませんか?
『はたらく細胞』(清水茜/講談社) 夏アニメが終わり続々と秋アニメがスタートしているが、好きなアニメが最終回を迎えてロス真っ只中の人も多いはず。そこで、先日Twitterで募集した「#今期好きだったアニメを3つ挙げる」の結果を発表しつつ、人気の高かったアニメを振り返ろうと思う。この企画には、合計137名が参加した。 ◆まずは、ベスト5に輝いた夏アニメ 1位:「はたらく細胞」68票 1位は、圧倒的人気を誇った「はたらく細胞」。細胞を擬人化し、人の体内を「世界」として描くという異例の作品。専門家から学的に見ても素晴らしい出来だと絶賛されており、ちょっとドジで方向音痴な新人赤血球、赤血球を見守りながら細菌やウイルスと戦う白血球(好中球)、小さい体で一生懸命頑張っている血小板などキャラクターも非常に魅力的で、各キャラクターにファンがついていた。 2位:「殺戮の天使」40票 2位は、比較的若い世代を
夏アニメが終わり、秋アニメが続々と始まるこの季節。推しアニメの終わりに寂しさを感じながらも、これから始まるアニメに期待を寄せているアニメファンは多いはず。そしてクールの切り替わりの時期といえば、今やお馴染みとなったPV視聴イベント「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したらどのくらいつづきをみたくなるのだろうか?」、通称“つづきみ”の時期でもある。 つづきみは、1話も観ずに終わる“ゼロ話切り”を撲滅するべく立ち上がった「ゼロ話切り撲滅委員会」によってクールごとに行われているイベント。9月26日に行われた第9回も、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん、女優でタレントの結さんが司会を務めた。また、コメンテーターとして、アニメジャーナリストのリチャード・アイゼンバイスさんも登場。イベントの様子はニコニコ生放送で中継され、多くのアニメファンが視聴し盛り上がった。 挨拶のあと
大ベストセラー『ぼく、オタリーマン。』でお馴染みのよしたに先生が描く「理系の生態」。 エッセーシリーズは累計220万部突破! 伊藤淳史さん、真野恵里菜さん主演の実写ドラマDVDも大好評発売中! 「理系」の屁理屈はますます絶好調! 2018年1月12日より、ダ・ヴィンチニュースにお引っ越しして連載再開です! 【著者プロフィール】 よしたに 元システムエンジニア、現在漫画家。長野県出身、現在は東京の下町在住。1978年生まれのおひつじ座。好きな野菜は茄子。 『ぼく、オタリーマン。』(全6 巻)、『理系の人々』(全6巻)、『新理系の人々』(全3巻)、『ガンダム系の人々』(1~2巻、以上すべてKADOKAWA)、『ぼくの体はツーアウト』(全8巻)『いつかモテるかな』(全4巻、以上すべて集英社)などのコミックエッセーシリーズは累計220万部を突破。 最新刊『新理系の人々 いのちを救え! 防災プロジェ
NHKの「ドキュメント72時間」が筆者は好きだ。喫茶店やバスターミナルなど、定点観測ポイントに72時間、カメラを固定。訪れた人々が自身の人生を語る。人の数だけいろんなドラマがある。 『こころ傷んでたえがたき日に』(上原 隆/幻冬舎)もまた、市井の人々の悲喜こもごもが味わえる1冊だ。収録された22本のエピソードは、『正論』に今年3月の連載終了までの9年間に、著者が書いた100本から選りすぐったもの。 ちなみにタイトルは石川啄木のこんな歌からとっている。 つまり、人生でつらいことがあったら(もちろんなくても)読む本なのである。 ■60年間、休まず新聞配達を続けた男性の宝物とは? 本書より、「新聞配達六十年」と題された1篇を紹介しよう。 京都市左京区にある朝日新聞販売所のアルバイト配達員、国枝晃二さん(74取材当時)が主人公だ。著者は配達にも密着し、インタビューと交え、国枝さんの人となりや人生模
『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』(借金玉/KADOKAWA) ADHD(=注意欠陥多動性障害)という概念は、近年知名度が格段に上がっているが、簡単に解説を加えておくと、これは「不注意」「多動性」「衝動性」という点に問題がある障害だと(かなりざっくりだが)定義されている。 よくある症例の具体例を挙げると、例えば、公共料金の支払いを完全に忘れて電気とガスが止まったり(水道だけはかなり待ってくれる)、行きたいお店があっても行列に並べなかったり、唐突に脳(思考)だけが全速力でギュルギュルと回り始めて目の前の作業が完全停止してしまったりなど。ほかの人が難なくできることが困難だったり、もしくは社会に合わせようと物凄いエネルギーを食ってしまい、生きづらいと感じている傾向が大きい。 そんな発達障害に悩む人々の多くが日々の生活の参考にしている「発達障害就労日誌」というブログがある。その
人気マンガを原作として実写ドラマ化もされた『孤独のグルメ』は、“おひとり様文化”を牽引する人気番組だ。人目を気にせず気楽に自分の食べたいものを食べ、それをじっくり楽しむ。それができる人は「孤独」を楽しんでいると言えるだろう。 『孤独の達人』(諸富祥彦/PHP研究所)は、「孤独」を掘り下げ、内面的な充足を得る「深い自己」を味わうための指南書である。本稿では本書から、そんな「深い自己」を得るためのヒントを紹介していきたい。 ■あなたの「孤独」はどのタイプ? 孤独の様相を分析すると 著者によると、孤独にはおおまかに分けて3つの様相があるという。 【1】社会的孤立。離婚、死別、破談、失職などがもたらす、さみしくつらい孤独。「非選択的」な孤独。 【2】自由と解放の孤独。しがらみや同調圧力から解放された孤独。主体的に選択し直された、「選択的」な孤独。 【3】深い孤独。静かに己と向き合い、自己の内面を見
今でこそ広く知られるミニマリストや断捨離が一般化する以前、2000年に『「捨てる!」技術』がベストセラーとなった辰巳渚さんの最新作『おとなママの会話術 いい関係をきずく ことば選びと使い方』(岩崎書店)が刊行されました。 本書では、子育てをする上で避けては通れないママ友、学校、ご近所などの人付き合いにフォーカス。自分は普通に接したつもりなのに、なぜか誤解されたり、周囲から浮いてしまったり、今までにない人間関係にストレスを感じるママは少なくありません。子どもや学校と関わったり、人付き合いの幅を拡げるチャンスではあるものの、生活環境や価値観が異なる人と関係を築くのはなかなか難しいのも事実…。 そこで大事なのが「ことば」です、と語るのが著者の辰巳さん。本書では、ママ友・学校・ご近所などの人付き合いで、よくある悩ましい場面をピックアップ。こんなときどうすればというシチュエーションごとに「魔法のフレ
『お母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?−−もっとラクに! もっと自由に! ワクワク輝いて生きるために大事なこと』(心屋仁之助/廣済堂出版) あなたは自分の母親が好きだろうか。それとも正直、嫌いだろうか。盆に帰省した人は、母親との会話を思い返してほしい。勉強や仕事、家族のことを褒められただろうか。または、「将来はどう考えているの?」「いつ結婚するの?」「収入は?」「不安だわ…」などと心がえぐられることを言われただろうか。多くの人は、年末年始に帰省するだろう。その帰省、常識とはいえ、どうしてもしなければならないのだろうか。 『お母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?−−もっとラクに! もっと自由に! ワクワク輝いて生きるために大事なこと』(心屋仁之助/廣済堂出版)は、主要人物2人の会話形式で、「帰省」「母親との関係」そして「自分の生き方」を見つめ直す。 主人公は、母親の小言に嫌
『日経WOMAN別冊 やせる食べ方』(日経BP社) 毎食きちんと食事を摂っていますか? 忙しさを理由に、食事代わりに甘いものを食べたり、夕食が遅くなったので朝食を食べなかったりして、その結果、疲れやすくなったり、冷え性、肌荒れ、睡眠不足、生理不順などで悩んでいたりしませんか? この不調は、あきらかに栄養不足がもたらしたものです。これでは、普段の仕事にもきっと支障が出てきてしまうはず。 そんな悩める女子には、『日経WOMAN別冊 やせる食べ方』(日経BP社)はいかがでしょう。ここでは、ダイエット、疲れやすい、便秘体質といった、女子が気になるワードごとに、「食べ方の改善」ノウハウが紹介されていて、無理なく体の悩みを解消してくれます。 さらに、文章だけでなく、まんがでも説明があるので、より理解を深めることができます。 そこで、今回はこの中から、女性ホルモン力をUPさせ、「太らない&疲れない体」に
男の子は力が強くて暴れん坊。女の子より成長が遅い。ジッとしていられず手が掛かる…。男の子を育てるには“覚悟”が必要と思い込んでいませんか。でも男の子って、そんなに難しくないんです。ほんのちょっとの違いがあるだけ。 例えば男の子と女の子では、身長・体重といった体格、コミュニケーション能力や社会性、生活スキルなど、何かと「女の子の方が早い」「優れている」と思われがちです。ですが本当のところはどうなのでしょうか。 そんな疑問を解決してくれる育児本が登場しました。『はじめてママ&パパの 0~6才 男の子の育て方』(渡辺とよ子:監修/主婦の友社)です。この本は、豊富な図と写真でわかりやすく解説されている「実用No.1シリーズ」。医師や学者による最新の研究データをもとにまとめられています。 男の子に特化した育児本というと、保育者や教育者の体験をもとに執筆されたものが多いなか、画期的な書籍の登場です。マ
『「サラダチキン」「鶏むね肉」の絶品おつまみ』(検見崎聡美/青春出版社) 今や定番食材の1つとなっている「サラダチキン」。安価で高たんぱくな鶏むね肉をより手軽に食事に取り入れられるとあって、いざという時のためにと買い置きしている人も多いはず。サラダチキンはそのまま食べてもしっとり柔らかくて美味しいのだが、アレンジにも非常に向いていて、様々な味付けと相性が良い。先日、そんなサラダチキンを使って作れる料理を3行で教えてくれる『「サラダチキン」「鶏むね肉」の絶品おつまみ』(検見崎聡美/青春出版社)という本が出版された。 本書は、「サラダチキン」と「鶏むね肉」を使って作るおつまみに特化したレシピ本。かけるだけ、混ぜるだけのものから電子レンジやトースターで作るものまで、とにかく簡単で料理初心者でも安心して作れるものだけが集めてある。筆者もサラダチキンはよく買うので、これはぜひとも試してみたいところ。
『顔に魅せられた人生』(宝島社) 第90回アカデミー賞で、辻一弘さんは他2人とともに、メイクアップ&ヘアスタイリング賞に輝いた。作品は『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』。第二次世界大戦中のイギリスを舞台に、チャーチル首相の葛藤を描いた傑作だ。主演のゲイリー・オールドマンも主演男優賞を獲得したが、イギリスを代表する名優の最高の演技は辻さんのメイク技術によって引き出されたといってもいい。 メイクアップアーティストとしてハリウッドで活躍してきた辻さんの半生を、本人の言葉で振り返る一冊が『顔に魅せられた人生』(宝島社)である。若くして世界に飛び出し、スケールの大きい仕事を何本も手がけてきた辻さんが考える「夢を叶える力」や「プロフェッショナルの矜持」は、日本人の心に響くはずだ。 1969年、京都に生まれた辻さんの周りには伝統工芸の店があふれていた。自然と「ものづくり」に興味を持
『「ショッピングサイト」の新しいカタチ クラウドファンディングでおトク生活』(板越ジョージ/ゴマブックス) 日本でも浸透しつつあるクラウドファンディング。何かの企画を実現したい起案者が、不特定多数の人たちから、資金を集める仕組みだ。近年では、日本国内でも「キャンプファイヤー」や「レディーフォー」など、関連するネット上のサービスが注目を集めている。 アメリカを発祥とするクラウドファンディングだが、東日本大震災をきっかけに認知度を向上させた経緯もあり、日本国内では主に“寄付する”というイメージが根強い。しかし、本国のアメリカでは“ショッピングサイト”として定着していると教えてくれるのは、国内外でクラウドファンディングの啓発に努める板越ジョージさんによる著書『「ショッピングサイト」の新しいカタチ クラウドファンディングでおトク生活』(ゴマブックス)である。 クラウドファンディングについての基礎か
『まんがでわかる LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット:著、星井博文:原作、松枝尚嗣:まんが/東洋経済新報社) これからの時代、多くの人が100年以上生きるようになるといわれている。それに伴って、“人生100年時代”という言葉をよく聞くようになった。2016年に発売された『LIFE SHIFT』(リンダ グラットン、アンドリュー・スコット:著、池村千秋:訳/東洋経済新報社)では、従来の教育→仕事→引退というライフステージが変化していく未来を予測し、大きな反響を呼んだ(現在、30万部のベストセラーになっている)。 こうした考え方を踏まえ、最近のビジネス書では“人生100年時代”に備えた生き方、働き方を提案するものが多く刊行されている。本稿では、先日発売された『LIFE SHIFT』のまんが版『まんがでわかる LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン、アンドリュ
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