www.mysql.comのDeveloper Zoneでは,MySQLそのものをはじめとして様々なツールがダウンロード可能な状態で公開されている。新しいバージョンやツールがリリースされると,何らかの形で告知される。中には,突然ひっそりと公開される場合もある。今回,紹介するMySQL Query Browserもその例だろう。 MySQLのGUIツール これまで,本コラムでは,MySQLのGUIツールとしてMySQL Control CenterとMySQL Administratorを紹介した(写真1[拡大表示])。 MySQL Control Centerは,データベースの管理からデータの操作まで,幅広く対応できるツールだ。「第2回 MySQL純正GUI管理ツールの開発が進む」(2003/11/10)にて紹介した。当時は,バージョン0.9.3-betaであったが,現時点ではバージョン0
もとは、androidのN2TTSやVocalizerという読み上げアプリ用に作ったユーザー辞書(読み替え単語集)です。 最近のTTSエンジンは十分に賢いので、このユーザー辞書を使うと、かえって読み上げ精度や抑揚が悪くなるかも。 (例:「青瓦台」は、googleテキスト読み上げでは「セイガダイ」と正しく読めるが、マイクロソフトのHarukaでは「アオガワラダイ」と読んでしまうなど、TTSエンジンによって得意・不得意がある) ベクターのフリー辞書などを転用して、時代小説などに頻出する地名や人名などを登録してみました。 TabSpeechというChromeプラグインでユーザー辞書(読み替え)のデータベースを指定できるので、このデータベースも利用できると思います。 ★ユーザー辞書を充実させるため、単語追加歓迎します。 ただ、隆盛(人名でのタカモリ、普通名詞のリュウセイ)とか意味によって読み方が変
もう1つの、DBのかたち、分散Key-Valueストアとは:分散Key-Valueストアの本命「Bigtable」(1)(1/3 ページ) RDBとは別の、クラウド時代のデータベースとして注目を浴びている「分散Key-Valueストア」。その本命ともいえる、Googleの数々のサービスの基盤技術「Bigtable」について徹底解説 クラウド時代のデータベース「分散Key-Valueストア」 グーグルがインターネットの世界をここまで席けんできた最大の理由は何でしょうか。実は、それは同社の優れた検索技術ではありません。グーグルが成し遂げた最も大きなブレークスルーの1つは、同社が生み出した巨大な分散データストア、「Bigtable」にあります。 Bigtableは、Google検索をはじめ、YouTubeやGoogle Map、Google Earth、Google Analytics、Goog
昔DECという会社があった。米国のハードウェアベンダーだ。それでもIBMの次に大きいコンピュータベンダーだった。80年代前半飛ぶ鳥を落とす勢いでVAXというコンピュータを引っさげてIBMを追撃していた。年率二桁成長を何年も続けていた。コンピュータ産業は垂直統合の会社に支配されていた。ハードウェア(VAX)、OS(VMS)、コンパイラ、RDBMS、各種ミドルウェア、開発ツール(エディタ、リンカ、デバッガなどなど)、アプリケーションすべて上から下まで自社製品だった。 何か問題があれば、それがプロセッサの問題でもOSの問題でもRDBMSの問題でも、何から何まで自社で完結していたのでどーにかなった。どーにかした。それが垂直統合というわけだ。あこがれのエンジニアは社内にいた。VAXのアーキテクトもVMSのアーキテクトもVAX FORTRANのプロジェクトリーダもVAX Rdb/VMSのプロジェクトリ
「PupSQLite」は、フリーで利用できる軽量データベースエンジン「SQLite」のデータベースをGUIで管理できるソフト。Windows XP/Vistaに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0以降が必要。 本ソフトには「SQLite」のライブラリ“sqlite3.dll”が同梱されており、環境の構築作業などが必要なくそのまま利用可能。画面はMDI方式になっており、複数のデータベースをそれぞれ同時に子ウィンドウとして開くことができる。各データベース内のテーブルは、データベースのウィンドウ内にタブ切り替え型のグリッドビューとして表示される仕組み。 機能も充実しており、テーブル内データの閲覧・編集はもちろん、SQL文を発行して結果を表形式で閲覧できる機能、テーブル定義文を出力する機能、2つのテーブルを比
この4月にリニューアルする、国立情報学研究所の論文検索サービスCiNii(サイニィ)の試験公開をはじめました。 http://ciexam.nii.ac.jp/ http://ci.nii.ac.jp/(追記:正式版を公開しました) CiNiiのリニューアルは2年がかりの大仕事で、ぼく個人としても研究所での仕事の大半はこれでした。このような形で公開することができて、まずは一段落というところです。 新しいCiNiiですが、基本的には論文検索サービスを粛々と提供するということで機能的に大きな変化はありません。長らくの課題だった負荷対策を万全にするのと、デザイン・ユーザビリティをよくするのが第一のテーマでした。 それに加えて、ぼくがどうしても入れたかったのがメタデータを提供する機能です。検索機能はOpenSearchに対応し、RSS 1.0(すなわちRDF)とAtom 1.0を返すようにしました
The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 4月1日からリニューアル予定のCiNiiの試験公開が始まりました。"ciexam"というホスト名すらカコイイ。examですよexam。青くなりそう。 インターフェースが変わったことはもちろんですが、 Firefoxでアクセスすれば、 ほら、「俺はOpenSearchできるぜ!Come on!」と訴えている! (青くなった矢印クリックで"CiNii Opensearchを追加"と出ます。) しかも、「CiNiiのAPI(1)-OpenSearchについて」によれば、OpenSearchの出力はxhtml、RSS、ATOMで出力可能。つまり、RSSなりATOMの検索結果をフィードとして登録しておけば、新着通知も受けられるなんて素敵仕様さ。 h
「発表者が自分よりも若い人ばかりだ」。外見が20代にしか見えない東京工業大学の首藤一幸准教授(1973年生)の驚くさまが、少し面白かった。2009年2月20日の夜、多くのWeb企業が注目する「キー・バリュー型データストア」を開発する若手技術者が、東京・六本木のグリー本社に一堂に会した。 キー・バリュー型データストア(またはキー・バリュー型データベース)は、大量のユーザーとデータを抱え、データベースのパフォーマンス問題とコスト高に頭を悩ませるWeb企業が注目する技術である。記者は同日に開催された「Key-Value Store 勉強会」に参加させてもらった。午後7時から11時まで、キー・バリュー型データストアを開発・研究する若手技術者が立て続けに登場し、1人15分の持ち時間で成果を発表し、議論を重ねるという集まりだ。 呼びかけ人であるプリファードインフラストラクチャー(PFI)最高技術責任者
データベース技術の世界に新顔が次々と登場している。米Danga Interactiveの「memcached」、ミクシィの「Tokyo Cabinet」と「Tokyo Tyrant」、楽天の「ROMA」、グリーの「Flare」などだ。いずれも半導体メモリーを使って大規模データベースを高速処理する技術である。面白いのは、4社ともIT製品を開発するメーカーではないことだ。 4社は、Webを使ったサービス事業を手掛ける企業であり、本来であればメーカーが開発した製品や技術を使う立場である。ところが、こうした「ユーザー企業」が自ら基盤技術を開発し、それを利用している。 memcachedやTokyo Cabinet/Tyrant、ROMA、Flareの中では、memcachedが一番古い。Danga Interactiveが自社のブログ・サービス「LiveJournal」を改善するために2003年に
先日のエントリで少し話したのですが、僕が在学していたときの東大にはデータベースを学ぶためのコースというものがありませんでした(DB関係の授業は年に1つか2つある程度。現在はどうなんだろう?)。そんなときに役だったのは、やはり教科書。読みやすいものから順に紹介していきます。(とはいってもすべて英語の本です。あしからず) 一番のお薦めは、Raghu Ramakrishnan先生 (現在は、Yahoo! Research) の「Database Management Systems (3rd Edition)」。初学者から研究者まで幅広く使えます。データベース管理システム(DBMS)の基本概念から、問い合わせ最適化、トランザクション管理など、これらを実装・評価するために必要な、「DBの世界での常識」が、丁寧な語り口でふんだんに盛り込まれています。この1冊を読んでおけば、DBの世界で議論するための
Database: AutoPagerize このデータベースはAutoPagerizeというuserscriptから利用するためのものです。 AutoPagerizeではWebページのurl、次のリンクを指すXPath、ページ要素を指すXPathなどをこのデータベースで共有し、 様々なサイトでの自動ページ継ぎ足しを実現しています。 AutoPagerizeについての詳細は、こちらを参照してください。 http://userscripts.org/scripts/show/8551 Last Update: 2024-03-11T18:17:35+09:00 History Database Details Import Items Create New Item
RDBMSとRDFをマップすれば、両者の特徴を生かした「セマンティック・ウェブ的な応用」への道が開ける。しかし、RDFの背後にあるデータベースには、外部から直接SQLで問い合わせを行うことができない。ここをカバーするのがRDFのクエリ言語であるSPARQLだ。これは、"Web 2.0アプリケーション"にとってもキーになる可能性がある。少し古い記事だが、Kendall ClarkによるSPARQL: Web 2.0 Meet the Semantic Web を取り上げてみよう。 これは、SPARQLプロトコルの3回目の草案が出たことを受けて、2005年9月16日に書かれたO'Reilly Developer Weblogsの記事。10月の「Web 2.0 Conference 2005」を前に、"Web 2.0"への関心が一般にも高まっていたタイミングで、かなり注目されたものだ。冒頭で、セ
2007/12/14 米アマゾンは12月13日、Webサービスとして動作するWebアプリケーション向けのデータベース「Amazon SimpleDB」を限定公開した。アマゾンのWebプラットフォーム「Amazon Elastic Compute Cloud」(EC2)、ストレージサービスの「Amazon Simple Storage Service」(S3)など、Webサービスと密接に連携できる。 アマゾンの発表によるとSimpleDBはWebサービス向けに、リアルタイムのクエリを可能にする。「複数のデータセットを作成し、ストアし、簡単にクエリをかけて結果を得るためのシンプルなWebサービスのインターフェイスを提供する」という。 SimpleDBは“ドメイン”と呼ぶ単位でデータベースを管理。ドメイン内のデータに対してGET、PULL、DELETEのほか、シンプルなコマンドでクエリを実行可能
* Photo: Mauricio Alejo * In 1981, the New England Journal of Medicine published a Harvard study that showed an unexpected link between drinking coffee and pancreatic cancer. As it happened, researchers were anticipating a connection between alcohol or tobacco and cancer. But according to the survey of several hundred patients, booze and cigarettes didn't seem to increase your risk. Then came a su
昨日のエントリで「Google がテラバイト単位のオープンソース科学データを公開」というニュースに触れたのですが、それに関連して、「ダークデータ」なる言葉を知りました: ■ Freeing the Dark Data of Failed Scientific Experiments (Wired) 主張は簡潔で、何らかの事情でお蔵入りになっている・再利用できる形で公開されていない実験データを「ダークデータ」と呼び、それを解放せよという話。例えば自分の仮説をサポートしないようなデータを「使えない」と言って捨ててしまうのではなく、誰でも活用できるようにオープンにしておけば、予想もしていなかった場面で役立つかもしれない……と主張されています。 What's more, your dead end may be another scientist's missing link, the elusi
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