【ソウル=加藤達也】「中国は北朝鮮を切り捨てるべきだ」とする論文を英紙に寄稿し、中国共産党の中央党学校機関紙「学習時報」の副編集長を解任された●(=登におおざと)聿文氏が韓国紙、中央日報(20日付)のインタビューで、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権について「失敗した政権で、まもなく崩壊するだろう」と語った。 ●(=登におおざと)氏は、国際社会における北朝鮮の状況について「世襲政治体制のため、孤立している」と指摘。中国式の改革・開放路線に踏み出す可能性についても「薄い」と述べた。 また、北朝鮮が「核放棄なくして国際社会の支援は得られず、開放もない。一方、核を手放し改革・開放に動いても(国家運営は)難しい。改革は最大の利権集団である軍の利権を脅かし、金正恩第1書記への軍部の忠誠心を弱めることになる」というジレンマに陥り身動きが取れなくなっているとの見方を示した。 一方、中朝関係については