異業種へのM&A(合併・買収)を重ね、経営戦略の立案、広告・マーケティング、IT(情報技術)システム開発、デジタルを用いた顧客体験の向上、製造業や物流業の効率化、業務の請負といったDXの貫徹に必要な機能を1社でそろえるようになった。 戦略領域なら米マッキンゼー・アンド・カンパニーや会計事務所系コンサルティング会社。ITなら日立製作所や富士通。マーケティングなら電通グループ。各事業分野に有力企業がひしめく中、「ビジネスとデジタルを融合して話が出来る企業として、アクセンチュアは『1強』と言っていい」(別の競合他社首脳)。 DXの上流から下流まで伴走できる存在になるということ自体は、アクセンチュアグループにおける世界戦略だ。だが、その中でも日本は特別な存在といえる。 6~7位だった日本の国別売上高は、2015年9月の江川昌史の社長就任後、米国に次ぐ2位に急伸。国内の社員数は8年間で4倍の2万30
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