台風10号接近の影響で兵庫県内は7日、南部を中心に強い雨風に見舞われ、男女計8人が重軽傷を負った。県内の公立小中高校など計1069校が休校となり、神戸淡路鳴門自動車道の明石海峡大橋と大鳴門橋が一時通行止めとなった。 県のまとめでは、台風の影響で県内27市町に暴風警報、15市町に波浪警報が発表された。7日は姫路市の家島で最大瞬間風速31・4メートルを観測。淡路市と南あわじ市で2世帯計4人が自主避難した。 強風が原因とみられる転倒が相次ぎ、姫路市では60代女性が歩行中に転倒し、腰の骨を折る重傷とみられる。このほか、自転車を押していた加古川市の60代女性ら7人が軽傷を負った。 県教育委員会によると、公立学校の約8割に当たる1069校が休校。神戸・阪神間や淡路島のほぼ全校が休校措置を取り、児童らは自宅などで過ごした。 JR西日本は神戸線の西明石-加古川間で、7日朝の一部列車を運休。山陽電鉄や神戸電