衆院本会議で日本維新の会の馬場伸幸代表(手前)の質問を聞く岸田文雄首相(右)=国会内で2024年2月1日午後2時37分、竹内幹撮影 岸田文雄首相は1日、衆参本会議の代表質問で、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件に関連し、「派閥を解散するかどうかはそれぞれの政治団体の判断によるが、解散した場合でも関係者の説明がなくなるものではない」と述べた。自民では裏金事件を受けて、党内6派閥のうち首相が会長を務めた岸田派を含む4派閥が解散する方針を決めている。 日本維新の会の馬場伸幸代表は派閥の相次ぐ解散について「目くらまし。本筋は裏金問題だ」として、裏金の全件調査を行うよう要求した。これに対し首相は「関係者による明確な説明責任が果たされることは当然だ。党としても関係者の聞き取りを行うとしており、目くらましとの批判は当たらない」と反論した。