LGは、新型の電子書籍端末やタブレット、さらには電子新聞でも使われる可能性のある、一種のフレキシブル電子ペーパーを開発している。米証券取引委員会(SEC)に提出された書類によると、同社は9.7インチのカラー電子ペーパーと19インチのフレキシブル電子ペーパーの量産を開始する計画だという。 iSuppliのVinita Jakhanwal氏は、IDG News Serviceの取材に対し、9.7インチのカラー電子ペーパーが新世代の電子書籍端末やモバイル機器で採用される可能性があると述べた。ただし同氏は、こうした機器の高価格化とバッテリ寿命の低下を招く可能性があることも警告した。 19インチのフレキシブル電子ペーパーは白黒になるとみられ、Jakhanwal氏によると、新聞と同じ大きさの電子書籍端末で採用される可能性があるという。 Softpediaは、この電子ペーパーが厚さ0.3mm、重さ130
ニコニコ動画好きなら、東方Projectの派生キャラクター「ゆっくり」の声はご存知のはず。 「SofTalk」(ソフトーク)という無償ソフトを使って作られた、独特の間延びした口調はまさに「ゆっくり」としか言いようがないわけだが、そのソフトークが使っている音源ライブラリの名を「AquesTalk」(アクエストーク)という。 またUTAU(関連記事)のデフォルト音声として有名な「唄音ウタ」、通称デフォ子の音源も、実はこのAquesTalkだ。 AquesTalkは株式会社アクエストが開発し、無償頒布している音声ライブラリ。元来組み込み向けに開発されたため、非常に容量が小さい。現在はAquesTalk2に発展したが、それでも音声データ込みでわずか約50KBという軽さ。これは競合するものがない。 アクエスト社自身でも、このAquesTalkのライブラリを使った歌唱ソフト「AquesTone」を開発
従来のGPUは定数やテクスチャ用のキャッシュを持っていたが、これらはCPUで言えば命令キャッシュのような読み出しオンリーのキャッシュで、書き込みが行えるデータキャッシュを持っていなかった。このため、高速に読み書きが必要なデータはローカルメモリに配置し、必要に応じてGDDR DRAMで構成されるグローバルメモリとのデータの入れ替えを行うというプログラムを書く必要がある。この点は、PS3に使われているCellプロセサの同様で、ローカルメモリをうまく使えば高い性能が得られるが、プログラミングが難しい、面倒という批判がある。 これに対して、NVIDIAのGF100(開発コード名:Fermi)では各Streaming Multiprocessor(SM)が持つ64KBのローカルメモリをシェアードメモリ部分と1次データキャッシュ部分に分割できるようになった。この分割はシェアードメモリを16KBでキャッ
情報通信研究機構けいはんな研究所ユニバーサルメディア研究センターは、何も無い平らなテーブルの上に立体映像が浮かび上がり、椅子に座っていても周囲から複数人で同時に高さのある立体映像を観察できるテーブル型の裸眼立体ディスプレイ「fVision(エフ・ヴィジョン)」の開発に成功したと発表した。 試作したテーブル型裸眼立体ディスプレイfVisiOnによる立体映像(中央にはウサギの立体映像、周囲には実物である折り鶴や書類、ペンなどを配置) 今回、同研究センターにて新たに開発された技術は、何も無い平らなテーブル面上に高さのある立体映像を浮かび上がらせて再生でき、着座時のような周囲360°から見下ろすように観察する場面に特化したもので、複数人が裸眼で自然に利用可能なインタフェース。テーブル上には一切の装置がなく紙の資料や実物の模型の隣に立体映像を並べて表示したるすることなども可能。 再現された立体映像を
前の記事 「非社会的なカメ」もお互いから学ぶ:研究結果(動画) 印刷機で印刷されるディスプレー『NanoChromics』 2010年4月 6日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Priya Ganapati Photo: Ntera display ディスプレー装置は、必ずしもガラスケースの中に閉じ込められる必要はない。アイルランドの新興企業Ntera社では、紙にインクで印刷する方法とよく似た製造過程を使って、プラスチックや陶磁器、紙、布地などほとんどすべての材料にカラー画面を印刷できるようになると発表している。 『NanoChromics』と呼ばれる同社の新しいディスプレーには、特別に合成された分子が使用されており、従来のインクジェット・プリンターと同等の解像度で画像を表示できる。プリンターと異なる点は、NanoChromi
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一方のソニーは幅広い商品ラインナップを揃えた。フラグシップ機の「HX900」シリーズはオプションの3Dトランスミッターとメガネを購入することで3D視聴が行える「3D対応」で、画質的にはその下に位置づけられる「LX900」シリーズだけが3Dトランスミッターを内蔵し、3Dメガネも同梱した「3D内蔵」モデルとなっている。 だがソニーが最も売れると見込んでいるのは、さらにその下の価格帯に位置する、3D対応のスタンダードモデル「HX800」シリーズだ。40V型で想定売価が22万円前後と、これまでの2D対応機とほぼ同等の価格帯を維持しつつ、トランスミッターとメガネを合わせて2万円足らずの追加出費を行えば3D表示に対応できるという、非常にコストパフォーマンスが高いモデルだ。同社は3D対応機について「将来も安心なモデル」と説明。まずは通常のテレビとして購入してもらい、コンテンツが潤沢に供給された段階でメガ
東北大学の研究グループは、ゴムのように10〜13%伸び縮みし、かつ高強度な鉄系超弾性(形状記憶)合金の開発に成功したことを発表した。 形状記憶合金には、材料を変形しそれを加熱すると元の形にもどる形状記憶効果の他に、超弾性あるいは擬弾性と呼ばれる「ゴムのように伸縮する特異な性質」があり、Ni-Ti基合金(ニチノール)やFe-Mn-Si基合金などがこれまで形状記憶合金として実用化された。特に材料特性に優れたニチノールがその応用のほとんどを占めてきたが、ニチノールは冷間加工性が低く、素材や製造コストが高くなる点が課題となっていた。 一方、従来型Fe系形状記憶合金の代表であるFe-Mn-Si基合金は、加熱で形状が戻る形状記憶効果は示すものの超弾性が得られず、応用範囲が限られていることから、大きな超弾性歪みを示しつつ高強度なFe基形状記憶合金の出現が求められていた。 今回開発されたFe系合金は、Fe
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