前の記事 SNSユーザーの多数派は「見るだけ」で「テレビ好き」 対爆スーツの性能とは:映画『ハート・ロッカー』陰の主役 2010年3月15日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Nathan Hodge 第82回アカデミー賞で作品賞、監督賞など6部門を受賞した『ハート・ロッカー』(The Hurt Locker)で、主人公のJames二等軍曹は、耐爆スーツを身につけると、文字通り変身する。 主演俳優のJeremy Renner氏は先日、米国のラジオ番組『Fresh Air』に出演した際、進行のTerry Gross氏との対談で、このスーツとの「愛憎が入り交じった」関係について語ってくれた。 「このスーツは、主人公にとっても大事な部分だし、映画全体にとっても非常に重要なものだ――視覚効果の上でもだし、もちろん、身体的にもね。中のケブ
国際宇宙ステ−ション(ISS)計画に参加しているカナダ・欧州・日本・ロシア・米国の各宇宙機関は3月11日、都内で宇宙機関長会議(HOA)を開催、ISSの運営に関する共同声明を発表した。また、8年ぶりの日本開催を記念して、一般参加者と各宇宙機関長が参加したミニシンポジウムも開催された。 シンポジウム会場受付付近に飾られていた会議に参加した5機関の旗を掲げたスタンド 同会議はISS計画の協力活動を評価する目的で開催されたもので、ISSの組み立て完了が間近となり、また6人の搭乗員常駐体制を支援する能力が整った現状を踏まえ、世界最大の国際宇宙施設の運用と管理を含め、軌道上における実験と発見に向けた機会の提供ができるようになったことが確認された。 特に、ISSの独特な環境下を活用することにより科学技術の発展を推進できるという、これまでに先例のない機会であることに注目。低軌道を超える将来の探査活動への
理化学研究所(理研)と科学技術振興機構(JST)は、出力が従来の7倍と大きな深紫外線発光ダイオード(深紫外線LED)を共同開発したと発表した。従来よりも小さく、寿命が長い深紫外線光源の実現を期待できる研究成果である。 深紫外線(波長220nm〜350nm)は、バクテリアの殺菌や汚染物質の分解などに使われている。また高密度光ディスク用光源や白色LED用光源などへの応用が期待されている。ただし現状の深紫外線はガス・ランプあるいはガス・レーザーを光源としており、外形寸法が大きい、光源の寿命が短いといった短所がある。 LEDまたは半導体レーザー(LD)といった半導体素子の深紫外線発光デバイスを実現できれば、光源の外形寸法が小さくなり、また、光源の寿命が伸びる。さらに、光源のコストを低減できると期待されている。 半導体深紫外線光源の応用分野 しかしこれまで研究されてきた深紫外線LEDは、発光効率が非
情報通信研究機構(NICT)は2月8日、従来の光通信の限界を超えることが可能な新たな信号増幅原理を実証したことを発表した。 新原理は、2個以上の量子(光子や電子のような粒子)が、古典力学的には考えられない特殊な相関をもって結びついている状態である「量子もつれ」を活用したもの。量子もつれそのものは、減衰にきわめて弱く、伝送途中で増幅する操作が必要で、従来の光通信の限界を超えるためには、単一光子間の量子もつれのみならず、複数の光子を含んだ量子もつれの増幅が求められていた。 今回、NICTでは独自に開発した信号パルス内の光子をフィルタリングする技術を用いて、それぞれに最大10個程度の光子を含んだ2つの光パルス間の量子もつれの強さを増幅することに成功。EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)などの従来の光信号増幅技術では限界があり、減衰した量子もつれを増幅することが不可
前の記事 「Appleタブレットがテスト中」噂を検証 航空機から地表の3次元画像を得る『LIDAR』:ハイチの画像 次の記事 ポリマーに代わる「アクアマテリアル」:東大チームが開発 2010年1月26日 Todd Morton ハイドロゲルは、通常の高分子化合物(ポリマー)とは異なる性質を持つ新しい素材だが、応用の可能性については小さなニッチ分野に限定されたままになっている。この現状を変えるべく、日本の研究チームが、強度を増し、簡単に作成でき、環境保全に役立つ可能性もあるという3つの利点を生む、ハイドロゲルの新たな展開を見いだした。 ハイドロゲル(Hydroge)は、水を意味するその名が示すとおり、ほとんどが水で構成されており(最高で99%)、ゲルという呼び名が示す程度の形状保持性しかない。この性質からハイドロゲルは、持続放出型の標的型薬剤送達物質や人工細胞といった新たな生物医学的応用の可
フランス人のエンジニアでLZEXEやffmpegの原作者としても知られるFabrice Bellard氏は1月6日、2009年12月31日まで131日かけて行った円周率計算の桁数が世界記録を更新したことを自身のWebサイト上にて明らかにした。 これまでの世界記録は筑波大学の計算科学研究センターが、同大のスーパーコンピュータ「T2K筑波システム」を用いて、主計算を2009年4月9日7時37分32秒から同4月10日12時43分21秒までの29時間5分49秒で実施、検証計算を同4月27日9時35分36秒から同4月29日18時6分9秒までの44時間30分33秒で実施した、合計73時間36分25秒による小数点以下2兆5769億8037万桁となっていた。 同氏はCPUにCore i7(2.93GHz)、6GBのRAM、1.5TBのHDDを5台(Seagate Barracuda 7200.11)用いた
広帯域化を目指すBluetooth Bluetoothは、無線PNA(Personal Area Network)のカテゴリに含まれる近距離無線通信規格の1つ。PCとマウスやキーボード、あるいはヘッドセットと携帯電話をつなぎハンズフリー通話を実現するなどの用途に活用され、どちらかといえば広帯域を要求されないモバイルデバイスに適している。 2009年4月に正式発表された最新版のBluetooth 3.0は、理論上のデータ通信速度が最高で24Mbpsと普及しているBluetooth 2.1+EDR(最大3Mbps)に比べると高速なものの、取り扱うデータの高品質化が進むモバイルデバイスにとって、数年を待たずして足かせにならないとはかぎらない。Bluetoothが広帯域化を進めるとすれば、使用する帯域の見直しは必然だ。 その未来を占うキーワードの1つが「UWB(Ultra Wide Band)」。
2010年に登場する製品・サービスで何がヒットするのか。ヒットを生み出すキーワードを徹底検証した結果、導き出した2010年のヒット商品はこれだ! ※この記事は日経トレンディ12月号(11月4日発売)「2010年ヒット予測ランキング」の一部を転載したものです。情報は基本的に発売時点のものとなります。 念じて遊べるゲームや玩具が登場し、大手も参入へ 教育や健康などにも応用され、脳波が脚光を浴びる 頭で念じて遊ぶ──。脳波を利用したゲームや玩具の開発が急ピッチで進められている。医療など特定の専門分野に限られていた脳波の測定が一般化し、活用した製品が脚光を浴びそうだ。 先行して登場するのは、米ベンチャー企業のニューロスカイが09年10月に発売した脳波測定ヘッドセット「MindSet」に対応するゲームだ。 このヘッドセットは、額に当てて使う小型の脳波センサーを搭載。計測した脳波データはパソコンに送信
前の記事 Google独自の携帯『Nexus One』が実地試験中 燃料は3分の1、飛行船と飛行機のハイブリッド機 2009年12月15日 Keith Barry Photos: Dynalifter 大きな輸送量、高い効率性、そして低いコストを兼ね備えた航空機が、オハイオ州トレド郊外の格納庫の中で現実のものになりつつある。2010年にも飛行するかも知れない。 半ば飛行船で半ば飛行機というこの『Dynalifter』は、建造されなかったハワード・ヒューズのコンセプト『Megalifter』を、精神面でも技術面でも継承している。軽くて積載量が多い飛行船の長所と、安定性と操縦性で優れる飛行機の利点を併せもった航空機だ。 従来の飛行船がもっぱら浮力頼みなのに対し、Dynalifterの場合はヘリウムによる浮力は30〜80%と状況次第で、残りは内燃エンジンでまかなう。ヘリウムガスの浮力を使いつつ、
前の記事 「ユニークな壁掛け時計」5選 「画面の口が話す」iPhone通訳アプリ(動画) 次の記事 安価なウェブカムを3Dスキャナへと変える『ProFORMA』 2009年11月25日 Charlie Sorrel 英国ケンブリッジ大学エンジニアリング科の学生Qui Pan氏が率いるチームは、通常の安価なウェブカムを3Dスキャナに変えてしまうシステムを作成した。 このシステムは『ProFORMA』(Probabilistic Feature-based On-line Rapid Model Acquisition:確率的特徴に基づいたオンライン高速モデル形成)と呼ばれるが、その名前から受ける印象よりもはるかに素晴らしいものだ。[Proformaには「仮の」という意味がある] 3Dスキャンでは通常、専用装置が必要で、それなりに時間もかかる。しかしProFORMAでは、ウェブカムの前でオブジ
前の記事 「寿司ネタのDNA検査」で多数の不正表示が発覚 太陽電池で世界一周飛行:初のテストに成功(動画) 次の記事 タトゥーのように皮下移植可能:絹利用の電子回路 2009年11月24日 Charlie Sorrel 本当のタトゥーの写真:Spacemanbobby/Flickr レイ・ブラッドベリのSFファンタジー短編集『刺青の男』(The Illustrated Man)には、全身が刺青で覆われている男が出てくる。[夜になり、男が眠ったときに]刺青を見ると、刺青が動き出して、奇妙な数々の物語を語り始めるのだ。 ペンシルベニア大学が中心になって開発し、マウスに移植している新しいLEDタトゥーは、この刺青の男を現実のものとする可能性がある(ぞっとするような物語は抜きにして)。 同大学のBrian Litt氏らは、シリコンと絹でできており、入れ墨(タトゥー)のように皮下に移植可能な電子回路
トヨタは、2009年10月24日から一般公開される東京モーターショー2009に、3台のコンセプトカーを出展する。プラグイン・ハイブリッド車「PRIUS PLUG-IN HYBRID Concept(プリウス・プラグイン・ハイブリッド・コンセプト)」、都市型EVコンセプト「FT-EV II」、そして小型FRスポーツコンセプト「FT-86 Concept(エフティー・ハチロク・コンセプト)」(別記事参照)だ。 プリウス・プラグイン・ハイブリッド・コンセプトは、3代目プリウスをベースに家庭用電源などからの外部充電を可能にしたプラグイン・ハイブリッド車。バッテリーは3代目プリウスのニッケル水素タイプから、同じサイズなら充電容量をより大きくできる高効率のリチウムイオンバッテリーに変更している。フル充電での走行可能距離は20km以上が目標値で、ニッケル水素電池搭載モデルに比べ、走行距離を10km伸ばし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く