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ブックマーク / rootport.hateblo.jp (19)

  • 人手不足はピンチではなくチャンス - デマこい!

    経済学者を名乗る人々は勝手なことばかりを言います。 いわく、現在の日で人手不足が深刻なのは経営者の創意工夫や努力が足りないせいで、格安の労働力として外国人を雇うことは日経済を失速させる愚策である――。 私が企業経営者の立場なら「ふざけるな」と言いたくなることでしょう。 企業を経営するという行為は、ただそれだけで不断の努力を求められます。大学の先生たちは、その現実を知らないから好き勝手なことが言える。経営者を悪者扱いするのは、左派的なイデオロギー(※万国の労働者よ団結せよ!)があるからに違いない……とまで考えてしまうかもしれません。 では、実際のところどうなのでしょう? 歴史をふり返れば、現在の日を超えるほどの深刻な人手不足が生じた時代もありました。 それら人手不足は、この世界をどのように変えてきたのでしょうか? 経済学者たちの言い分を検証してみましょう。 ■ペストが農奴を解放した 中

    人手不足はピンチではなくチャンス - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2019/01/23
    小規模な自営業者が独立自営型農民ヨーマンに相当するんだと思うよ。雇用された労働者はまさに封建制における賃金耕作者(水呑百姓)なわけで。
  • 少子化の原因を「価値観の変化」とする危険性 - デマこい!

    の合計特殊出生率が途上国水準の4以上から先進国水準の2前後まで落ちたのは第二次世界大戦の直後であり、格的な経済発展が始まる前であり、高度成長よりも前だった……という基的なデータを押さえていないと、少子化の議論はとんちんかんなものになります。 通説では「経済的に豊かになることで生活スタイルが変わった結果、少子化が起きた」と説明されがちです。しかし日や他の多くの途上国で起きた少子化は、この通説とは真逆でした。むしろ、経済発展よりも先に少子化が生じています[1]。この時間差を鑑みれば、少子化は経済発展の結果とは言えません。 私の考えでは、少子化は経済発展の結果ではなく、むしろその原因の1つだと思っています。子育てに割かれる人的リソースが削減された結果、労働者はより多くの時間を生産活動や技能習得に割り振ることができるようになったはずです。高度成長には様々な要因がありますが、少子化もその1

    少子化の原因を「価値観の変化」とする危険性 - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2019/01/10
  • なぜ賃金は上がらない?/人手不足倒産の原因 - デマこい!

    世の中には、人手不足と低賃金が両立してしまう分野がある。介護や警備、海運などだ。 なぜ労働の供給が足りないのに価格(=賃金)が上がらないかといえば、労働市場は「自由な市場」ではなく、需要と供給による価格調整のメカニズムが働かないからだ。以前の記事に書いたとおりだ。 しかし、以前の記事では「低賃金が解決しない理由」は充分に説明していなかった。どうして企業は、人手不足にもかかわらず賃金を上げようとしないのだろう? いわゆる「人手不足倒産」のような現象が起きるのはなぜだろう? ■賃金を回収できるとは限らない 会計の観点からいえば、「人手不足倒産」が起きる理由は、その会社の事業が「詰んでいる」からとしか言いようがない。人件費を支えられるほどの売上を確保できない、つまり投入したコストに対して充分な収益が得られない、ひとことで言えば生産性が低すぎる会社だから、人手不足で倒産する。 「人手不足なら賃金を

    なぜ賃金は上がらない?/人手不足倒産の原因 - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2016/08/30
    日本企業は事業が赤字でもなかなか撤退しないからですよ。みんな血を垂れ流しながらギリギリまで我慢する。サクっと撤退するのが自分のためだけでなく業界全体のためになるのです。
  • 日本が植民地にならなかったわけ/日本の「すごさ」の源泉 - デマこい!

    この画像はネット上に出回っているもので、第二次大戦前の世界地図だとされている。日とタイ以外の地域はすべて欧米の植民地であり、日が植民地化されるのも時間の問題だった。だから、日は反撃に出るしかなかった──。この画像には、しばしばそんな解説が添えられる。 しかし残念ながら、この画像はデマだ。 端的に言って、世界地図がこのような勢力図になった時代はない[1][2]。 日が開戦に踏み切った理由は、経済的な側面を考えたほうが理解しやすい。戦前の日は金属や燃料などの戦略物資のほとんどをアメリカから購入しており、常識的にはアメリカとの戦争は考えられなかった。ところが、盟友ナチス・ドイツがヨーロッパでのアウタルキー(自給自足経済)を確立しつつあることに触発され、自らもアウタルキーを目指した。これがアメリカによる経済制裁を誘発し、日はますます自給自足を目指さなければならないという循環に陥り、戦争

    日本が植民地にならなかったわけ/日本の「すごさ」の源泉 - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2016/06/15
    「戦前までは」の条件が必要だよね。1945年にポツダム宣言を受諾した敗戦後しばらくのあいだ日本は連合国が支配する植民地だったんですよ。いわゆるOccupied Japanな。今も外国軍が一方的に駐留しており独立国なのかも疑問
  • 稼げる人と稼げない人の違い/人材不足と低賃金が両立する理由 - デマこい!

    世の中には、人材不足と低賃金が両立してしまう業界がある。 たとえば介護や警備の仕事が代表的なものだろう。最近では、船員の人材不足により日の海運業がヤバいという増田記事が注目を集めていた。船員の給与はそれほど低くはないが、労働環境のキツさには見合わない。そのため船員になりたがる若者が減り、深刻な高齢化に見舞われているという。労働力の供給過小が明白なのに、船員の待遇が向上しないのはなぜだろう? これに似た事例として、クラウドソーシングの世界がある。 クラウドソーシングのサービスでは、いわゆる「クソ案件」が多いという。仕事内容に見合わない低報酬の発注があとを絶たず、なかには適法性が問われるような案件もあるそうだ。なぜクソ案件は無くならないのだろう。なぜ、そんなクソ案件でも、一部のクラウドワーカーは引き受けてしまうのだろう? クソ案件が溢れているのは、何もクラウドソーシングの世界だけではない。た

    稼げる人と稼げない人の違い/人材不足と低賃金が両立する理由 - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2016/06/04
  • 少子化の原因が分かったので対策書く/書籍『失敗すれば即終了』の補足 - デマこい!

    1.2人──。 これは2050年における老人と現役世代の比率だ。現在は老人1人に対して現役世代2.4人だが、30年少々でこれが半減してしまう[*1]。ホモ・サピエンスには20万年以上の歴史があるが、これほど苛烈な高齢化社会が出現したことはない。まるで〝サイエンス・フィクション〟のような世界に私たちは向かっている[*2]。 社会福祉は崩壊し、年金は有名無実のものになるだろう。日語の通じない外国人介護士に虐待されて、殴られるのが怖いから糞まみれのオムツを枕の下に隠す。あるいは、一人暮らしの自宅で転んで骨折し、助けを呼べないまま餓死を待つ。これは妄想ではない。将来、私たちが直面する未来だ。 現代の医療なら、多くの人が100歳近くまで生きる。いま60代だからといって、少子高齢化のもたらす地獄から逃げ切れると思ったら大間違いだ。30年後、あなたは何歳だろう? 幸いなことに、出生率は死亡率ほど正確に

    少子化の原因が分かったので対策書く/書籍『失敗すれば即終了』の補足 - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2016/01/20
    少なくとも子供が増えたら貧乏になるというのは実感と一致しているな。貧困の原因って環境変化による農漁業壊滅か人口爆発だもんね。
  • なぜ科学技術が進歩したのに働かないといけないのか? - デマこい!

    誰だって子供のころは明るい未来を想像するものだ。 あらゆる社会問題は 科学技術によって解決し、ロボットたちに仕事をさせて、人間は労働から解放される。そんなテクノトピアを思い描いたはずだ。 けれど、現実はどうだ? 満員電車に揺られて、ストレスフルな職場に連行される日々──。たしかに紙の新聞はスマホになったかもしれない。週末のゴルフは、取引先のベンチャー社長宅でのスプラトゥーン大会になったかもしれない。だけど、サラリーマンの基的な生態は昭和のままだ。これが夢に見た21世紀か。技術革新とは、その程度のものなのか。 「なぜ科学技術はこんなに発展したのに、私たちは働かないといけないんだ?」 この疑問に答えるには、まず「働くとは何か」「仕事とは何か」を定義したい。少なくとも、「商売をする人」と「誰かの商売を手伝う人」の区別はしたほうがいいだろう。「人を使う仕事」「人に使われる仕事」と言い換えてもいい

    なぜ科学技術が進歩したのに働かないといけないのか? - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2015/09/25
    技術の進歩による生産能力の増加分は、人口増加で相殺されてしまうんだよね。だからいつまでたっても大多数の個人は貧しいままなのさ。
  • 貧乏人に教育は必要か? - デマこい!

    貧乏人はネズミのように子供を作り、低教育・低賃金な労働力の供給源となればいい──。 世の中には、そう考える人がいるようだ。 しかし、この発想にもとづいた政策がうまく機能するとは思えない。賛同する親がいないからだ。世の親たちの大半は「教育の力」を信じており、より高度な学識を子供に与えようとする。 では、なぜ親たちは高度な教育を望むのだろう? ※1908年サウス・カロライナの児童労働者の写真、らしい。この時代に戻ったほうがいいと考える人もいるようだ。画像はpixabayより転載。 まず認識しておきたいのは、グローバル化の進む社会では労働運動が力を失うという点だ。 労働者たちがストライキをすれば、経営者たちはより安くで働く移民の受け入れを拡大せよと政府に迫るだけだ。もしくは生産拠点を海外に移す。国内の雇用が失われることになるが、そもそも企業の存在理由は利益を追求して資家に分配することであり、失

    貧乏人に教育は必要か? - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2014/10/03
    日本政府はむかし学生運動で懲りて貧乏人に学を与えるとロクなことがないって思ってるのさ。ちなみに歴史上日本が最も調子よかった坂の上の雲の時代、日本海海戦に勝った頃の人口は6千万人。今が人口多すぎなんだよ
  • 「そんなの知らないよ」と彼女は - デマこい!

    「どうやって生きていけばいいだろう」と彼は言った。「学歴もなければ大した職歴もない、ぼくらのような人間はどうやって生き残ればいいだろう」 京都、三条河原町。最近できたばかりのつけ麺屋に、友人とたむろしていた。 麺大盛り根菜チャーハンセットを待ちながら彼は続けた。 「いまの時代、あらゆる仕事が機械に置き換えられていっている。一昔前なら、知的な労働は人間がやるしかなかった。どんなに単純な足し算、引き算だろうと、人間の手で計算するほうが早かった。だから、ぼくたちのような人間にも仕事があった……」 と、料理が運ばれてきて、彼はちょっとだけ口を閉じる。目をむくような量の炭水化物の塊がテーブルを埋めていく。 「……だけど、いまは違う」つぶやきながら、彼はわりばしを割る。「当たり前のことが当たり前にできるだけの人間なら、機械を使ったほうが安上がりだ。ぼくらのような人間の居場所は、どんどん無くなっている。

    「そんなの知らないよ」と彼女は - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2012/10/15
    他人と同じであることに安心を求めて生きてきてしまった人には厳しい時代がやってくる。同調圧力に負けたら死
  • あなたは本当にオタクですか?/オタクとサブカル、ヤンキーと体育会系 - デマこい!

    「リア充」と呼ばれる集団は、よく考えてみると二つのグループに大別できる。 一つは社会的な行動様式を持ち、高所得層にい込んでいるグループ。いわゆる「体育会系」だ。そしてもう一つは、ヤンキーと呼ばれる社会的アウトローのグループだ。近傍にはギャル・ギャル男・お兄など、やはり低所得〜中間層をボリュームゾーンとする人々が存在している。彼らの違いはどこにあるのだろう。 また近年、オタクのライト化が進んでいるという。数十年前、オタクとは好きなモノを追求する日陰者たちのことだった。しかし最近では、流行りのアイテムに次々に飛びつき、コミュニケーションツールとして深夜アニメを消費する「軽いオタク」が登場しているという。一方、オタク同様に内向的な趣味を持つ人々として、「サブカル」と呼ばれる層が存在している。では、サブカルとライトオタクとの違いは何だろう。 体育会系、ヤンキー、オタク、サブカル。 これらの生活ス

    あなたは本当にオタクですか?/オタクとサブカル、ヤンキーと体育会系 - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2012/08/31
    釣り針でかいなぁ。ビレバンにいるのはサブカル派ではなくておまじないが好きでスピリチュアルなニューエイジ派だよな。サブカル派はブックオフで背取りの類をしてる。
  • なぜ黒人は足が速いのか/あるいは、なぜ男はレイプをするのか - デマこい!

    子は親に似る。足の速い親からは、たぶん足の速い子が生まれるだろう。美人の娘は、おおむね美人だ。高学歴の親を持つ子供は、それなりの学歴を手にするはずた。教育への投資額や、読書・学習の習慣など、家庭環境が多大な影響を与えている。しかし、記憶力や数理計算能力などの生まれつきの形質を――遺伝的な影響を否定する客観的な理由は見当たらない。 生まれつきの性質で人を差別してはいけない:私たちはそういう倫理観を持っている。 しかし倫理観で、客観的な事実をねじ曲げてはいけない。遺伝の法則を見つけた牧師メンデルは、教会から痛烈な批難を受けた。生き物の形質は神の与えたもうたモノで、遺伝子などあってはならないとされたのだ。倫理観が、科学をねじ曲げようとした。 私たちはヒトである以前に哺乳類であり、有性生殖をする真核細胞生物だ。 私たちは生まれつき多様な個性を持っているし、遺伝子の法則に支配されている。自然のもので

    なぜ黒人は足が速いのか/あるいは、なぜ男はレイプをするのか - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2012/08/09
    ヒトの形質を決める要素の一つとして遺伝があるのは確かだが、遺伝だけですべてが決まるわけではない(身体的特徴を含めて)。ネコの体毛の柄とかヒトの指紋はクローン/一卵性双生児でも異なるパターンを持つのだ。
  • 物価が高いのは「いいこと」だとイギリスで体感した - デマこい!

    ロンドンに行って驚いたのは「田舎」だったことだ。新宿や丸の内、あるいは北京のような摩天楼は見あたらない。もちろん高層ビルはあるにはある。けれど、ぱらぱらと分散しているのだ。世界を代表する大都市でありながら、ロンドンは空の広い街だった。とくに私の宿泊したEarl's Court周辺は住宅街で、二階建てのアパートメントがところ狭しと並んでいた。ぶっちゃけ私の地元の東京都立川市のほうがよっぽど大都会だ。 ◆ 日は人が多い。東京はとくに多い。丸の内から電車で20分走っても、人口密集地帯が延々と続いている。それに対してイギリスはというと:ロンドン市街地から電車で20分も行けばごらんのとおりだ。 見渡すかぎりの牧草地が広がっている。なんだか北海道みたいな雰囲気。イギリスは畜産国なのだ。空から見たガトウィック空港周辺は、どこまでも芝生に覆われていた。 なお、イギリスの糧自給率は70%を超えている。「

    物価が高いのは「いいこと」だとイギリスで体感した - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2012/03/27
    人口爆発は貧困国への片道切符だからね。日本の人口が自然減し始めているのはいい傾向。少子化反対とかぬかす馬鹿どもは日本の人口をどこまで増やせば満足するのやら? 明治維新から150年足らずで3倍になったと言うのに
  • 「お金なんていらない」という発想が日本を北京にする/なぜこの世にカネが必要なのか - デマこい!

    貨幣不要説を唱える人がいる。カネをあまりかけない生き方ができるようになったのは事実だ。しかし「カネが無くてもしあわせ」という発想は、高所得な人々に絶好の口実を与えてしまう。彼らは出来るかぎりカネを再分配したがらない。 カネは当に必要なのだろうか。それともカネに執着するのは、やはり浅ましいことなのだろうか。「カネとは何か?」を追求しながら考えてみたい。 もくじ 1.パンチ一発のねだん 2.カネの起源 3.ブランド品はなぜニセモノよりも高いのか 4.まとめ 1.パンチ一発のねだん 昨日に引きつづき、北京の日人駐在員の方から聞いた話。 飲み屋で白酎(パイチュウ)をあおっていたら、隣席の中国人とケンカになったという。お互いぐでんぐでんに酔っぱらっていたので、ケンカの原因など分からない。気付いたら二人とも立ち上がり、大声で怒鳴り合っていた。かたや巻き舌気味の北京語、もういっぽうはバリバリの河内弁

    「お金なんていらない」という発想が日本を北京にする/なぜこの世にカネが必要なのか - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2012/02/26
    貨幣不要説とは過激だなぁ。検索してみたけど貨幣不要説の元ネタが見つからなかった。いまさら現物主義とはいかないだろう。何か新しい価値を取引媒体に使うのならそれがそのまま貨幣になっただけだし。
  • 人は、いつから「大人」になるのか/いつまでも子供な人たちと日本の「就職」 - デマこい!

    結論から言うと、日人は「就職」しないと大人になれないのではないか、という話。 ◆ 最近、神話学者ジョゼフ・キャンベルの著作を再読している。 彼はまるで昆虫採集をするように世界中の「神話」をコレクションして、その背後に潜む人類共通の精神的土壌を見つけ出そうとした。すべての「神話」には、「旅立ち→通過儀礼(イニシエーション)→帰還」という物語構造がある。イモ虫が「さなぎ」を経験して蝶になるように、あらゆる文明・文化・社会のなかで、ヒトは通過儀礼を介して大人になった。 典型的な通過儀礼としては、抜歯、入れ墨、割礼などが石器時代から行われてきた。時代が下っても「大人になるための儀式」は無くならず、たとえば日では「元服」が人生の大切な1ステップだった。これら通過儀礼は人に「大人としての自覚」を芽生えさせるだけでなく、社会的に「大人として扱う」ことを周知させる役割を果たしていた。いいか、みんな。

    人は、いつから「大人」になるのか/いつまでも子供な人たちと日本の「就職」 - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2012/02/22
    日本の年配層には親を養う/せめて親に仕送りをする、これができて初めて大人って意識が多そう。少なくとも親に養ってもらってるうちは大人扱いしてもらえないっす。
  • 「私の職業は“私”です」という時代がくる/第八大陸の遊牧民 - デマこい!

    決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF) 作者: アーサー・C.クラーク,Arthur C. Clark,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1993/02メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 140回この商品を含むブログ (189件) を見る グローバル化により専業化・分業化が進み、私たちは豊かになる――らしい。 たしかに一人で作業をするよりも、役割分担をしたほうが生産効率は高くなる。家事をすべて嫁に押し付けるより、たとえば皿洗いと洗濯&風呂掃除とを夫婦で分担したほうが効率的だ。経済学には比較優位の原則という考え方がある。専業化・分業化が進むほど、私たちは豊かになる、基的には。 グローバル化とそれにともなうsuper competitionにより、人類の専業化・分業化は極限まで進むはずだ。そして私たちの豊かさも最大化されるだろう。と、楽観的な経済批評家たちは言う。

    「私の職業は“私”です」という時代がくる/第八大陸の遊牧民 - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2012/02/10
    農耕定住生活が世界を席巻したのは食糧生産力が大きいからだよ。戦争の強さだけなら遊牧民の方が上。
  • 困難な時代? いいえ、新しい時代です。 - デマこい!

    ジュラ紀の恐竜たちが言いました。 「君たちの時代は寒くて大変だね」 氷河期のマンモスが答えます。 「あなたたちの時代は暑くて大変でしたね」 50歳〜60歳くらいのオジサマたちに言わせると、私たちがこれから生きる時代は「困難な時代」なのだという。 たしかに戦争の恐怖は遠いものになったが、いまの平和は一時的なものかも知れない。世界経済は爆弾を抱えた状態だ。自然災害に襲われる可能性だってある。グローバル化により多様な価値観が流入し、幸せになるための道筋が――つまり「物語」が見えなくなった。将来は不透明なのに、どういう生き方をすべきかの指針がない。「いい学校を出ていい会社に入る」だとか、「ノマドな人材になって国際的に活躍する」だとか、今までの「物語」が通用しなくなった。そういう物語が多くの人にとって実現不可能だということに、私たちは気がついた。 未来が見えないのに、頼るべき羅針盤がない。だから不安

    困難な時代? いいえ、新しい時代です。 - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2012/01/12
    簿記の義務教育化は大賛成。まぁそれをされると困る人がいるからそうなってないんだろうけどね。世のカネの流れを理解できるようになると従順ではいられなくなります。
  • 議論に強い人の3つの特徴/あいつは幼稚だと言われないために。 - デマこい!

    議論の目的は「勝つ」ことではない。 相手を言い負かして自論を押し通すなんて、そんなのただのワガママだ。ゲームじゃないんだから、議論に勝ち負けなんてない。 では、議論の目的とは何だろう。 それは、知見を深めることだ。お互いの持っている知識を開示して、交換すること。お互いの不備を指摘しあって、双方が納得できる「真実」にたどりつくこと。それが議論の目的だ。これは金銭的な利害が絡む場合でも同じだ。お互いの妥協点を見つけるのが目的であって、言葉を武器に相手の息の根を止めることではない。 したがって、相手を論破するだけでは議論に「強い」とは言えない。ほんとうに議論に強い人とは、お互いの利害を勘案した「最適解」を見つけられる人のことだ。 そういう「真に強い人」には、どんな資質が必要だろう。 少し考えてみたい。 1.好奇心があること 議論に必要なのは、相手の主張をいったんは受け入れる心の広さだ。議論とは、

    議論に強い人の3つの特徴/あいつは幼稚だと言われないために。 - デマこい!
    dekaino
    dekaino 2011/09/15
    好奇心を誤解してる。好奇心は異論への寛容ではない。利害に関係ないどころか確実に損でも知りたい心。災厄の箱を開けたら世界が滅ぶと知ってても中身を確かめたくて開けてしまったパンドラの業深さ、それが好奇心
  • 日本の財政を再建するたった一つの方法/増税なんて必要ない! ? - デマこい!

    テレビでは大物芸能人の引退ばかりが騒がれて、大事なニュースがちっとも流れてこない。だから私はテレビを消して、映画『サマーウォーズ』のDVDを観ていた。片手にはラガヴーリンのストレート、もう一方の手にはケータイだ。ニュースサイトを覗いてみれば、涙の引退会見の裏側でリビアの首都が陥落し、大阪では一斗缶殺人の容疑者が逮捕された。なにより日の国債が格下げされたらしい。この国はまた一歩、財政破綻へと近づいた。 サマーウォーズ スタンダード・エディション [Blu-ray] 出版社/メーカー: バップ発売日: 2010/08/01メディア: Blu-ray購入: 8人 クリック: 210回この商品を含むブログ (92件) を見る ひさしぶりに映画『サマーウォーズ』を観て、なんだか切なくなった。主要な登場人物がみんな公務員だからだ。地方には仕事がなく、公務員をするしかない。そんな現実がアニメ映画の世界

    dekaino
    dekaino 2011/08/24
    納税者番号制をきっちり導入すれば、増税なき税収増が可能だよ。ただし共通番号制度みたいな自然人だけを相手する欠陥だらけの個人番号制ではなく、法人も含めたすべてのtax payerに一律に番号を振らないとダメ。
  • ニートが揺るがす「勤労」の幻想/無職たちは合法的略奪を目指す - デマこい!

    「うちの息子が、いい年こいてまともな仕事についてなくて……」 大人の集まる飲み会では、必ずこういう愚痴を耳にする。 ニートや非正規雇用者の数はうなぎ登りに増えていて、すでに「ニュースの向こう側の世界」の出来事ではない。あなたの家族・親戚にも、一人ぐらいは「まともに働かない大人」がいるはずだ。もしかしたら、あなた自身がそういう立場かも知れない。私たちはすでにこの問題の当事者だ。 このことを考えれば、イギリスの暴動は私たちにとって対岸の火事ではない。ロンドンで暴動を起こしたのは無職の若者たちだった。彼らは「打ちこわし」という違法な手段を使って略奪に走った。「無職」かつ「不良」な人間が一定数を超えると、あのような犯罪が起こる。しかし日で増えているのは、無職かつ「善良」な人々だ。そういう人たちは違法行為には手を染めない。合法的な略奪を狙う。 そもそも「勤労」という概念は、産業革命によって生まれた

    dekaino
    dekaino 2011/08/14
    産業革命が生んだ近代資本主義は「勤労しなくても食える社会」を許さない。永遠に経済成長するという実現不可能なファンタジーを信じないと動かない仕組みだから。歯止めのない人口増加を促進し、いつの日か破綻する
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