Let's EncryptでSSLサーバー証明書を更新する際にはcronなどを使ってcertbot-auto renewを定期的に実行していれば証明書の残り有効期限が30日を切ると自動的に新しい証明書を取得してくれるのでとても便利ですが、一般的にSSLサーバー証明書が更新された場合には、その証明書を使っているサービスなどの再起動がも必要となるのですが、このサイト(Qiita)でも古い記事だと以下の様に--post-hookオプションでサービスの再起動をするように推奨している記事が多く見られますが、実は--post-hookだと証明書の更新の有無に関わらずパラメーターで指定した処理が行われてしまうため、場合によっては色々と不都合が起こります。 # ./certbot-auto renew -q --no-self-upgrade --post-hook "service httpd rest
常時HTTPS化がすすみ、多くのサイトが常時HTTPS(SSL)になってきています。 Let’s Encryptを使用してHTTPS化を実現しているところも多くありますが、そこで問題になるのがロードバランサ(LB)配下に複数のWebサーバーがある場合の証明書更新です。 Let’s Encryptは、90日ごとの更新が必要で、LB配下に複数のWebサーバーがある場合には、この更新作業が繁雑になりがちです。 今回は、このLB配下のWebサーバーで安全に簡単にLet’s Encrypt証明書の更新を行うための方法をご紹介いたします。 想定している環境 FQDN: www.example (LBによりwww01とwww02,www03にバランシング)Webサーバー1: www01(192.168.1.101) / マスターWebサーバー2: www02(192.168.1.102) / スレーブ1
近年、セキュリティの重要性は高まり常時SSL(Always On SSL)が一般的となってきました。 WebサイトをSSL化するためには、ロードバランサまたはWebサーバーにSSLの設定やSSL証明書を投入する必要があり、下記2つの課題がございます。 課題1:SSL証明書取得にはコストがかかる 課題2:SSL証明書は定期的に更新が必要となり、運用負荷が増える 通常、SSL証明書を投入するには認証局(CA:Certificate Authority)に対して、自身で発行したCSRを送付するだけではなく、 発行費用をお支払いして証明書(Certificate)を取得する必要があります。 また、SSL証明書には有効期限があるため、有効期限が切れないように定期的にSSL証明書更新を実施する必要があります。 今回は、この2つの課題解決を目的として、ロードバランサへ無償かつ自動でSSL証明書を取得でき
はじめに 前置き タイトルから感じ取れるとおり、この記事はゆるいメモです。ご了承ください。 ゆるいメモですので、端折るところはごっそり端折っています。ご了承ください。 メモと言いつつ、誰かに話しかけるような文体になっています。未来の自分に話しかけています。ご了承ください。 ゆるいメモと言いましたが、一つ一つメモを記載していったところ、まったくゆるくなくなっていました。必要な個所だけ参照されるのが良いかと思います。 Let's Encryptについて さて、まずはLet's Encryptについて本記事に関連することを少し。 Let's Encryptでワイルドカード証明書を取得(新規発行および更新)するにはDNS認証を行う必要があります。 DNS認証を行うにあたっては、証明書発行のタイミングで、対象のドメインのDNSにTXTレコードを登録する必要があります。 つまり、Let's Encry
Let's Encryptでワイルドカード証明書をつくる February 28, 2023 Categories: security 無償で利用できるTLS(SSL)証明書として当たり前のように用いられるようになったLet’s Encryptですが、 組織内部で利用するサーバなどでこの証明書を用いたい場合、一般的に用いられるHTTP-01チャレンジでは インターネット側からWebサーバへのアクセスを受け入れる必要がある上、ドメインごとにチャレンジ手続きが必要で面倒です。 そこで今回は、Let’s Encryptで複数のサブドメインの証明書をひとつにまとめられるワイルドカード証明書を入手する環境を構築します。 参考: JPRS - ワイルドカード証明書とは? Let’s Enctyptでワイルドカード証明書を入手したい時は、DNSサーバを用意しDNS-01チャレンジに対応する必要があります
Let’s Encrypt証明書発行から削除手順 新規ドメイン導入に伴い、SSL対応をしたかったことと、 現在使用中のドメインはそのままでサブドメインのみを追加したかったが、 サブドメインのみの証明書作成が見当たらなかったため、手探りで実行したメモ 前提 環境 CentOS nginx ドメインルートに認証なし(basic認証など)でアクセスできること 使用ドメイン example.com / www.example.com home.comのサブドメイン(このドメインとwww付ドメインはラピッドSSLで証明書の残期間があるのでサブドメインのみ追加) xxx.home.com / yyy.home.com インストール
はじめに 数ヶ月前に新しいメールアドレスを取得し、そのメールアドレスをメインにしました。頻繁に利用するサービスでは一通りメールアドレスの変更を行ったのですが、Let's Encrypt で最初に登録したメールアドレスを変更するのを忘れていました。 今回は Let's Encrypt に登録したメールアドレスを確認する方法と変更する方法について紹介します。 証明書の発行と更新 証明書の発行と更新の方法について知りたい方は、「Nginx+リバースプロキシ環境でWebサーバを停止させずに Let’s Encrypt (Certbot) のSSL証明書を自動更新する」をご覧ください。 TL;DR # 確認 $ sudo cat /etc/letsencrypt/accounts/acme-v01.api.letsencrypt.org/directory/<hash>/regr.json # 変更
2023年8月2日 Let's Encrypt NGINX 2023/06 の作業 ドメイン変更したので、NGINXとLet's Encryptの設定変更。 Let's Encrypt 旧ドメインの証明書を削除 今の内容を確認 # tree -D /etc/letsencrypt/ /etc/letsencrypt/ [Mar 18 2022] accounts [Mar 18 2022] acme-staging-v02.api.letsencrypt.org ・・・・ [Mar 21 11:55] archive [May 20 12:18] old.domain.ga ・・・・ [May 20 12:17] csr ・・・・ [May 20 12:17] 0009_csr-certbot.pem [May 20 12:17] keys ・・・・ [May 20 12:17] 0009
HOMEサーバ管理ValueDomainでDNS管理しているドメインをさくらのクラウドのDNSを使ってLet’s Encrypt(certbot)のワイルドカード証明書を発行&自動更新 @Ubuntu+Nginx ValueDomainでDNS管理しているドメインをさくらのクラウドのDNSを使ってLet’s Encrypt(certbot)のワイルドカード証明書を発行&自動更新 @Ubuntu+Nginx 2022.08.04 サーバ管理 certbot, Let's Encrypt, Nginx, SSL, Ubuntu, さくらのクラウド 主にDigitalOceanのエントリの内容にワイルドカード証明書を作るための作業を付加したもの。参考エントリをかいつまんでまとめた作業。 環境 Ubuntu 20.04 Nginx 1.18.0 下準備 さくらのクラウドでDNSゾーンの作成 バリュ
最近のWebサイトを表示する際は、サーバー証明書とTLSを利用したセキュアな接続が大半になってきました。これはセキュリティ意識の向上もさることながら、Let's Encryptに代表される「サーバー証明書の更新の自動化」もその一助となっていることでしょう。今回はこのLet's Encryptっぽいサービスをローカルネットワーク内部に構築してみましょう。 図1 step-caを使えば、自己署名証明書であってもLet's Encryptと同じ方法で自動更新できる Let's EncryptとACMEプロトコル Let's Encryptは無償でサーバー証明書を発行し、自動的に更新処理を行える認証局です。インターネットに関わる名だたる企業・団体の多くが参加することで、300万サイト以上という非常に多くの利用者を抱えているにも関わらず、10年以上に渡って無償でオープンな組織運営を続けています。 L
ネットワールドの鈴木です。 前回「AzureにGitLabサーバーを立ち上げてみよう! 」 でAzureの仮想マシンでGitLabサーバーを作りました。 今回は、WebUIにアクセスするときにIPを使ってアクセスしていたのでDNS名を割り当ててFQDNでアクセスできるようにしてみたいと思います。 ついでにSSL証明書もサーバー構成時に作られているであろう自己署名証明書が適用されているので、Let's Encryptを利用させていただき、パブリックな証明書を割り当ててみます。 本記事の対象の方 「AzureにGitLabサーバーを立ち上げてみよう! 」を見てGitLabサーバーを稼働させた方 GitLabサーバーにDNS名を割り当ててFQDNでアクセスしたい方 パブリックなSSL証明書を簡単に適用して動かしたい方 今回のブログのゴール このブログのゴールはこちらです! このブログのゴール A
この記事には広告を含む場合があります。 記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。 無料SSL(Let’s Encrypt)にて既存のメールアドレスを変更する Ubuntu サーバーにインストールした Let’s Encrypt のメールアドレスの変更を行いたかったので、コマンドを確認しました。せっかくなので備忘録として載せておきます。 メールアドレスを変更するコマンド まずはコマンドを紹介。 root@loclhost:/# certbot update_account --email 'hoge@example.com' Saving debug log to /var/log/letsencrypt/letsencrypt.log Starting new HTTPS connection (1): acme-v02.api.letse
はじめに SoftwareDesign 8月号のDNS特集にて記事を書かせていただきました。みんな買ってね。 で、実は最初に書いてた原稿はもっと長かったんですけど、紙幅の都合で一部の内容については掲載を見送りました。せっかく書いたのに捨てるのはもったいないので、先日おこなわれたDNS Summer Day 2022で発表しようかと準備してたんですが、途中で気が変わって違う内容になりました。そんなわけで、最終的にエンジニアブログにて供養します。加筆修正しまくっているので元の原稿の気配はもはや残り香程度に漂うだけですが。 ACMEでdns-01チャレンジ サーバ証明書を無料かつ自動で取得できるサービスとして有名なものにLet’s Encryptがありますが、Let’s Encryptの仕組みはLet’s Encrypt独自のものではありません。ACME (RFC8555)として標準化されていて
まえがき [2021-06-10] やっぱり WSL 上の certbot でやるほうが楽なので、その方法を追記しました。 ローカル開発環境でも HTTPS が必要になり調べていたら、「本物の」証明書を使って HTTPS 化するという方法を見つけた。 ローカル開発環境の https 化 | blog.jxck.io 今回はこれを Windows 10 ネイティブ環境(WSL を使わず)で、証明書発行クライアント Windows ACME Simple (WACS) を使用して行う。 ここで使用した WACS のバージョンは 2.1.17.1065 (release, trimmed, standalone, 64-bit) である。 準備 ドメインの設定 下ごしらえとして、自分が所有するドメインのサブドメイン test.suzume.dev が 127.0.0.1 を向くように A レコー
Let’s Encrypt は無料でサーバー証明書を発行してくれる認証局です。2016 年のサービス開始以来、 急速に普及しています。 Let’s Encrypt の証明書発行には ACME プロトコルに対応したクライアントソフトウェアを使います。主要な ACME クライアントソフトウェアは ACME Client Implementations で紹介されています。Let’s Encrypt のサイトでは certbot というツールが推奨されているのですが、 このツールは Windows には対応していません。Windows 環境では win-acme (旧名 letsencrypt-win-simple) というツールが良く使われているようです。 私も、 これまで win-acme を使ってきたのですが、 先日、 ふとしたことで mod_md という Apache モジュールの存在を
この記事は はてなエンジニア Advent Calendar 2018 11日目の記事です. こんにちは,システムプラットフォーム部でSREをしているid:cohalzです. はてなでは証明書を自動更新してくれる仕組みを作っており,今回はその紹介をします. はてなの証明書自動更新といえば,はてなブログの独自ドメインにおける証明書自動更新システムのことを思い浮かべる人もいるかも知れません. 今回紹介するのは,そのシステムとは違う,開発チーム用に向けて作成したシステムとなります. ここではブログの方のシステムについて紹介は行いませんが,少し前にGeekOut様にてはてなブログのHTTPS化に関する記事が公開されましたのでそちらをご覧ください. geek-out.jp ブログのシステムと何が違うのか まずはじめに,何故ブログと別のシステムを作成したかについて説明します. 大きな違いはシステムで使
Azure Azure Application Gateway で Let’s Encrypt も使えます。Let’s Try ! はじめに くどうです 4/12にLet’s EncryptがGAしました。 https://letsencrypt.org/2016/04/12/leaving-beta-new-sponsors.html Let’s Encrypt は Azure Application Gateway でも利用可能です。 つまり無料で利用できる証明書をApplication Gatewayで使ってオフロードさせればいいじゃん! AWSでいうELBと同じですね。少々面倒ですが・・・ ということで、一通りの手順を書いていきたいと思います。 手順はここを参考にしています。 https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/artic
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く