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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/mm21 (33)

  • 『「製品開発の前に、プロトタイプで顧客へ検証を」と言うが、現実にはプロトタイプ開発には時間もお金もかかるので、無理』という思い込み:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    『「製品開発の前に、プロトタイプで顧客へ検証を」と言うが、現実にはプロトタイプ開発には時間もお金もかかるので、無理』という思い込み 顧客が「少々高くても、是非欲しい」と思うようなマーケティング志向の製品を開発するにはどうすればよいか? 格的な製品開発に入る前に、対象となる顧客とその課題、そしてどのような価値を提供するかを見極めて、さらに製品のプロトタイプ(試作品)で、それらの仮説が正しいかを検証することです。 しかし、このように考えるケースも多いのではないでしょうか? 『確かに一見もっともな意見だが、現実にはプロトタイプと言っても、開発には時間もお金もかかるので、無理』 しかし多くの場合、これは思い込みです。 プロトタイプで検証すべきなのは、仮説として考えた課題と解決策が、正しいか。 必ずしも完全な製品は必要ないからです。 たとえば以前に当ブログでご紹介したオンラインの販売サイト・ザッ

    『「製品開発の前に、プロトタイプで顧客へ検証を」と言うが、現実にはプロトタイプ開発には時間もお金もかかるので、無理』という思い込み:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ
  • 企業が抱える課題で、業種を問わず共通なことは何か?:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    色々な業界のお客様と仕事をしていますが、講演や研修、事業戦略構築のお手伝いを通して、感じていることがあります。 ■「製品を作る」のではなく、「顧客を作る」 ■「すべての顧客に安く多機能を」ではなく、「5%の顧客に高くても光り物を」 ■「モノを売る」のではなく、「コトを売る」 ■「失敗は回避する」のではなく、「小さく失敗し学ぶ」 これらは業界共通で必要となる変化である、ということです。 お客様とのお打合せでも、最初に上記のお話しをすることで、「そうなんだ。ウチの業界でもまさにそう変わらなければならないんだ。具体的には.........」といったように、話が一気に拡がっていきます。 そして上記の課題を、各業界別の具体的な課題に深掘りし、お客様毎に考えていきます。 常にお客様の課題に向き合い、学び続けることは大切だと実感しています。

    企業が抱える課題で、業種を問わず共通なことは何か?:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ
  • なぜ、製品の開発前に、顧客に会うことができないのか?:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    従来の「事業開発モデル」は、こんな感じでした。 ①開発、営業、企画が一緒になって、製品を企画する ②1年程度の期間をかけて開発する ③製品を発表、出荷し、販売する(この時点で顧客にお披露目) 高度成長期まではこの方法が通用していました。しかし現代では、このモデルで製品を開発してもなかなか売れません。顧客のニーズとかけ離れてしまうことが多いためです。 現在必要とされるのは、「顧客開発モデル」。 ①少人数の顧客開発チームが、顧客の課題と解決策を仮説として作り、ターゲットとなる顧客に徹底的に検証する ②その過程で、バリュープロポジションをチューンアップする(つまりどんどん変えていく) ③一通り検証できたら、最終製品の開発に投資し、販売していく この「顧客開発」という方法論は、「リーンスタートアップ」(エリック・リース著)や、「アントレプレナーの教科書」(スティーブン・G・ブランク著)にも紹介され

    なぜ、製品の開発前に、顧客に会うことができないのか?:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ
  • 製品開発を顧客始点で考えるアイリスオーヤマ:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    昨日のブログでアイリスオーヤマの事例をご紹介しました。 別ので、「アイリスオーヤマ 一目瞭然の経営術」(三田村 蕗子著)があります。このも、アイリスオーヤマに綿密な取材を行い、その経営の秘密に迫っています。 書の冒頭で、LED事業参入の様子が描かれています。当初、2009年2月にアイリスオーヤマの小野さんという社員の方が、社長にLED事業着手を提案しました。大山社長は大乗り気ではないものの、特に反対もありませんでした。 この時はLED電球を中国メーカーからOEM調達し、試験を重ねて、当時の市価の半額(4980円)で発売されました。ただ当初はあまり売れませんでした。 風が吹いたのは、この後です。 ---(以下、引用)--- 2009年11月末、LED事業にあまり関心を見せていなかった大山社長は、突然小野氏にこう命じた。 「内製して、4万時間持つLED電球を作り、いまの半分の値段で売れ」

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  • ザッポスは最初に、「そもそも靴はオンラインで売れるのか?」を検証した:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    2009年11月、アマゾン・ドットコムは約9億ドルもの大金を投じて、・アパレルのネット販売大手ザッポスを買収しました。 このザッポス、のオンライン販売立ち上げを皮切りにビジネスを始めました。 でも自分のことを考えると、そもそもは「履き心地」を重視したりするので、「オンラインで売るのは難しいだろう」と思いがちですよね。 その事業立ち上げの頃の様子がエリック・リース著「リーンスタートアップ」で描かれています。 まずザッポスの創設者ニック・スインマーンは、「をオンラインで買う顧客は存在する」と仮説を立てました。 ---(以下、引用)--- スインマーンは実験からスタートすることにした。まず、をオンラインで買う顧客がいるという仮説をたてる。そしてその仮説を検証するため、近所の店に頼んで在庫品の写真を撮らせてもらった。撮った写真はウェブに掲載し、それを誰かが買ってくれたらお店の売値で買う

    ザッポスは最初に、「そもそも靴はオンラインで売れるのか?」を検証した:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ
  • 若者はお金を意外に使う。でも20代前半と後半では傾向が違う (日経MJの調査から):永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    一般に「若者がお金を使わなくなった」と言われています。 実際のところどうなのでしょうか? 2014/12/15の日経MJに、「日経MJ社会人30人座談会 20代前半 意外に買う」という記事が掲載されています。 この記事では、日経MJが21-30歳の男女400名にこの冬のボーナスを使う割合を調査した結果が掲載されています。 「ほとんど使う」  20代前半 13% 20代後半 5% 「全額貯金に回す」 20代前半 12% 20代後半 21% 「お金を使ってでも充実させたい時間」 20代前半 多いのは「友人と過ごす時間」 20代後半 多いのは「一人で過ごす時間」(4割) 「複数で月1回以上お酒を飲む人」 20代前半 64% 20代後半 51% 20代前半、意外とお金を使います。特に「仲間との時間を共有する」いう体験にお金を使う傾向が高いようです。 記事では、「親世代がバブルを経験しており、反面教

    若者はお金を意外に使う。でも20代前半と後半では傾向が違う (日経MJの調査から):永井経営塾:オルタナティブ・ブログ
  • 世界経営者会議(4) 1日目: Evernote フィル・リービンCEO:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    世界経営者会議レポートの続きです。 Evernote CEOのフィル・リービンさんが登壇しました。 【講演より】 現代では情報不足は解消し、むしろ情報過剰になっている。そこでEvernoteでは、「書く」「集める」「見つける」「発表する」の4つのことが出来るようにした。 ■書く (write):現代ではプリントアウトはしない。フォントやマージン設定などの必要性は少なくなっている。この結果、ワープロは過剰機能になっている。今必要なのは、書く内容のクオリティそのものだ。これをサポートする。 ■集める (collect):必要な全ての情報を簡単に収集できることが必要だ。 ■見つける (find):検索(search)ではない。検索能力は不要だ。わかっていなかったけど知りたかったものが、自然に出てくることが必要だ。 ■発表する(present):現代の生産性でプレゼンは最悪だ。きちんと発表できてい

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  • 世界経営者会議(3) 1日目:iRobot コリン・アングル会長・CEO 製品中心の会社は、マーケティング力も卓越していた:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    世界経営者会議(3) 1日目:iRobot コリン・アングル会長・CEO 製品中心の会社は、マーケティング力も卓越していた 世界経営者会議レポートの続きです。 お掃除ロボット「ルンバ」を開発してるiRobotを創業したコリン・アングル会長・CEOが初日に登壇。私も個人的に楽しみにしていた講演の一つでした。 【講演より】 当の意味でのロボット、「日々の生活の中に入ってくるロボットを作りたい」と思い、創業して24年が経った。 日市場に参入して10年間、日市場では比類ない成功を収めている。 お掃除ロボットのような新市場においては、競争からはイノベーションは生まれない。お客様の価値をいかに作り出すかが重要だ。たとえばお掃除ロボットで人々が必要としているのは「きれいになった床」だ。人に似たロボットではないし、吸引力でもない。吸引力を大きくするあまりに背が高くなって、ソファの下に入り込めないので

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  • 「コーヒーブレイク」というコンセプトで、新市場が創り出され、コーヒー市場は拡大した:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    あるコンセプト(概念)が世に広がり、人々に認知されることで、新市場が創り出されます。 その一つの例が、「コーヒーブレイク」という考え方。 ずっと仕事をやっていて、一息入れたい時に、「じゃぁ、コーヒーでも飲むか」と考える人は多いのではないでしょうか? 実は、この「コーヒーブレイク」という概念は、1952年にアメリカで生まれたものなのです。きっかけは自販機でした。 「コーヒー歴史」(マーク・ペンダーグラスト著)では、このように紹介されています。 ---(以下、p.299より引用)--- 自動販売機は、アメリカ人が最も大切にしている伝統的な習慣、つまり「コーヒーブレイク」の定義を促進した。…この言葉は1952年に汎アメリカコーヒー局によって発明されたものだった。年に200万ドルの予算で、同局はラジオや新聞や雑誌を使ったキャンペーンを開始した。テーマは「あなた自身にコーヒー・ブレイクを贈り、コ

    「コーヒーブレイク」というコンセプトで、新市場が創り出され、コーヒー市場は拡大した:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ
  • 人々が交流するカフェは、新しいビジネスを生み出していく:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    2014/11/6の日経済新聞夕刊の記事「個人経営カフェ 個性で勝負」で、個人経営のカフェが交流の場を生み出している様子が紹介されています。 ---(以上、引用)--- 「コーヒー+α」を楽しんで――。個人経営のカフェが打ち出すイベントが人気を集めている。幼児向けの音楽教室を開いたり、ミシンを置いて裁縫ができるようにしたりと内容は様々だ。大手チェーンの出店競争やコンビニのコーヒー強化で、苦しい状況の店舗も少なくないが、地域住民が交流できる場所としてもアピールし、個性で活路を見いだしている。 ---(以上、引用)--- この記事で紹介されているのは、 ■「イダカフェ」(川崎市中原区) 子育て世代の教育熱心な母親が多い地域で、幼児が音楽に合わせて踊りや歌を楽しみ、音感や情操を養うリトミック教室を開催する等、地元の人が気軽に集える場作りをされています。 ■「ミシンカフェ&ラウンジnico」(東

    人々が交流するカフェは、新しいビジネスを生み出していく:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ
  • スタバのアンケートに、感動した:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    昨日、近所にあるスターバックスのコーヒーセミナーに参加しました。 コーヒーのことも色々と学べましたが、今回、大きな発見がありました。 それはアンケート。 通常のアンケートでは、多くの場合、次の5段階評価で採点をしていただきます。 ・大変よかった ・よかった ・まあまあ ・悪かった ・とても悪かった こうすると、多くの人があまり考えずに、「まあまあ」か「よかった」をチェックします。よほどのことがない限り、「とても悪かった」を付ける人はいません。 つまり点が高い方に集中してしまうので、実態を評価する際にはその点を割り引いて考える必要があるのです。 全体を把握するために、上から順に100点・75点・50点・25点・0点で加重平均を取り、満足度を算出します。 満足度60点だと「まあまあ」と「よかった」の間なので、数字上は一見問題なさそうです。しかし自分の経験では、60点だとほとんどの参加者は不満を

    スタバのアンケートに、感動した:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ
  • 積ん読本解消法のために、「積ん読スコアカード」:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    「この、読みたい」 「お、このも良さそう」 と思いながらを購入しているうちに、山のように未読が溜まってしまいました。 改めて数えてみたら、なんと100冊近くも未読があります。 そこで整理することにしました。 ■最初に、現在の自分の状況を考えて、当に読む必要性があるか考えて、選ぶ 以前買ったときに必要としていた理由が、今では消失している場合があります。そこで再度必要性の見直しです。これで分量が約半分になりました。 ■Excelで未読リストを作る 書名、著者、文庫/新書/Kindleの種類、読み始め日、読了日が書けるように、表にまとめます。 ■読み始め日と読了日を明記。読み始めたら「読み始め日」セルを緑色に、読了したら「読了日」セルを緑色に変更。 こうすると、スコアカード風に読んでいる状況が見えます。 この方法のよい点は、 ・スコアカード風にすることで、「積ん読状況」の見える化が

    積ん読本解消法のために、「積ん読スコアカード」:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ
  • 巷で話題「忍者女子高生 制服で大回転」で考える、企業のソーシャルメディアマーケティング:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    YouTubeで話題になっている動画です。 一昨日は10万PVでしたが、昨日は70万PVで今朝は140万PV。グングン増えています。 最初は、「なかなか面白いなぁ。女の子同士で撮っているのかな?」と思っていたら、意外性あるスピーディな展開で、3分半の動画を一気に見入ってしまいました。 最後に出てくる商品で「あー、なるほど」と納得。サントリー CCレモンの商品広告だったのですね。 結婚式の司会では、「弁舌爽やかで、いかにも話慣れている司会者」よりも、「あの人、素朴なんだけど、すごく味があって心にジンと響くよね」という人が物のプロなのだ、という話を聞いたことがあります。 物のプロは、プロっぽく見せずに素人っぽく見せても、感動を伝えられるのですね。 この作品も素人っぽい仕上がりですが、まさにプロの技です。 企業が作るソーシャルメディア系のコンテンツは、ともするとビミョーな感じになってしまうこ

    巷で話題「忍者女子高生 制服で大回転」で考える、企業のソーシャルメディアマーケティング:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ
  • 奇跡のニュータウン、ユーカリが丘に行ってきました (1):永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    昨日2014/5/22、ご縁をいただいて千葉県にある「ユーカリが丘」に行き、ここを開発された山万株式会社様に案内をいただきました。 「ユーカリが丘」と言っても、千葉県に住んでいない方はご存じない方が多いかも知れません。私も名前しか知りませんでした。 しかし色々とお話しを伺っていくうちに、「これは奇跡の街だ」と思うようになりました。 そこで、実際に案内をしていただいた様子をご紹介する前に、まずユーカリが丘のご紹介をしたいと思います。(なお、図や写真は「ユーカリが丘 公式タウンポータルサイト」からダウンロードできる「夢百科 『千年優都 ユーカリが丘』」より引用しています) まずユーカリが丘の場所の確認。東京から成田空港に向かって38Km程の場所にあります。東京まで電車で1時間強です。 ユーカリが丘は、総開発面積は245ha、総計画戸数は約8,400戸の街です。 現時点で約6,900戸、人口約1

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  • 街で高級カフェが急速に増えている:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    最近、街で1杯1,000円前後のコーヒーが増えています。 先日のブログにも書きましたように、表参道ヒルズのタリーズも「TULLY’S SINGLE ORIGIN」 というサービスを提供しています。この店では、注文毎に豆を挽き、専用マシンで一杯ずつ2分ほどかけて淹れます。 また銀座5丁目にも、ドトール創業者の鳥羽博道氏が開いたロイヤルクリスタルカフェというカフェがあります。あるでこの店のことを知り、先日行ってみました。地下に豪華な内装の空間が広がり、ゆったりとしたソファもあり、きちんとした身なりの年配女性客が優雅に時間を過ごしておられました。ブレンドコーヒー一杯で1,500円。あまり頻繁に行けそうもないですが、いい店でした。 2014/5/20の日経済新聞・夕刊にも、「カフェ大手で高級感 珍しい豆・居心地重視 コンビニに対抗」という記事が掲載されています。 この記事では、下記の店が紹介さ

    街で高級カフェが急速に増えている:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ
  • グループワークの進め方:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    色々な集まりで、グループワークで課題を与えられて、議論した結果を発表するように求められることがよくあります。 参加者がそれぞれアイデアを出し合って、集めるというアプローチもあります。確かに多くのアイデアを必要とする時は、この方法もよいでしょう。 一方で、課題解決が求められている場合は、総花的なアイデアを列挙するだけでは、問題は解決できません。 時間もあらかじめ決められていることも多いので、長時間議論することもできません。 こんな場合私は、問題解決の方法論を使って、次のようにグループの参加者で議論しながら進めるようにしています。 1.最初に、その課題の目的は何かを把握する。 2.その上で、どのような成果や価値を生み出すことが求められているのかを把握する。 中には、課題が与えられた時点で、上記が決められておらず、「自由に考えてよい」という場合もあります。その場合は、1と2を自分たちで仮決めしま

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  • 藤沢久美著「なぜ、川崎モデルは成功したのか?」...日本ならではのオープンイノベーションの姿が、ここにある:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    藤沢久美著「なぜ、川崎モデルは成功したのか?」...日ならではのオープンイノベーションの姿が、ここにある 藤沢久美著「なぜ、川崎モデルは成功したのか?」を読了しました。 このと出会えて「よかった」と思いました。元気になるからです。 そもそも「川崎モデル」とは何でしょうか?書のオビには、次のように書かれています。 ---(以下、オビから引用)--- 川崎市から始まる 政府・省庁も注目 新・中小企業支援。 異色公務員集団が大企業や金融機関を巻き込みものづくりの町・川崎市を元気にする! 話題のオープン・イノベーションの最前線! 戦略は、「密着」「おせっかい」「キャラバン隊」 ---(以上、引用)---- 書では川崎モデルの様々な事例が紹介されています。たとえば、ある企業のケース。 墓石業を営むある会社は、川崎市からデザインコンペにエントリーすることを勧められました。そこでこの会社はガラス

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  • ティーザー広告で、世の中の評判がどうなるかを考えてみた:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    昨日のエントリーでGodzillaのティーザー広告について書きました。そこで改めて、ティーザー広告がその商品やサービスの世の中での評判(社会的評価)に与える効果について考えてみました。 まず「社会的な評価」は、下記の式で定義します。 社会的な評価 = 一人一人の顧客満足 × 顧客数 そして上記のうち、「一人の顧客満足」は、下記で定義します。 顧客満足 = 知覚価値 ー 事前期待値 昨日も書いたように、「ティーザー」とは「じらし」という意味です。「ティーザー広告」とは、商品発表前に、商品そのものは見せず、少しずつ見せてじらしながら顧客の興味を高めていく手法です。 ティーザー広告は、顧客の事前期待値を上げてしまう効果があります。先ほどの通り、 顧客満足 = 知覚価値 ー 事前期待値 なので、事前期待値が上がり過ぎると顧客満足は下がります。期待値が知覚価値を超えてしまったりすると、「期待を裏切ら

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  • テレビの視聴時間が、急激に減少中?:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    InternetWatchに、総務省情報通信政策研究所が4/15に発表した「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の速報結果が掲載されています。 40代・50代がテレビ離れ開始か? 10代・20代はSNS時間倍増、メールを逆転 この調査によると、2012年から2013年にかけて、テレビの視聴時間は次のように変わっています。 (n=3000) 全体 184.7分 →168.3分 (-16.4分/- 9%) 10代 102.9分 →102.5分 (- 0.4分/- 0%) 20代 121.2分 →127.2分 (+ 6.0分/+ 5%) 30代 158.9分 →157.6分 (- 1.3分/- 1%) 40代 187.4分 →143.4分 (-44.0分/-23%) 50代 219.2分 →176.7分 (-43.5分/-19%) 60代 263.0分 →257.0分 (- 6.0

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  • 「自社ならではの強み」は何か?いかに育んでいくか?:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ

    「自社ならではの強み」は何か? 今年1月末に「「バリュープロポジションが大切」...と言っても、どうやってバリュープロポジションを考える?」で書いたように、その一つの方法はコア技術を考えることです。 たとえば、デジカメの台頭で、業である写真フィルム市場の90%が蒸発してしまった富士フィルムでは、コア技術は「写真フィルム」ではなく、「有機材料」「無機材料」「薄膜技術」「光学」「画像」「メカ・エレキ」の6つと考えました。そして化粧品や高機能材料などに多角化を進め、高収益を維持しています。 このように考えると、「写真フィルム」はコア技術ではなく、「製品技術」であることがわかります。 この「コア技術」について考える際に、とても参考になる書物が、「コアコンピタンス」という考え方。 「コアコンピタンス」という考え方自体は、1990年にゲリー・ハメルらがHarvard Business Reviewに

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