オーストリア国立応用美術館『もの 質実と簡素』展に招待出品 著書:『漆塗師物語』(文芸春秋刊) 『美しいもの』(新潮社刊) 『毎日使う漆のうつわ』(新潮社刊) 『美しいこと』(新潮社刊) 『名前のない道』(新潮社刊) 『形の素』(美術出版社刊) 最新在庫はオンラインショップにて ご確認下さい。
Copyright (c) 2002- International Research Center for Japanese Studies, Kyoto, Japan. All rights reserved.
キレのある、名品。 三代続く長澤製作所は、銅、真鍮を主軸に、銀やアルミの加工も行うオールラウンドの鍛金工房だ。工房には金属の板に形を与え、文様を刻んでいく大小の様々な道具がずらりと並ぶ。鈍く光る鎚、焼鈍するためのバーナー、金属の表面を剥くために希硫酸が満たされた水槽。力強く、無骨な道具類だが、これを操る手は繊細だ。長澤製作所の看板商品である、銅製急須。急須そのものの端麗さとともに、その注ぎ口の切れの良さをはじめとした実用性は、名工と称された初代・長澤金治郎さんから当代まで確かに受け継がれている。特に当代の利久さんは、当人が”神経質なくらい”というほど、美しさと機能にこだわりものづくりを行っている。時の移ろいを表現した「古美の色」は、利久さんが苦心の末に辿り着いた表現で多くの人の心をつかんでいる。時に初代がつくった銅製急須が修理に持ち込まれることもある。それほど長く愛着を持って使える名品を、
扇面の宗達、団扇の光琳が琳派好きの合言葉 絶妙なデザイン感覚が味わえる光琳団扇 尾形光琳『紅葉流水図(竜田川図)』 「宗達の扇面、光琳の団扇」と称されるように、団扇というイレギュラーな舞台で、光琳はデザイン性をいかんなく発揮。掛軸に仕立て直されたこの団扇には、緑の丸い山に沿って流れる川に光琳特有の竜田川模様が描かれ、紅葉と金が華やぎを添えている。 一幅 紙本着色 江戸時代(18世紀) 24.4×24.3㎝ 五島美術館蔵 金を背景にした生気みなぎる百合 池田孤邨『百合図屛風』 抱一の弟子として其一と同格であった孤邨は、琳派の伝統を守りながら、個性的な作品を残している。本作は表が金地の鉄砲百合、裏は銀地の小さな百合が描かれていて、抱一の『夏秋草図屛風』に着想を得たと目されている。 二曲一隻 紙本金地着色 江戸時代(19世紀) 56.6×169.3㎝ 遠山記念館蔵 工芸への展開をリードした光悦作
グラフィックデザイナーを経て、染織に目覚める。 子育てを楽しみ、ふと気がつけば休憩すること10年。 この間に自然が身近にある暮らしを求め、 京都から小豆島へ移住。 そして子育ても一段落、再び染織を楽しんでいます。 「消えてなくなるモノづく
この連載も今回が最後となる。お読みいただいた方には感謝申し上げたい。と、いきなり、終わりのような始まりなのだけれど、連載のタイトルに「平成の終わりに」とついていることだし、縄文時代の終わりの話を書いてこの連載を終わりたいと思う。 縄文時代後期には植物栽培が行われていた 日本列島は南北に長い。ゆえに、さまざまなことにタイムラグが生じる。東京の流行が全国的に流行かというと、そんなことはなく、タイムラグが生じてゆっくりと地方へ到達することも少なくない。時に、地方によっては「え?まだそれが生き残ってんの?」みたいなことが起こることもある。それはそれで地方の味わいである。 南北に長いということは、自然環境も如実に違う。ちなみに原稿を書いている日の沖縄の気温は21℃で、札幌の気温が2℃である。同じ列島内でこれだけ気温が違えば自然環境も違うし、暮らしや思考も変わるのは当たり前の話と言える。 その自然環境
※ 新しいフォントを追加、古くなったリンク切れは削除し、およそ1年ぶりのアップデート。現在、合計58個。 毛筆フォントは年賀状はもちろん、和風なデザインには欠かせない、上品さや高級なイメージを演出できる、持っておくと便利な書体です。 今回は、無料ダウンロードでき、商用利用できる毛筆フリーフォント厳選51個をまとめてご紹介します。 春の入学式や就職のお祝い、年賀状など、季節を問わず利用できる素材が多く揃います。 毛筆フォントはAdobe Fontsがおすすめの理由 「日本語フォントをまとめてダウンロードしたい」 「できるだけ安く、仕事でも安心して、フォントを使いたい」 そんなときは、30,000以上の英語フォント、日本語フォントも600以上が使い放題のAdobe Fontsがオススメです。 その理由はずばり、Adobe CCユーザーならすべて無料で商用利用できるから。 実際、数多くの毛筆日本
日本を訪れる外国人旅行者の年間消費額は4兆円に迫る勢いだ。成長が期待されるこの市場で、中国からの訪問者による消費は全体の4割を占める。最近では、中国人旅行者の消費トレンドが「爆買い」と呼ばれたモノ(商品)の購入から、体験にお金を使う「コトの消費」へと変化してきているとも言われる。 中国人旅行者が、日本でスマートフォンなどを利用して検索するキーワードを調べれば、彼らの最新の消費動向が見えてくるかもしれない。 中国最大の検索エンジンを提供するバイドゥ(Baidu)は、今年1月下旬の春節(旧正月)の時期に日本を訪れ、同社のWebブラウザやアプリを利用した旅行者(日本在住者を一部含む)が検索したキーワードをデータにまとめた。 データは、2017年1月27日〜2月2日の期間で検索された数十万のキーワードをもとに、各カテゴリーで一番多く検索された言葉を100とする指数で表した。
国内の大型連休であるゴールデンウィークも終わり、日本では次の祝日が7月18日の「海の日」で当分先だと話題になりました。 また、5月18日に発表された4月の訪日外国人旅行客(以下、訪日客)数は200万人を超え、単月訪日客数としては過去最高を更新しました。ゴールデンウィークの旅行先で訪日客を見かけた方も多かったのはないでしょうか。 筆者の故郷は栃木県足利市で、日本一の大きさを誇る藤の花が見られる「あしかがフラワーパーク」が観光名所のひとつになっています。その足利へ帰省の際に利用した座席指定列車でのこと。乗り合わせた車両の実に8割が中国からの訪日客のようで、2015年の帰省時よりも確実に増えていると実感しました。それも、1-2割程度だった記憶から一気に増加したという印象です。 これは、訪日客の興味関心が都市圏から地方圏へ一気に向き始めているのではないか。ということで、今回は訪日客と47都道府県、
Concept 日本のヒトカケラを 屋根の上からテノヒラの上に 「icci KAWARA PRODUCTS」は、瓦一筋で100年を迎えた一ノ瀬瓦工業が“瓦”の新たな可能性を追求すべく、屋根だけでなくより身近なところでも瓦に触れていただきたいという想いのもと『日本のヒトカケラを屋根の上からテノヒラの上に』をコンセプトに誕生した瓦ブランドです。日本が誇る瓦の美しい銀色をより身近なものとして皆さまに手に取っていただけるよう、「icci KAWARA PRODUCTS」は、あらゆるプロダクトを通して新たな“瓦”の価値を提案していきます。 icci kawaraproducts 2nd Collection Breakfast × kawara 日本の銀色である“いぶし銀”が爽やかな朝のひとときに、清潔感のあるシンプルでスタイリッシュな空間をご提案致します。1日の始まりである朝の食卓。気持ちよく行動
SIWA・紙和 千年の歴史ある和紙産地、山梨県市川大門の和紙メーカー大直が、紙の可能性を広げる日常品「SIWA・紙和」シリーズを、工業デザイナーである深澤直人さんと一緒につくりました。 深澤さんは大直が開発したやぶれない障子紙「ナオロン」に、くしゃくしゃにすることで風合いが出ることを見いだし、その優しさを生かした日常品のデザインを提案しました。 「SIWA・紙和」という名前は、紙のしわと和紙の反対読みの紙和という意味があります。和紙を丹念に精製し、革を縫製するようにひとつひとつ丁寧に生産しています。 ■siwaの財布として2代目になりますが満足しています。キャッシュレスが進み現金払いは余りしないという環境なら十分です。小銭入れには同じシリーズの 小さい四角いものを使っています。こちらは初代と一緒に購入したものを引き続き使用しています。小銭入れは到底使いやすいとは言えないので あくまでも冒頭
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く