6.10. 競合状態を避ける「競合状態」は次のように定義されています。 「イベント同士が動作する相対的なタイミングが、思いもよらない依存関係に 陥ってしまった危険な動作状態」 [FOLDOC]。 競合状態は通常、1 つ以上のプロセスが共有リソース(ファイルや変数等)にアクセス する時に伴う現象で、複数のアクセスを適切に制御できなくなります。通常プロセスはアトミックには動作しません。別のプロセスは基本的に 2 つの命令間 に割り込みます。 安全が必要となるプログラムのプロセスが、この割り込みに備えていなければ、別の プロセスが妨害できる可能性がありますん。 安全が必要なプログラムが動いている間に、別プロセスのコードがいくつ動いて、 それがどんな操作の組み合わせであっても、プログラムは正確に動かなければいけ ません。競合状態の問題は、2 つのカテゴリに分類できます。 信頼できないプロセスによる