障害者雇用水増し問題を受けて行われた障害者向け国家公務員2次試験(面接)を巡って、福岡航空交通管制部(福岡市)が受験者全員の面接を終える前に内定通知を出していたことが分かった。面接を控えていた受験者に採用予定枠が埋まったとの連絡があり判明した。受験者からは「早く面接した人が有利になり不公平だ。早期に面接を受けたくてもできない障害者もおり配慮が足りない」と批判の声が上がっている。人事院は公正な選考を徹底するよう関係機関に指導する。 同管制部によると、2次試験では予定枠1人に対し当初16人が受験を希望。2月27日から3月13日までの選考期間中に面接希望日を設定した。だが全員の面接が終わる前に内定者を決定。面接予定者に連絡しそれでも受験を希望するか確認した。6人のうち3人は「受験の意味がない」などとして辞退した。受験者は複数の省庁の試験を同じ時期に掛け持ちで受けることが可能なため、同管制部は「人