2007年にアメーバ版で以下のエントリを挙げましたが、文章に手を入れて再掲します。 従軍慰安婦問題・慰安婦高額報酬説のトリック|誰かの妄想 従軍慰安婦否定論者の主張のひとつに「従軍慰安婦は高額な収入を得ていた」というものがあります。この主張は日本政府・軍による売春強要を免罪するための根幹として使用されることが多いです。 つまり、「ただの商行為」「むしろ儲けていた」→「自分の意思で売春したくせに」という被害者蔑視・排斥につながっています。 この流れは、現在日本でも性犯罪被害者に対するセカンドレイプが行われている構造と同じです。 そもそも、仮に高額な報酬を得ていたとしても意に反する売春を強要されたのであれば、それだけでも免責されるものではありません*1。 しかし、従軍慰安婦が高給取りであったという都市伝説は、否定論者による従軍慰安婦問題軽視・元慰安婦被害者に対する蔑視を助長し、ひいては日本社会