世界初の革新的新薬を優先審査へ、試行開始−厚労省が日本の創薬てこ入れ、期間大幅短縮 医療介護CBニュース 4月8日(水)18時2分配信 厚生労働省は今月から、世界に先駆けて革新的な医薬品などを優先的に審査して早期の実用化を目指す「先駆け審査指定制度」の試行的な運用を始めた。厚労省は同制度の対象となる医薬品目を来月8日から募集する見通し。【松村秀士】 医薬品の開発はこれまで、日本国内の研究機関などに有望なシーズが存在しているものの、それらを実用化につなげていく力が外国に比べて弱いとされてきた。また従来、日本の製薬会社の多くは、国内の医薬品市場の中で戦略を描いてきたが、今後は世界市場での革新的な医薬品のシェア獲得や、各国のニーズに応じた医薬品を輸出するための戦略が求められている。 こうした課題を踏まえて、厚労省は、患者の命にかかわる重篤な疾患を対象とした医薬品開発の基礎研究から臨床研究・治