指定暴力団「山口組」や分裂した「神戸山口組」の関係先で、この1週間余りの間に拳銃の発砲など事件が相次いで起きていることについて、河野国家公安委員長は閣議のあとの記者会見で「対立抗争事件と言わざるをえない」と述べ、強い危機感を示しました。 警察庁によりますと、特に、先月25日から3日までの8日間では、それぞれの関係先で拳銃の発砲事件が起きたり車が突っ込んだりする事件などが少なくとも9件起きているということです。 これについて河野国家公安委員長は4日の閣議のあとの記者会見で、「対立抗争事件と言わざるをえないという気がしている」と述べ、強い危機感を示しました。そのうえで「市民に迷惑がかからないよう、しっかりと対立を抑え込みたい」と述べ、取締りを強化したり暴力団対策法の規制を外れた「神戸山口組」の指定を急いだりするよう警察に指導していく考えを示しました。 これまでの事件について警察庁は、組織的な背