インテル、2wayサーバ／ワークステーション向け新プロセッサ「Xeon E5ファミリー」を発表|CPUプラットフォーム|トピックス|Computerworld
インテル、2wayサーバ／ワークステーション向け新プロセッサ「Xeon E5ファミリー」を発表 最大8コア、メモリ容量拡大、QPI帯域幅拡張など、「Xeon 5600番台」比で最大80％の性能向上 米国Intelは3月7日、2wayサーバ／ワークステーション向けプロセッサの新シリーズ「Xeonプロセッサー E5ファミリー」を発表した。およそ1年前にリリースされた「Xeonプロセッサー 5600番台」と比較して、性能が最大80％向上したとしている。 32ナノメートル（nm）プロセスで製造される“Sandy Bridge”世代のE5-2600製品ファミリーは、2コアから8コアの計17モデルがラインアップされている（一覧表は記事末尾参照）。今回、パッケージが変更され、ピン数は2,011本となる。 サーバ向け8コア（16スレッド）モデルの動作周波数は1.8GHz（E5-2650L、消費電力70W）
CPUとメモリーの速度差を埋めるキャッシュの基礎知識 (1/3)
CPUの高速化についていけないメモリーの速度 今回からはちょっと趣を変えて、「キャッシュ」の話である。キャッシュの目的は「レイテンシの遮蔽」にある。といきなり大上段に構えても話が通じないので、昔話から始めよう。 初期のPCの場合、図1のようにCPUとメモリーが直結(厳密に言えばメモリーコントローラーを介する)されていた。初期というのは、おおむねi386ないし互換チップセットが利用されていた頃までの話である。 この頃は、CPUの速度が速くても30MHz程度。対するメモリーチップの速度は100ns(10MHz)～80ns(12.5MHz)程度。たまに70ns品(≒14.3MHz)や60ns(≒16.7MHz)品が高値で販売されるという、ある意味のどかな時代であった。 もちろん、これでもCPUの速度には追いついていないが、例えば2～4ウェイ・インターリーブでアクセスすれば、40～50MHz相当で
CPU性能向上のトレンド マルチコアの理論と限界 (1/4)
IPCの引き上げは難しい シンプルな解決策がCPU数の増加 今回のテーマはマルチコアである。もともとコンピューターの世界では、CPUのコアをいっぱい並べるという技法は、非常に一般的であった。66回でも書いたが、CPUの処理性能は以下の式で表わされる。 P＝F×IPC PがPerformance(処理性能)で、FがFrequency(動作周波数)、IPCは「Instructions Per Cycle」(1サイクルあたりの処理命令数)となる。Pを引き上げるためには、Fを上げるかIPCを上げるかになるが、Fを上げると同時に消費電力も増えることになり、ある程度以上の動作周波数以上に引き上げるのが放熱の観点から困難、という制約があった。 一方IPCを引き上げるのはもっと難しい、というのはここまでの連載で紹介したとおり。いろいろな策を講じてIPCを引き上げようとしているが、それでもなかなか上がらない
Intel、Pentium DCやモバイル向けCore 2 Duoを値下げ
9月5日(現地時間) 発表 米Intelは5日(現地時間)、プロセッサ価格表を更新。新モデルの追加や、それに伴う価格改定を実施した。価格はいずれも1,000個ロット時の単価。 ●デスクトップ向け デスクトップ向けCPUは、Pentium Dual-Core(DC)に、動作クロック2GHzのE2180を追加し、従来の2モデルを値下げ。価格はE2180が84ドル、E2160(1.80GHz)は84ドルから74ドルに、E2140(1.60GHz)は71ドルから64ドルになった。 Celeronは、430が49ドルから44ドルに、420(1.60GHz)が39ドルから35ドルに値下げされた。NetBurstの3xxシリーズは変更されていない。
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