毎年夏に、フランスアルルで国際的な写真のフェスティバルをやっているというのは、以前から知っていた。日本からも写真家が招待されているという記事を読んだことがある。しかしアルルフォトフェスティバルの名前は知ってはいても、そこでどんなことが行なわれているのかさっぱりわからない。バカンス時期のフランスの避暑地でやるイベントなど、縁遠いものと思っていた。 ところが昨年、事務所に出入りしている若き写真家長田史野がアルルで絶賛を浴び、帰国後海外から仕事が舞いこむようになった。おそらくいま彼女は、日本での仕事よりコンスタントに海外の仕事を請けている。その後も、各国から写真掲載のオファーが届くようになったのだ。 その様子を間近で見ていて、いまどき写真の世界にアメリカンドリームのようなことがあるなんて、とアルルに俄然興味が湧いてきた。 ちょうど同じ月に僕の2冊目の写真集『traverse』(冬青社)が出版され
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