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ブックマーク / doublehash.me (7)

  • 暗号通貨は日常の決済手段として使われるのか?

    「暗号通貨なんて不安定なものが日常の決済手段として使われるわけがない、通貨として致命的な欠陥がある」 暗号通貨否定派の典型的な主張です。 これに対して、私は、「いや、決済手段としても使われるし、お金として機能しますよ」 という反論をしてきました。 しかし、これがどうにも噛み合わないのですが、これには大きく前提として見えているものが違うとおもいました。 通貨として欠陥派は、基的に法定通貨と同じ使われ方をするだろうという前提にたっています。 すなわち 給与支払い、報酬の支払い コーヒーやミルクなどの日常の買い物 水道料金、保険料、税金などの支払い 銀行振込の代わりとして です。つまり、法定通貨を暗号通貨が代替して、暗号通貨が今の生活の基軸のお金として成り立つかどうか? そんなの成り立つわけ無いじゃーん! どう考えても、それらへの支払いをわざわざ価値が不安定な暗号通貨を購入してまで決済したいと

    暗号通貨は日常の決済手段として使われるのか?
  • MUFGコインと暗号通貨ユーザーの本当のニーズを探る

    MUFGコインが大規模な実証実験を行うというニュースがあって、それについて考えを巡らせている。 MUFGコインは1コイン=1円で安定しており、銀行の裏付けがある。そして、おそらく送金の手数料は無料で、即時24時間決済ができるようになるだろう。 結局決済のスピードと手数料のやすさを中心の価値提案として勝負すると、暗号通貨はこうした中央集権型の決済サービスに勝つことはできない。どう考えても、MUFGコインのほうが早くて安いからだ。さらにレートが上下する心配もない 多くのひとは、そのコインが中央集権かどうかとか、そんなのは気にしておらず、単に早くてやすいかどうかだけを気にしている。暗号通貨投資家のなかですら、中央集権かどうかはどうでもいいと思っている人が大半なのだから、おして知るべしである。 以前ツイッターでアンケートを取ったときは、暗号通貨に求めるものが早くて安い決済手段だと答えた人が18%い

  • 暗号通貨が提供したいサービスと、現ユーザーニーズの間には、深刻なギャプがある

    先日おこなったアンケート「暗号通貨に何を求めるか?4つのスタンスの違い」は興味深い結果がでた。 まず、前回のアンケートをまとめると、 早く簡単に手っ取り早く法定通貨を増やしたい  42% 法定通貨ではないユニバーサルな資産がほしい 28% 早くて無料の支払い手段がほしい 18% ビットコインは徒花でブロックチェーン技術命 12% これに対して、更に1段深堀する質問をなげてみたところ、ほぼ私の仮説を裏付ける結果がでたので、以下にまとめと考察を書いておこうと思う。 まずは、暗号通貨に求めるものが「エキサイティングな相場」だと答えた人のアンケート。 私の仮説は、この層は、相場があれば何でも良く、極論、ギャンブルやサイコロでもなんでも儲かりさえすればよい。たまたま暗号通貨の相場が良かったので参加したが、儲からなければ興味を失うというもの。 結果は、68%*の人が「別に暗号通貨に興味があるわけじ

    暗号通貨が提供したいサービスと、現ユーザーニーズの間には、深刻なギャプがある
  • なぜ仮想通貨に価値が生じるのか?マネタリートークンの価値算定の理論(交換価値説と採掘価値説)

    ビットコインやライトコイン、ビットコインキャッシュ、リップルのXRPなど、もっぱらお金としての機能のみを持つトークンをマネタリートークンという。 前回の、ユーティリティトークンの価値算定においては、ファイルストレージや計算といった実用機能を提供するトークンの価値を算定した。これらのトークンの価値はユーザーが実感する実用価値に等しいとした。 一方で、ビットコインに代表されるマネタリートークンには、そうした実用的な価値は全く存在しない。純粋にお金としての機能しか持たない。 このため、ユーティリティトークンや、配当型のトークンとへ別の価値算定の理論が必要となる。 理論については、主に2つの説があるが、議論が割れている。 交換価値説と採掘価値説である。 交換価値説は、現代的なお金の理論だ。お金自体、それ自体には価値は存在せず、もっぱら支払い手段として便利であるということによってその価値が生まれると

  • 暗号通貨に何を求めるか?4つのスタンスの違い

    暗号通貨に何を求めるか? 個人的にツイッターでアンケートを取った結果だが、あらためて興味深い結果であった。 結果をみると、予想どおりであったが42%の人が儲けの機会だと答えた。 これらの人にとっては、暗号通貨自体には全く興味がなく、要するに暗号通貨が対象でなくても、博打だろうが、サイコロゲームだろうが、チケットの転売だろうが、とにかく儲かればなんでもよい。このような層が半数近くを占める。 そして、相場は荒れて乱高下するほうがよく、そちらのほうが儲けの機会が大きい。 また、これらの人が相場で増やしたいのは「法定通貨」である。つまり日円を増やしたい。 次は、政府や何かの権力によらない価値の貯蔵手段と答えた人で、28%存在する。 これらのひとは、日の財政事情を憂い、日円が将来ハイパーインフレなどで無価値になる可能性を予想していたりする。 保有の財産のヘッジとして、ゴールドや、土地、株式など

    暗号通貨に何を求めるか?4つのスタンスの違い
  • PoWコインだけが本物の貨幣になり得る理由

    PoWのコインだけが物の貨幣になりえます。 ここでいう「物の貨幣」とは実物貨幣のことです。つまり、それそのものに価値があるとみなされるゴールドやシルバーなどの貨幣のことです。 以前からPoWに消費された電気代がコインの価値の源泉であるということを主張していますが、なかなか理解されていません。 今回は長くなりますが、そのロジックを丁寧に説明しようとおもいます。 (以下、お金、貨幣といったとき、実物貨幣のことを指し、信用貨幣のことではないことに注意しながら読み進めて下さい。それを混同すると全体が理解できません) まずは、基のところから コインの価値が消費したコストにあるわけがないだろ! コインの価値は、欲しいとおもうひとがどれだけいるのかが質の価値でしょ! はい。そのとおりです。コインの価値というのは、需要によって決まります。そのコインを欲しいと思うひとがどれだけいるか、というのが価値

  • ビットコインの「送金」についての基礎知識

    レポート「ビットコインキャッシュの取り出し方&送金方法」を配信。画面付きで丁寧に解説 レポート「アルトコイン図鑑」では30種類以上のコインの概要と見通しを解説レポート内容へ ビットコインについて、それでもまだよくわからないという声がおおい。多分、送金のところのイメージがつかめないので、意味不明に陥っていると思う。 今回の事件を理解するにあたっては、ビットコインの送金の部分がどうなっているのか、理解することが肝要であろう。これがわかると、だいぶわかると思う。議論や、取材の一助になればとおもう。 Q ビットコインの送金はどうやるのか? ビットコインの送金は、相手先のビットコインアドレスというものを指定することで送ることができる。ビットコインアドレスは世界中で固有のもので重複がない。よって、一意に相手に送金できる。 Q 相手をダイレクトに指定できるということか? そうだ。メールアドレスや、ツイッ

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