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ブックマーク / note.com/utpress (2)

  • パレスチナ情勢とイスラエル国内事情――「分離(ハフラダ)」の先に安定はあるのか【前編】/鈴木啓之|東京大学出版会

    深刻さを増すパレスチナ紛争を、どう理解すればよいのか。『蜂起<インティファーダ>――占領下のパレスチナ1967–1993』著者の鈴木啓之先生に広報誌「UP」にご寄稿いただいたコラムを公開いたします。第1弾は2021年におこった紛争をうけて書かれた585号(2021年7月)掲載のコラム前半になります。現在の大規模紛争にもつながる2年前の状況を知る一助としてお読みください。 パレスチナ/イスラエル情勢が、近年稀に見るほど緊迫した。今年(2021年)4月からエルサレムで断続的に続いていた衝突が、ガザ地区とその周辺での軍事衝突に発展したのは、5月10日のことだった。パレスチナ人組織ハマースがロケット弾を放ち、イスラエル軍は軍用機による空爆を行った。5月21日の停戦までに、死者はイスラエル側で外国人労働者を含めて12名、パレスチナ側でおよそ250名となった。衝突の激しさは、2014年の「ガザ侵攻」以

    パレスチナ情勢とイスラエル国内事情――「分離(ハフラダ)」の先に安定はあるのか【前編】/鈴木啓之|東京大学出版会
  • ゲーム研究を極める30冊〈1〉/吉田寛|東京大学出版会

    (1)日語で読める遊び・ゲーム論の古典(5冊)「ゲーム研究(Game Studies)」は21世紀に誕生した新しい学問分野だが、遊びやゲームについての研究は古くから哲学や心理学、人類学、教育学といった分野でなされてきた。ここに紹介するのは、欧米で刊行されてきた遊び・ゲーム論の古典のうち、現在われわれが日語で読めるものである。翻訳者に感謝しなくてはならない。 (1-1)ヨハン・ホイジンガ『ホモ・ルーデンス:文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み』(1938年、里見元一郎訳、講談社学術文庫、2018年) 原著はオランダ語で1938年に刊行された。「文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み」という長い副題をもつ。いわずと知れた遊び・ゲーム論の古典中の古典であり、「生物学的適合性」に資するものとして遊び・ゲーム(オランダ語で「spel」)を「合理的に説明」しようとしてきた、そ

    ゲーム研究を極める30冊〈1〉/吉田寛|東京大学出版会
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