5/20 午後5時〜 写真家と写真集をレビューする日 ゲスト：第17回RPSグラント受賞作家ピョートル・ズビエルスキ
来たる今週末5月20 日午後5時より、写真家と写真集をレビューする日を開催することとなりました。 今回のゲストは第17回RPSグラントの受賞者でもあるピョートル・ズビエルスキ（Piotr Zbierski）。清里ヤングポートフォリオのレセプション参加のために来日されるとのことで急遽開催が決定致しました。 今回は写真集「Push the Sky Away」についてお話いただきます。当日は写真集の販売も予定しています。皆様ぜひご参加ください！尚、RPSでは作家の写真展を2019年度春頃に開催予定しております。 Push the sky away – Piotr Zbierski from Piotr Zbierski on Vimeo. Push the Sky Away 「Push the Sky Away」は過去に消えてしまったもの、未来へ続くものが作品の中の各部分に帰結した連作だ。このク
REMINDERS PHOTOBOOK REVIEW #29 LINGERING GHOSTS
不定期更新、写真家による写真集レビュー、今回は初登場、写真家の藤元敬二くんがSAM IVINのLINGERING GHOSTSをレビューしました。 パスポート風に塗装された表紙を開くと、中には顔が白く塗りつぶされた難民申請者達の肖像が続いていく。時には空虚さを、時には痛ましさを感じる程に白く引っ掻かれたそれらの肖像は、イギリスに暮らすアジア、アフリカ、中東など各国からの難民申請者達のもの。写真に施された白い傷は、社会的に不安定な立場に置かれた人々の心の傷を代弁する為に施されたものである。 制作者であるIvin氏は冒頭で「人間から目を取り去ってしまえば自己同一性は消え去り、そこに残されるものは影であり亡霊でしかない」と述べている。その点に於いては僕は同意できないけれど、彼の捉え方には、自身が育ったイギリスの至らない難民政策に対する皮肉も含まれているはずだ。そして同時に社会的弱者となった難民申
REMINDERS PHOTOBOOK REVIEW #24 裏日本
写真家の幸田大地君による「裏日本」のブックレビューです。 「裏日本」濱谷浩 率直にいって、僕自身の勉強不足もあり僕は濱谷浩という写真家についてほとんど知っている事はなかった。 昔、「終戦の日の太陽」という一枚を見て色々と考えた事がある以外に特別何かを知りたいと考えた事もなかった。 この裏日本をめくり始めてすぐにある文言。 「人間が人間を理解するために 日本人が日本人を理解するために」 を読んだ瞬間、「終戦の日の太陽」から始まり、この本のなかへ続いていくイメージへつながっていくであろう写真家濱谷そして日本人濱谷の想いのようなものを感じるような気がした。 一枚一枚の写真は、濱谷が裏日本と呼ぶ昭和３０、４０年代日本海側地域の生活や文化が写しだされている。 とてもシンプルにそこに生きる人たちの姿を記録した写真という印象だった。 雪がふり深く積もる地域に根ざした文化。「古き良き」というようなワードで
【クローズアップISO100メンバー】写真家・石川武志さん
RPSの運営は活動趣旨に賛同し、それぞれの目的にあわせたメンバーシップに登録して頂くことでも可能になっています。メンバーシップのタイプはISOによって内容が異なりますが、さまざまなイベントやワークショップの割引などが適用される、おトクな年間メンバーシップISO50、RPSキュレーター後藤由美による年間コンサルティングを受けて頂くことが可能になるメンバーシップISO100。このISO50と100は写真関係の活動をさらに充実したものにして頂くために年間を通して有効にご利用頂けます。ほか、写真展開催を想定したハイグレードなISO200と400があります。 ISO100以上のメンバーシップに関しては、ご都合のよい日時を提示いただき、ポートフォリオレビューおよび写真編集セッションからはじめます。面談時のポートフォリオとご自身が意識している課題などをご相談頂いた上で、総合的なコンサルティングをマンツー
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