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ブックマーク / www.yamdas.org (13)

  • 生成AI時代におけるWikipediaの価値

    以下の文章は、Selena Deckelmann による Wikipedia's value in the age of generative AI の日語訳である。 Wikipedia に含まれるすべての情報を独力で執筆可能な生成的人工知能があるとして、それは今日の Wikipedia と同じものになるでしょうか? これは哲学的問題みたいに思えるかもしれませんが、生成的人工知能と大規模言語モデル(LLM)の最近の進歩のおかげで、今ではかなり実際的な問題です。人間の反応を予測して模倣する生成 AI 技術が広く受け入れられたおかげで、多分に Wikipedia 由来に見えるテキストを今ではほぼ苦もなく作成できます。 この疑問に対する私の答えはシンプルです。いいえ、それは同じにはなりません。 公開の場で何十万ものボランティアの助けを借りながら、自由に知識を生み出し、共有し、時間をかけて磨きを

    生成AI時代におけるWikipediaの価値
  • マルガリータのプールの中でサイトを畳むことに決めたんだ

    It's high time for a walk on the real side Let's admit the bastards beat us I move to dissolve the corporation In a pool of margaritas Steely Dan, "Everything Must Go" 10年以上前からウェブサイトを止めるときに発表しようと考えていたタイトルの文章を実際に今こうして書いているという事実に不思議な心持ちになるのを禁じえない。 実際には何もかも止めてしまうわけではないのだが、大枠の事情は対談の最終回(前編、後編)で話しているものの、一応最後のステートメントということで、対談で話した内容と重複するが、今後の身の振り方などについて書いておきたい。 YAMDAS Project 体、並びにはてなダイアリーのYAMDAS現更新履歴の更新

    dowhile
    dowhile 2016/12/27
    一つの時代が終わった。お疲れ様でした
  • 明日近藤さんが見る空は

    I believe in heroes I believe in stars I believe that we'll meet one day say hello in some astral bar Seahorses, "Love Me And Leave Me" 先月、株式会社はてなの近藤淳也さんと少しメールのやりとりをする機会があり、近藤さんは「7月にちょっと動きがあるので、それに向けてどたばたしています。」と書かれていた。氏とメールのやり取りをすること自体稀なため高揚していたのか、ワタシは深く考えずに「恐らくは面白い動きがはてなの中で準備されていると思いますので、何よりそれを楽しみに待ちます。」と返信に書いた。しかし考えてみれば、はてなはいつも「ちょっと動きがある」会社なわけで、そんなんいつものことやんけと後になって苦笑したのを覚えている。 ご存知のように7月14日、はてなが米

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    dowhile 2015/05/06
    2006年7月
  • yomoyomoの読書記録 - ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる: ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』(草思社)

    ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる: ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』(草思社) 原書をブログで紹介するなど書の著者であるダナ・ボイドについて時々取り上げた関係で草思社の編集者に献いただいた。 書は、SNS 研究、特に10代の若者の SNS 利用についての研究の第一人者である著者が出会ったティーンの経験と視点を映し出すために書いたである。ただ、読者として彼らの親世代を強く意識したであり、それは「なぜ、若者はネットでよからぬことをしているように見えるのか」など各章のタイトルに添えられた副題を見ても明らかである。その筆致は、ティーンについて何かを決めつけたり、結論ありきでそれに証言をあてはめる感じがなく、ある意味むやみにソーシャルメディアを恐れたり子供たちの利用に介入したがる親世代をなだめ、諭すとも言える。 前半で繰り返し書かれるのは、今のティーンがテクノロジー

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    dowhile 2014/11/17
  • 創業者の訛り(Founders' Accents 日本語訳)

    以下の文章は、Paul Graham による Founders' Accents の日語訳である。 翻訳文書については、Shiro Kawai さんに誤訳の訂正を頂きました。ありがとうございました。 最近、Inc が私のインタビューを公開したが、そこで私は非常にきつい外国訛りのある創業者と彼らの会社の失敗に相関関係があることに気付いた話をした。 一部でこの発言が外国人嫌い、あるいは人種差別者とさえとられた――まるで私が外国訛りそのものが問題だと言ったかのように。 ただ私はそんなことは言ってないし、思ってもいない。シリコンバレーでは誰もそんなことは思わない。ここで最も成功している創業者には喋りに訛りがある人がたくさんいる。 私がインタビューで語ったのは、創業者の訛りがきつすぎて彼らの言うことを他の人が理解できない場合の話である。つまり、問題は訛りの文化的なシグナルではなく、他の人が創業者

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    dowhile 2013/09/08
    これインタビューのほうも読まないとよくわからんね
  • 我々が失ったウェブ(The Web We Lost 日本語訳)

    以下の文章は、Anil Dash による The Web We Lost の日語訳である。 ハイテク業界やマスコミは、10億人規模のソーシャルネットワークや遍在するスマートフォンアプリの隆盛を普通の人たちの純粋な勝利、使いやすさと権利拡大の勝利のように扱ってきた。この変化の過程で我々が失ってしまったものが話題になることは稀だし、お若い方だとかつてウェブがどんなだったかご存知すらないかもしれないのは私も承知している。 そこで今では大方消えてしまったかつてのウェブを以下に紹介させてもらう。 五年前、共有される写真は大抵 Flickr にアップロードされ、そこで写真は machine tags を利用することで、人間ないしアプリやサービスででもタグ付け可能だった。単純な RSS フィードを利用することで、画像は容易に公開ウェブ上で見つけられた。そして人々がアップロードした写真は、クリエイティブ

    dowhile
    dowhile 2013/01/07
  • 何がLinuxデスクトップを殺したか(What Killed the Linux Desktop 日本語訳)

    以下の文章は、Miguel de Icaza による What Killed the Linux Desktop の日語訳を著者の許諾を得て公開するものである。 文については、八木の野郎さん、Shiro Kawai さん、猪股健太郎さんに誤訳の訂正をいただきました。ありがとうございます。 これは実話である。 うちの Linux マシンの /home ディレクトリがあるハードディスクがおかしいので、それを新しいのに換えなければならなかった。このマシンは机の下にあるので、ケーブルを全部抜き、マシンを外に出し、ハードドライブを交換してまたプラグを全部つなぎ直さなければならなかった。 至極ありきたりなことだ。AC 電源をつなぎ、キーボードをつなぎ、マウスをつないだが、スピーカーケーブルを手に取ると、僕はそれをつなぐのはやめた。 なんでオーディオ設定なんかに手間かけなきゃいけないの? オーディオ

    dowhile
    dowhile 2012/09/03
    一本化のためにlinuxのコードツリーにオーディオやGUIが取り込まれる日は来るのだろうか
  • はてなは「絶対すべきでないこと」をやらかしたのか?

    おっと、タイトルだけ見て、先週から話題になっているはてなブックマークボタンのトラッキング問題の話かと思われたかもしれないが、文でははてなブックマークの問題はほとんど扱わない。また、この問題について未だご存じない方は、ARTIFACT@ハテナ系のエントリの後半にあるこれまでの流れを辿ると分かりやすいだろう(ワタシ自身の認知にも近い)。 はてなが新サービスとしてはてなブログをリリースして4ヶ月以上経つ。当初は招待制だったが、昨年末にオープンベータに移行して現在にいたっている。 ワタシもリリース時に招待されたので少し触ってみたが、機能が何から何まで足らないことにびっくりしたものである。そして、はてなは「アレ」をやらかしたのではないかという疑念が頭をよぎったが、まさかと思う気持ちと、短時間触っただけの印象で間違った批判をしてはいけないという自制、何よりそのあたりはじきに解決するのだろうという楽観

    dowhile
    dowhile 2012/03/12
    本当に一から作り直してるかはわかんないよね。そもそもはてダ自体が低機能なんだし、プレゼンテーション層が変わっただけなんじゃないの?なおやんが抜けたのと関係があるのかな。
  • yomoyomoの読書記録 - 速水健朗『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)

    速水健朗『ラーメンと愛国』(講談社現代新書) なぜ近頃のラーメン屋の店員は作務衣を着るのか(書では「作務衣系」という造語が使われている)、店内に相田みつを風の手書きの人生訓が飾られるのか問題については、確か『自分探しが止まらない』の頃から著者は言及していたはずで、新刊がラーメンをテーマにしていると知ったとき、今回はその線からの『自分探しが止まらない』の続編的な内容なのかなと予想していた。 しかし、書はラーメンの普及と変化を通し、グローバリゼーションにおけるローカライズ、日人にとってのもの作り、そしてナショナリズムまで論じる紛れもない日文化論である。帯にある「ラーメンから現代史を読み解くスリリングな試み!」は大げさではなく、いささか強引な展開を感じさせるところもあるが、些細な手がかりからぐいぐい引っ張り読ませるところなど『ケータイ小説的。 "再ヤンキー化"時代の少女たち』を思い出させ

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    dowhile 2011/11/10
  • 私が毎日自分に問いかける20の質問(Twenty questions I ask myself every day 日本語訳)

    以下の文章は、Vineet Nayar による Twenty questions I ask myself every day の日語訳である。 旅行しておらず家にいる場合、平日私は朝起きて、メールと電話で組織と連絡を取り、一時間ヨガをやり、それから車でオフィスに向かい、午前10時ぐらいに着く。大抵午後8時まで仕事をして、その後家族が待つ家に向かう。 日中、私は CEO としてとても陥りやすい罠を避けるよう努めている。最も危険なのは、わき起こるすべての疑問に対する答えを知っているはずと考えることだ。当然ながら、これはばかげている。一体どうやって直接関わりを持たない顧客、関係者、テクノロジー、ソリューション、国、組織の問題に対する答えを知ることができよう。 そんなの不可能だ。しかし、何世紀もの間、世界中の組織は、その CEO はなんでも知っているという考えの基に成り立ってきた。知らないにし

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    dowhile 2011/04/04
  • The Facebook Reckoning 日本語訳

    以下の文章は、Anil Dash による The Facebook Reckoning の日語訳である。 今週号の New Yorker に Jose Antonio Vargas による、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)と彼が代表する Facebook について長文の素晴らしい紹介が載っている。その中で、私がマークについて言った言葉「何不自由なく育ち、ずっと豊かで恵まれ、ずっと成功してきた26歳の若者であれば、人に隠さなければならないような秘密があるとは思わないのも無理はない」が引用されている。これは正確な引用だが、単に Facebook の CEO の特権についての論評というより Facebook についての私の感情にはずっと深いニュアンスがある。 まずはじめに必要なお断りを書いておく。私は Facebook を好きで使っている。私にはあの会社のあらゆる階層で

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    dowhile 2010/10/05
  • Cloudtop Applications 日本語訳

    以下の文章は、Anil Dash による Cloudtop Applications の日語訳である。 近頃新作アプリでお気に入りのものについて気付いた面白いパターンがあって、それは私が「クラウドトップ」と呼ぶデザインに従っていることだ。私と話をする人が、私が喋っていることをまず分かってもらえるように、このパターンについての文章を共有しようと思うが、あと他の人たちもこのコンセプトが役に立つと思ってもらえる場合に備えて。 Dropbox(アフィリエイトリンク)や Evernote といった優れたウェブアプリは、たまたま API がある単なるウェブサービスでもなければ、単純なデスクトップアプリケーションでもない。それらは、マイクロソフトの「ソフトウェア+サービス」スローガンなどかつての誇大広告が約束していたものを実現するような、いわば新たな中間地点に位置している。 クラウドトップ・アプリの鍵

  • The Anatomy of a Modern GPL Violation 日本語訳

    以下の文章は、Bradley M. Kuhn による The Anatomy of a Modern GPL Violation の日語訳である。 この数週間、GPL 違反の展開について考えている。私が GPL の執行に携わるようになって十年経ったが、その変化について考えてみるのにちょうど良いタイミングに思える。 大雑把に言うと、典型的な GPL 違反はフリーソフトウェアの採用の広がりをほぼそのままなぞっている。私が GPL 違反を探し始めた頃は、(衰弱が始まってまだ数年しか経っておらず)まだ高価な大型 Unix が支配していて、GNU ツールがまさに最先端になっていた。実際、システム管理者として私はよくプロプライエタリな Unix システムを扱ったが、/usr/local/ には GNU ツールでいっぱいだった。GNU extensions がすべて入ってるわけではない POSIX が

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