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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (171)

  • 危険な熱帯低気圧、世界で9個同時発生:洋上に並ぶ姿をとらえた衛星写真

    ※左端の「27W」は台風23号、左から2番目の「マンクット」が台風22号、右から3番目がフローレンス @jamaicaweather/twitter これも気候変動の影響なのか――。米国に向かう大型ハリケーン「フローレンス」、フィリピンに迫る台風22号の脅威が報じられている今週、これらを含む9個の熱帯低気圧が発生している様子をとらえた衛星写真が投稿された。 民間の気象情報サイト「ジャマイカ・ウェザー」は9月10日、太平洋から大西洋にかけて9個の熱帯低気圧が並ぶ衛星画像をツイッターに投稿し、「今週末は大変なことになりそうだ」とのコメントを添えた。 英メディア「デイリーメール」は、「壊滅的な災害をもたらしうる9個の嵐が地球を取り囲む」という見出しをつけた記事でこの衛星画像を取り上げた。 米南東部に向かっている大型ハリケーンのフローレンスは、当初勢力が5段階中2番目に強い「カテゴリー4」だったが

    危険な熱帯低気圧、世界で9個同時発生:洋上に並ぶ姿をとらえた衛星写真
    doycuesalgoza
    doycuesalgoza 2018/09/21
    すげえな。
  • 自民党総裁選、不満が残る地方創生の議論

    <東京一極集中を解消して地方を活性化する「地方創生」は、日経済の喫緊の課題であり、今回の総裁選でもっと深い議論が必要だった> 自民党総裁選は、党員票の獲得を競うのがゲームのルールです。ですから地方の場合は、農林水産業や中小の商工業がターゲットになります。地方にも、大企業の社員は住んでいますが、彼らのほとんどは転勤族で一時的に暮らしているだけで、その地方の自民党組織に関与するケースは薄いからです。 ですから、現状の否定を伴う改革といった議論は総裁選にはなじまない、それは一応は理解できます。ですが、仮にそうであっても、石破茂氏は「地方創生」を政策の柱に掲げているのですから、総裁選の中でもう少し深い議論があっても良かったのではないかと思います。 一つは、東京一極集中の問題です。これは一刻を争うテーマだと思います。と言うのは、これ以上、東京だけが繁栄していたら、地方がダメになるからではありません

    自民党総裁選、不満が残る地方創生の議論
  • リバースエイジング! 英大学が、ヒトの老化細胞を若返らせることに成功

    ヒトの老化細胞を若返らせることに成功 image credit:Lorna Harries / Matt Whiteman <英エクセター大学の研究者が、ヒトの老化細胞を若返らせることに成功した> 寄る年波には勝てぬ----。私たちは、生きている限り、加齢には抗えない。しかし、このほど、組織や器官における老化細胞に着目し、細胞の若返りを試みる研究成果が公開された。 英エクセター大学の研究プロジェクトは、老化したヒトの内皮細胞に少量の硫化水素を加え、加齢に伴って体内での生成量が減っていく「スプライシング因子」のレベルを人為的に高めることで、ヒトの老化細胞を若返らせることに成功した。 老化細胞とは、来のように機能しなくなり、周囲の細胞の機能を悪化させる古い細胞をいう。2011年11月に公表された米メイヨー医科大学の研究では、早老症マウスの老化細胞を除去することで、加齢に伴う疾病の進行を遅らせ

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  • 居眠り運転の意外な原因 開始15分で眠気を誘う要因が分かった

    <眠気を誘うのは疲れや単調な道路だけではなかった> 居眠り運転は、どの国のドライバーにとっても最も身近な脅威の1つ。米疾病対策センター(CDC)によれば、アメリカでは18歳以上のドライバーの25人に1人が、過去30日間で1度は居眠り運転をしたという。 13年には居眠りが原因の衝突事故が全米で7万2000件発生しており、4万4000人が負傷、800人が死亡している。しかしこの数字に含まれない事故も数多く、実際の死亡事故は6000件に達する可能性があるとする専門家もいる。 運転中に眠気を誘う要因としては疲れや単調な道路が指摘されてきたが、先頃新たな説が浮上した。人間工学関連の英機関誌「エルゴノミクス」に発表された研究によれば、車やトラックのような乗り物がもたらす「低周波の安定した振動」が、十分に休息を取った健康な人にさえも眠気を生じさせる可能性があるというのだ。 オーストラリアのロイヤルメルボ

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  • LGBTへの日本の行政支援は「度が過ぎる」のか | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    <子供を産まない同性愛者は「生産性」がないと主張して総スカンをらっている杉田水脈議員の記事を読んでみたが......> 自民党衆院議員の杉田水脈(みお)が「新潮45」へ寄稿した記事「『LGBT』支援の度が過ぎる」が、日社会から総スカンをらっている。国民の代表である国会議員の「生産性のないLGBTの支援に税金を使うなんて無駄」という主張は確かにひどい。とはいえ記事掲載にはそれなりの手順を踏んでいるはず。最後までちゃんと読んでみたが......。 杉田は冒頭で、この1年でLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)についてどれほど報道されたかに触れる。根拠が新聞検索なのは統計手法的に微妙だが、まあいいとしよう。 ここで彼女は、朝日新聞や毎日新聞の報道が多いと指摘。朝日が260件、毎日が300件(読売も159件と少なくない)だが、杉田はなぜか「朝日新聞の影響力の大きさは

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  • オウム死刑で考えた──日本の「無宗教」の真実

    <日人は無宗教というけれど、多くの人は「宗教っぽい何か」を信じている。その現実と向き合わないと、次のオウム真理教が生まれる可能性は排除できない> 麻原彰晃こと松智津夫死刑囚ら、オウム真理教の元幹部7人の死刑が7月6日に執行され、世間は久しぶりにオウムの話題で沸騰した。僕の周りでは「宗教って怖いね~」や「日人はだいたい無宗教でよかったな~」といった声が多かった。 死刑執行の翌日に乗った飛行機の機内アナウンスで、キャビンアテンダントの声が流れてきた。「〇〇航空をご利用いただきありがとうございます。今日は七夕です。皆様が短冊にお書きになったお願いが叶いますように、乗務員一同、お祈り申し上げます」。 興味深い。 機内を見回すと誰も不思議そうな顔はしていない。「色紙に記し、笹から吊るしたお願い事が、乗務員の祈祷力で成就するかもしれない」という意味に取られてもおかしくないこの一節を、無宗教の人は

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  • 「何か来るにゃ...」 大阪地震の瞬間の猫動画に海外が注目 アメリカでは19世紀から軍で研究も

    <20匹余りのたちが突然飛び跳ね、同じタイミングで怯えるように周囲を見回す――動物の予知能力は物か> 動物の予知能力――。 地震をはじめとする自然災害、そして時には人の死期をまるで分かっていたかのように振る舞う動物たちは度々報告されてきた。 ここのところ、6月18日朝に発生したマグニチュード6.1の「大阪北部地震」の際に、和歌山県にある営業前のカフェの様子を捉えた映像が海外メディアに取り上げられている。「たちは地震を予知していた」と英ザ・サン紙やデイリーメールが報じた。 初期微動が来る前にが飛び跳ねた Newsic-YouTube 動画から分かるのは、ゆっくりとくつろいでいた20匹余りのたちが突然飛び跳ね、同じタイミングで怯えるように周囲を見回す様子。揺れ始める約10秒前のことだ。それから部屋が揺れ始めると、あたりは轟音で満ちた。 この動画に対しSNSでコメントが寄せられている

    「何か来るにゃ...」 大阪地震の瞬間の猫動画に海外が注目 アメリカでは19世紀から軍で研究も
    doycuesalgoza
    doycuesalgoza 2018/07/14
    タイミングは緊急地震速報くらいかな。
  • 村上春樹の小説を僕が嫌いな理由

    <奇妙な展開だらけの村上作品の世界的ヒットは特徴ある商品が上手に売られている感じ――文芸評論家でもない一読者としての私的作家論> 話のできる、未来を見通すカエル、謎の羊、消滅する象。時間移動、パラレルワールドの扉、消える語り手......。 これを読んで「もっと聞かせて!」と思った人は、きっと村上春樹の小説のファンだろう。逆に、わずかでも現実に起こりそうなことを書いた小説が好きな人なら、僕と同じく、あんなバカバカしくて不合理な話を、この分だと結末もまともではないなと思いながら何百ページも読む気にはならないはずだ。 村上が世界的な現象であることは確かだ。彼のは大ヒットし、数十の言語に翻訳されている。 村上は、僕がロンドンのバスやニューヨークの地下鉄の中でその作品を読む人を目撃したことのある唯一の日人作家だ。大江健三郎や谷崎潤一郎を読んでいる人など一度だって見たことはないが、村上を読む人

    村上春樹の小説を僕が嫌いな理由
    doycuesalgoza
    doycuesalgoza 2018/07/11
    ライトなハルキ読者ならば、このエッセイも、ブコメの反応も両方たのしめる。どっちもわかるわ!で済む地下鉄一駅分なかんじ。
  • 「何も決めない」米朝首脳会談を生んだトランプ外交

    <史上初の米朝首脳会談は成功だった。非核化の詳細など揉めそうなことにはすべて蓋をして、トランプの手柄ありきの外交ショーだったからだ> 大方の予想通り、ミラクルはなかった。6月12日、シンガポールで開催された米朝首脳会談の成果としてトランプ大統領と金正恩委員長が交わした合意文書は、具体的な内容に乏しいものとなった。これを生んだ一因は、自分でエスカレートさせた緊張に自分自身が首を絞められたトランプ外交にある。 「何も決めない」合意内容 米朝の合意文書は、トランプ大統領がいうように「包括的」ではあるが、そのいずれもが具体性に乏しい一般論にとどまっている。 合意文書では、まず前文で「トランプ大統領は北朝鮮に体制の保証を提供し、金正恩委員長は朝鮮半島の完全な非核化への確固とした揺るぎない自らのコミットメントを再確認した」とある。アメリカにとって最優先の「非核化」と、北朝鮮が譲れない「体制の保証」の双

    「何も決めない」米朝首脳会談を生んだトランプ外交
  • 石けんや歯磨き粉に含まれるトリクロサンの危険性──がん細胞の成長促進も

    米国では2016年に石けんへの使用を禁止 日常的に使用される家庭用消費財に含まれる抗菌性・抗真菌性の物質「トリクロサン」が、腸の炎症を引き起こすとの研究結果がこのほど発表された。米月刊誌ポピュラー・サイエンス電子版は、トリクロサンへの接触で大腸がんにかかるリスクが高まることを示唆していると伝えている。 ポピュラー・サイエンスによると調査を行ったのは、マサチューセッツ大学アマースト校の品科学者らのグループ。調査結果は米科学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシン電子版(5月30日付)に発表された。 トリクロサンについては、米国では2016年9月、トリクロサン等19成分の殺菌剤について石けんへの使用が禁止された。これを受けて日の厚生労働省も同年9月30日、米国が禁止を決定した19成分を使用しないようメーカーに働きかける方針を発表している。 しかしそれでも、トリクロサンが使用されている

    石けんや歯磨き粉に含まれるトリクロサンの危険性──がん細胞の成長促進も
  • 京都は40年前に路面電車を廃止した、大きな過ちだった

    <1895年に日初の市電が京都市に誕生し、その後、日最大の路面電車網となったが、今はもうない。世界各地で市街中心部への車の乗り入れを禁止しようという動きがあるが、京都の市電を復活させる手立てはないのか> 京都市を訪れる観光客は年間5700万人近くに上るが、その中で、この街がかつて日最大の路面電車網を誇りにしていたことを知っている人はごくわずかだろう。 京都は美しい街であり、日文化の中心だ。今年は明治維新から150年目を記念するさまざまな祝賀イベントが行われている。その一方で、祝賀気分は薄れるものの、京都の歴史におけるもう1つの出来事がある。「市電」の名で親しまれた路面電車網が全面廃止されてから、今年で40年目を迎えるのだ。 最近は世界各地で、市街中心部への車の乗り入れを禁止しようとする取り組みが目立つ。さらに、シドニーをはじめ、かつては広範囲の路面電車網を誇りにしていた多くの都市が

    京都は40年前に路面電車を廃止した、大きな過ちだった
  • 米朝会談キャンセルで、得をしたのは中国を味方に付けた北朝鮮

    <再び2017年当時の瀬戸際外交に逆戻り――違うのは北朝鮮中国との関係を強化したことだけ> ドナルド・トランプ米大統領が5月24日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談をキャンセルした。 米CNNなどテレビニュースは一斉にこのニュースを伝え、ちょうど議会公聴会に出席したマイク・ポンペオ国務長官の発言を中継で報じた。ポンペオはCIA(米中央情報局)長官時代から2度、金正恩に会うなど、重要な役割を担っていた。 公聴会の冒頭、ポンペオは、マスコミですでに報じられていたトランプ大統領から金正恩への書簡を読み上げた。 その中でトランプは会談をキャンセルする理由を、北朝鮮の「激しい怒りと、あらわな敵意」と挙げている。具体的には、トランプは24日に北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が発表した「米国は会談の部屋で私たちと向き合うか、もしくは、核と核のぶつかり合いで向き合う

    米朝会談キャンセルで、得をしたのは中国を味方に付けた北朝鮮
  • 元CIA諜報員が明かす、ロシアに取り込まれたトランプと日本の命運

    ロシアの諜報活動を知り尽くした元CIA諜報員が分析するロシアの浸透力とトランプを取り巻く疑惑の質、そして日への影響とは> 2016年11月、ほとんどのメディアの予想を覆す形でアメリカ大統領に当選して以来、ドナルド・トランプアメリカの内政と外交をこれ以上ないほど揺さぶって来た。公約だったTPP(環太平洋経済連携協定)やイラン核合意からの離脱をあっさり実行する一方、長く膠着状態していた北朝鮮の核・ミサイル問題では、金正恩・朝鮮労働党委員長を歴史的米朝首脳会談の場に引っ張り出そうとしている。 一方、日ではほとんど忘れられているが、アメリカ国内ではロシア側による大統領選への工作活動や、トランプの側近や家族のロシア側との不適切な接触に関する疑惑「ロシア・ゲート」がまだくすぶっている。今年11月には連邦議会の中間選挙が行われるが、上下院とも過半数を制している共和党がよもや過半数を失うことにな

    元CIA諜報員が明かす、ロシアに取り込まれたトランプと日本の命運
  • アメフト悪質タックル事件を、アメリカから考えると

    アメリカでも一線を越えた悪質なラフプレーをすれば選手は将来を絶たれる(画像はコラム内容とは直接関連していません) Winslow Townson-USA TODAY Sports/REUTERS <アメリカのNFLでもラフプレーは問題視されているが、今回のように露骨にやることはあり得ない> 問題の日大選手のタックルについては、何度もビデオで確認したのですが、アメリカでプロや大学、高校の試合を見てきた自分としては、全く見たことのないプレーだと感じました。悪質といえばもちろん悪質なのですが、行為として危険だという意味の悪質性に加えて、あんな風に露骨にやるというのが非常に不思議です。 あくまで推測ですが、ラフプレーを命じられてやったというだけでなく、「確かに自分は堂々とやった」というアピールをしなくてはならない、タックルを行った選手はそのような圧力を受けていた可能性が感じられます。とにかく、あの

    アメフト悪質タックル事件を、アメリカから考えると
  • 嘘をばらまき続けたポンペオは、国務長官にふさわしくない

    ポンペオは共和党右派の武闘派として民主党にかみつき続けてきた Aaron P. Bernstein-REUTERS <オバマの国籍問題から駐リビア領事館襲撃事件ロシア疑惑に至るまで、多くの事実をねじ曲げてきたポンペオ> この記事が読者に届く頃には、米上院会議でマイク・ポンペオの国務長官就任を認めるかどうかの採決が終わっているだろう(編注:4月26日に承認)。難航しつつも最終的には承認されるとの見方が現時点では強いようだが、採決はかなりの僅差になる可能性が高い。 明るい性格で、最近は謙虚な姿勢も見せるようになったが、ポンペオは政界で敵の多い男だ。下院議員を6年間務めた後、昨年のトランプ政権発足後はCIA長官を務めている。その間、共和党右派の武闘派として、民主党を攻撃するために陰謀論と真っ赤な嘘をばらまいてきた。 陸軍士官学校を首席で卒業したポンペオは、陸軍士官として5年間勤務。その後、ハ

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  • 非自由主義を宣言したハンガリーのオルバンが議会選挙で圧勝した理由

    移民を悪者にし、戦争で国土を失った屈辱と排外主義をあおって支持を集めるオルバン首相 Bernadett Szabo-REUTERS [ロンドン発]ハンガリーの首都ブダペストで4月14日夜、スマートフォン(多機能携帯電話)の光をかざす約10万人が「オルバン・ビクトル首相(54)率いる与党フィデス・ハンガリー市民連合が議会選挙に圧勝したのは不公平な選挙制度が原因」「私たちが多数派だ」と抗議する大規模デモを行った。欧州連合(EU)旗とハンガリーの国旗が打ち振られた。 4月8日投開票の議会(1院制)選挙では欧州連合(EU)への懐疑と反移民を唱えるフィデス・ハンガリー市民連合が49%の得票率で、議会定数199の3分の2に当たる133議席を占めた。オルバン首相は通算4期目。ロマ排斥を訴える極右政党ヨッビクと合わせると議席占有率はなんと80%近くに達する。ロシア大統領選でウラジーミル・プーチン大統領が7

    非自由主義を宣言したハンガリーのオルバンが議会選挙で圧勝した理由
  • 怖くて痛い虫歯治療に代わる、新たな治療法が開発される

    <誰もが嫌いな虫歯治療。米ワシントン大学の研究で、不快な音も痛みもなく虫歯を治療できる新たな手法が見つかった> 従来、虫歯の治療といえば、歯科ドリルで患部を削るというのが一般的だった。ドリルが発する"キーン"という音に不安や恐怖を感じたり、時には痛みも伴うことから、患者が虫歯の治療をためらっているうちに、悪化させてしまうケースも少なくない。しかし、このほど、不快な音も痛みもなく虫歯を治療できる新たな手法が見つかった。 エナメル質を再石灰化させる実験 米ワシントン大学の研究プロジェクトは、歯の表面を覆うエナメル質の形成に不可欠なタンパク質の一種「アメロゲニン」に着目し、エナメル質を再生させることで、虫歯でできた歯の空洞を治療するという手法を開発。米国化学会(ACS)の科学雑誌「バイオマテリアルズ・サイエンス・アンド・エンジニアリング」で発表した。 歯のエナメル質は、「エナメル芽細胞」と呼ばれ

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  • ユーチューブ銃撃事件の犯人の奇妙な素顔 「ビーガン、ボディビルダー、動物の権利活動家」 

    <死亡した犯人のSNSは削除が進んでいるが、HPは閲覧可能。そして早速、ツイッターにはフェイクニュースと人種叩きに出る共和党議員が出現> 米カリフォルニア州サンブルーノにある動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」の社で3日午後1時頃(現地時間)に発生した銃撃事件で、犯人とみられるサンディエゴ在住のナシーム・ナジャフィ・アグダム(39)の素性が徐々に明らかになってきた。 ニューヨーク・タイムズによると、銃撃を受けた従業員3人が負傷し、男性(36)が重体、女性(32)が重傷、もう1人の女性は傷を負いながらも容態は安定しているという。オフィスには約1100人が勤務している。 人間関係のもつれかと思いきや 事件発生直後、警察はテロとの関連性を否定し、複数のメディアは犯行の動機を人間関係のもつれと見ていた。CBSは犯人の狙いは、元交際相手だったと報じていた。 しかし、アグダムが動画再生で

    ユーチューブ銃撃事件の犯人の奇妙な素顔 「ビーガン、ボディビルダー、動物の権利活動家」 
  • 習近平の長期独裁政権が中国内外を脅かす

    昨年10月25日の中国共産党大会で、習近平は自分の後継者指名を行わなかった Tyrone Siu- REUTERS <国家主席の任期制限を撤廃することにより、習近平はいつまでも権力の座に居座り続けられることになる。中国はますます怖い国になるのだろうか> どんな国の指導者も、その最も重要な仕事のひとつは「辞任すること」。これは国を率いるのと同じくらい重要な仕事だ。ジョージ・ワシントンからネルソン・マンデラに至るまでの偉大な解放者たちは、在職中の業績と同じぐらい、引き際のよさでも尊敬されるべきだ。 一般に、指導者は必要に迫られない限り権力を手放さない。アフリカでは平和な権力の移譲はきわめて珍しく、ある大富豪は毎年、自発的に辞任する指導者に豪華賞品を授与する制度を設置。それでも長年、受賞者は出ていない。 世界では、権力を手放すよりも国が崩壊するのを見る方がましだというシリアのバシャル・アサド大統

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  • 【まんが】トランプ・ファミリー全解説──父フレッドから孫娘アラベラまで

    マイケル・ウォルフの暴露『炎と怒り』(邦訳・早川書房)によれば、ドナルド・トランプが米大統領選に出馬した目的は、当選することではなく、保守系テレビ局を立ち上げる足掛かりにすることだった。人だけでなく、家族や陣営の誰もが、よもや当選するまいと思っていた。 そんなトランプ大統領が果たして1年持つのか? そう疑問視されてきたが、先頃、就任1年が過ぎた。では、残り3年の任期を全うできるのか? それは分からない。 今年は中間選挙があり、北朝鮮問題から対中関係、TPP(環太平洋経済連携協定)まで、課題は山積。ロシアゲートやセクハラ疑惑、メディアとの対決、国内外で物議を醸す公約と、数々の「火ダネ」もまだ消えていない。 とはいえ、トランプは予測不可能だと切り捨てるわけにはいかない。この型破り大統領の言動は、同盟国である日にも大きな影響を与えるからだ。 ニューズウィーク日版ではこのたび、トランプの就

    【まんが】トランプ・ファミリー全解説──父フレッドから孫娘アラベラまで