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ブックマーク / xtech.nikkei.com (85)

  • 「SIガラパゴス」を育んだIT部門の罪

    IT産業は、世界に類を見ないユニークなエコシステム(生態系)をつくり上げた。大手SIerを頂点とする多重下請け構造のピラミッドから成るITサービス業のことだ。日だけで独自進化し一大産業として繁栄した。私はこれを「SIガラパゴス」と呼ぶ(関連記事:日だけ!「SIガラパゴス」に明日はあるか)。 極めて便利な存在であるため、ユーザー企業はこの生態系を育んだ。その結果、日企業のIT活用は今や欧米企業に比べ周回遅れで、新興国の企業にも追い抜かれようとしている。 米国のITベンダーの日法人社長は、社の幹部から「なぜ日にはITサービス会社があんなにたくさんあるのか」とよく聞かれるそうだ。米国にもアクセンチュアやEDSのような企業は存在するが、数は限られているからだ。そして回答に苦慮する。 「日のユーザー企業は独自仕様のシステムを作りたがるのに、その開発を外部委託することが多いから」。

    「SIガラパゴス」を育んだIT部門の罪
    dshim
    dshim 2014/01/27
  • 新入社員必読、データベースの基本を理解しよう

    スマホアプリ、Webアプリ、デスクトップアプリといったアプリケーションの種類を問わず、なにかしらの情報(データ)を蓄積して活用するアプリを作成するときに欠かせないのが、データベース管理システム(DataBase Management SystemDBMS)です。企業などの組織および個人にとって大切なデータ資産を確実に、かつ高速に管理して処理するためには、データ処理に特化した言語であるSQLをはじめとするデータベースに関する知識が必要になります。 記事では、これからリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)を扱おうと考えている入門者を対象に、データベースの「いろはのい」について、書籍『書き込み式SQLのドリル 改訂新版』から抜粋して掲載します。 記事をお読みいただき、さらに詳しくデータベースやSQLについて知りたい場合は、ITproのこのページや書籍『書き込み式SQLのドリル

    新入社員必読、データベースの基本を理解しよう
  • テーブル設計の正規化ってなに?

    << 前回へ<< 今回はデータベースの正規化について説明します。突然ですが、以下に示す表1のようなテーブルがあったとしたらどうでしょう。 表計算ソフトで管理しているデータならばこれでも問題ありませんが、RDBに登録するデータとしては、あまり良い例とはいえません。というのも、上のテーブルにはいくつかの問題点があるからです。 顧客名や商品名など重複した情報が多いため、データ量が不必要に大きくなりがち 同様の理由で、商品名や顧客名に変更があった場合に、関係するすべてのレコードを修正しなければならない このような不具合を解消するために、データを一定の規則に従って分割し、データの重複を取り除くということが行われます。このような手続きのことを正規化と言います。正規化は、RDBにおいてデータが増大した場合にも、データの整合性を保つために重要な考え方です。 以下では、上記の注文書テーブルを正規化してみるこ

    テーブル設計の正規化ってなに?
  • 小泉元首相の“なりすまし”アカウントは削除、細川元首相は“本人”

    画面1●小泉純一郎元首相を称するTwitterアカウントの現在の状況(AndroidTwitterアプリの場合の表示)。アカウントが閲覧できない状態になっている 小泉純一郎元首相を装う何者かが2014年1月19日に開設した認証済みTwitterアカウントに“なりすまし”疑惑が出ていた問題で、当該アカウント(画面1、@J_Koizumi_Japan)は、21日昼までに削除された。21日15時45分時点では、閲覧できない状態になっている。 日経コンピュータの取材に対し、Twitter Japanの広報担当者は、アカウント削除の事実を認めたうえで「先方のお考えで消されたようだ。Twitter側では消していない」と説明した。 当該Twitterアカウントには、Twitter Japanが人認証したことを示す認証済みマーク(青いチェックが入ったバッジ)が付いていた。これについて、同社は「社内では

    小泉元首相の“なりすまし”アカウントは削除、細川元首相は“本人”
    dshim
    dshim 2014/01/22
  • [2]一人で何でもできる万能選手になる

    東急ハンズの場合、技術者は「バーサタイリスト」だ。つまり、一人で何でもやる技術者である。要件定義からプログラミングまでの全てを担う。IT部門がバーサタイリスト集団になることで、ビジネスの要請に即座に対応して、システムをスピーディーに作り上げられるようにしているのだ。 ただ、技術者がそんな万能選手になることが、実際に可能なのか。その問いに対して、長谷川秀樹執行役員は「企業の規模が大きくなると、必要なシステムが複雑になり、分業しないと作れないと考えるのは、一種の思い込みだ。クラウドやツールがそろってきた今では、やる気さえあれば技術者は一人で大概のことができる」と解説する。 極端な例が、前回紹介した56歳の新人プログラマーの鎌田氏だ。システム開発の経験は無いが、システム導入プロジェクトに関わることで、「ITによってビジネスを大きく変えられる」(鎌田氏)ことを経験した。そこで役職定年を迎えたのを機

    [2]一人で何でもできる万能選手になる
  • 派遣法

    正式名称は「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」。一般には「労働者派遣法」または「派遣法」と呼ばれる。派遣労働者の保護を目的とする法律である。 厚生労働省の「今後の労働者派遣制度の在り方に関する研究会」は2013年8月、労働者派遣制度の見直し案を盛り込んだ報告書を公表した。同省では2013年中に「改正労働者派遣法案」をまとめ、2014年中の通常国会への法案提出を目指している。 IT業界では、多くの技術者が派遣労働者として働いている。2014年に提出予定の「改正労働者派遣法案」では、現在は派遣期間に制限がない専門26業務について、新たに最長3年という派遣期間の上限を設けることになっている。この26業種の中にIT技術者が含まれているため、IT業界にも大きな影響が出ると予想されている。

    派遣法
    dshim
    dshim 2014/01/10
  • 「コンピュータを使うと馬鹿になる」という指摘は馬鹿にできない

    ITpro読者の皆様、2014年もよろしくお願いします。「年初から馬鹿とは何事か」などと思われたかもしれませんが、前向きな話を書くつもりです。次の段落から文末を通常の「である」に戻します。 2013年の末、「Java技術者を日で募集したが見つけられなかった」という話を知り合いの社長から聞き、首をひねった。ソフト開発事業を手掛ける企業の多くは、新入社員に開発言語としてJavaを教えている。Javaを使える人なら沢山いるはずだ。 条件を聞くと、あるプロジェクトのために一定期間だけ参加してもらう仕事であった。対価はかなり高く、腕に自信のあるフリーランス技術者が応募するには、恰好の案件と思われた。 ただし勤務地は上海であった。「海外勤務に二の足を踏んだのでは」とその社長に聞いたところ、「勤務地よりも仕事の内容が敬遠されたのではないか」という答えが返ってきた。 仕事の内容は、その企業が内製して

    「コンピュータを使うと馬鹿になる」という指摘は馬鹿にできない
    dshim
    dshim 2014/01/06
  • 新技術が“真のプロ”を炙り出す

    明けましておめでとうございます。今年も日経コンピュータとITproをよろしくお願いいたします。 久々に景況感の回復を実感できる年明けとなりました。企業のIT投資は一足早く2013年度に上昇に転じ、2014年度も複数の調査で増加の見通しという結果が出ています。4月の消費税率改定という景気の不安定要素はあるものの、リーマンショック以降、IT投資を抑えられ続けてきたIT関係者にとっては、いよいよこれからが腕の見せ所と言えるでしょう。 しかし、こうしたIT投資の回復基調とは裏腹に、2014年はIT関係者、とりわけプロフェッショナルと呼ばれる組織や人にとって試練の年の始まりになるのではないか。もっと言えば、今後もプロとして仕事を続けていくための正念場を迎えるのではないか。ここ数年の急速なテクノジーの進化と、企業を取り巻く環境の変化を目の当たりにし、そう確信するようになりました。 IT部門は利用部門の

    新技術が“真のプロ”を炙り出す
    dshim
    dshim 2014/01/01
  • 進捗は管理できない

    みなさん、こんにちは。プロセスデザイン エージェントの芝秀徳です。前回の特集で解説したように、プロジェクトとは「やったことがないことを、期限までに終わらせること」であり、プロジェクト質は“不確実性”です。この不確実性を乗りこなすには、三つのアプローチ(図1)があるという話をしました(前回特集の第2回:プロジェクト質とはなにか参照)。

    進捗は管理できない
  • 基礎から理解するデータベースのしくみ(5):ITpro

    SQL文を実行する際のパフォーマンスに大きな影響を及ぼすものとして,もう一つ,インデックスがあります。インデックスについては,どう定義すべきかというデータベース設計上の問題と,インデックスを有効に使うためのSQL文をどう書くべきかというコーディング上の問題があります。 ここではテーブル設計上の問題を主に取り上げます。SQL文のコーディングについては囲み記事「SQL文を最速にする11のポイント」を参照してください。 インデックスは,テーブルの検索速度を向上させるためのものです。それぞれのSQL文に対して最適なインデックスを定義するのが理想的ですが,実際にはある程度限られたインデックスで,必要なパフォーマンス要件を満たすようにインデックスを定義する必要があります。加えて,どんなSQL文が実際に発行されるのかがあらかじめわかっていない場合は,適当な想定に基づいてインデックスを定義しておかなくては

    基礎から理解するデータベースのしくみ(5):ITpro
  • IPアドレス編 第4回 拡張ACLを使う

    トラフィックのフィルタリングとして使用されるACLは,前回学習した標準ACLだけでなく,さらに詳細な条件を指定してより細かく制御できる拡張ACLがあります。今回はこの拡張ACLと,名前付きACL,さらにはACLの応用を学びましょう。 拡張IP-ACL:より細かな条件指定が可能 標準IP-ACL(標準ACL)は「送信元IPアドレス」のみを条件として,「許可」「拒否」を決定するACLです。よりきめ細かく制御したい場合は,拡張IP-ACL(拡張ACL)を使用します。拡張IP-ACLでは前回の「IPアドレス編 第3回 標準ACLを使う」で説明した以下の条件をすべて使用できます。 送信元,あて先IPアドレス IPヘッダの中身(ToS,フラグメント) 使用プロトコル 送信元,あて先ポート番号(TCP/UDP時) ICMPタイプ(ICMP時) 拡張IP-ACLのACL番号は100~199,2000~26

    IPアドレス編 第4回 拡張ACLを使う
  • 第1回 Linux KVMでサーバー仮想化環境を構築

    連載では、最近注目されているLinuxサーバー上での仮想化ソフトとサーバー運用の自動化ツールの活用法を基礎から解説します。企業向けLinuxの「Red Hat Enterprise Linux」上で仮想化ソフト「Linux KVM」を使って仮想マシンを構築し、「Puppet」でアプリケーションのセットアップを自動化する手法を実践していきましょう。 まず、筆者が実際にオフィスのデモ用サーバーで利用している仕組みを紹介しましょう。全体像は図1のようになります。 この中では、自分で作成したPythonスクリプトを用いて、次の2つの処理を自動化しています。 仮想化管理用の「virt-install」コマンドで仮想マシンを作成し、自動インストールツールの「KickStart」でRed Hat Enterprise Linux(RHEL)をインストールする リポジトリー「GitHub」からPuppe

    第1回 Linux KVMでサーバー仮想化環境を構築
    dshim
    dshim 2013/12/12
  • 第3回 データベース管理システム「PostgreSQL」の利用ノウハウ

    今回は,PostgreSQLのパフォーマンス・チューニングとクラスタリングについて解説する。 データベースにおけるパフォーマンス・チューニングとは データベースにおけるパフォーマンス・チューニング(以後チューニング)とは,データベース・システムに問合わせを投げて返って来るまでの時間(応答性)や,平均的な処理スピード(スループット)を改善する作業を指す。厳密には応答性を改善するのか,とスループットを改善するのかではチューニング内容が異なることがあるが,ここではあまり細かいことにはこだらないことにする。 チューニング・テクニックはPostgreSQLのバージョンによっても変化するが,稿ではPostgreSQL 8.4を前提とする。 チューニングのポイントは主に以下である。 1)PostgreSQL設定ファイルの調整 2)データベース物理設計 これらを順に解説する。 PostgreSQL設定フ

    第3回 データベース管理システム「PostgreSQL」の利用ノウハウ
  • 第10回 リソース・エージェントを読み解く

    アプリケーション(リソース)に対する監視・制御は,第5回で説明した通り,リソース・エージェント(RA)によって実現されます。Heartbeatでは,以下ディレクトリ配下に,Apacheや仮想IPアドレスを含み,標準で多くのRAが用意されています。 HAクラスタ・ソフトがリソースに対して,具体的にどのような監視・制御処理を実行しているかを知っておくと,構築作業でうまく動作しない場合や,パラメータ・チューニングを行うときに,大いに役立ちます。 また,実際に故障が発生したとき,適切にフェイルオーバーするかどうかは,このRAの実装によるところが大きいため,動作内容の把握は大変意味があります。 RAは,OCF(Open Cluster Framework)という形式に基づき,そのほとんどがシェル・スクリプトで実装されています。今回は,まず前半で,OCF形式RAを読み解く4つの基礎知識を説明し,後半で

    第10回 リソース・エージェントを読み解く
  • [味の素]無料でシステム提供し食のビッグデータを収集

    味の素は2013年4月、レシピ検索と連動したネットスーパー向けシステム「ぴったりレシピ」を稼働させた(図1)。

    [味の素]無料でシステム提供し食のビッグデータを収集
  • [iPhone編-1]よく使うアプリを最速手順で起動する

    話題のスマートフォンに買い替えたのはよいけれど、いろいろ機能がありすぎて、どうもうまく使いこなせていない---。そんな人には特効薬が必要だ。スマートフォンを快適化する簡単かつ効率的なテクニックを、今回を含めてiPhone編3回、Android編3回の計6回構成で紹介しよう。

    [iPhone編-1]よく使うアプリを最速手順で起動する
    dshim
    dshim 2013/12/03
  • [4]何気ない「つぶやき」で居場所や個人情報を拡散するという落とし穴(Twitter編)

    この連載でこれまでに紹介した「Google+」はメールや検索といったWeb上の行動とひも付きやすい性質があります。Facebookは実名登録を原則としており、リアルな人間関係をWeb上に再現するという性質があります。 一方、Twitter(ツイッター)は日では匿名で利用されることが多く、見知らぬ人とも興味・関心で“ゆるく”つながることができるソーシャルメディアになっています。Webならではのオープンなネットワークを気軽に楽しめるコミュニケーションツールとして人気があります。

    [4]何気ない「つぶやき」で居場所や個人情報を拡散するという落とし穴(Twitter編)
    dshim
    dshim 2013/12/02
  • HOWS「ISSEI(イッセイ)」

    ●既存のDB技術と一線を画すデータ検索技術を生み出す ●ゼロベースで発想しOSの基機能に着目 ●ストップウオッチ片手に高速化を追求 ソフト開発ベンチャーのHOWSが、これまでにないデータ管理・検索技術「ISSEI」を開発した。HOWSは現在、ISSEIを次世代Web基盤技術として特許を出願している。 「ユーザー企業がデータを有効活用するためには、既存のリレーショナルデータベース(RDB)と一線を画す技術を編み出すほかないと考えた」。HOWSのCTO(最高技術責任者)である庄司渉副社長は、ISSEIを開発した思いを語る。 ユーザー企業の多くは現在、社内システムを整備し、テキストや画像、音声などさまざまな種類のデータを大量に蓄積している。その一方で「データを業務に有効活用できていない」と嘆くCIO(最高情報責任者)が多いのも事実だ。 その理由について庄司副社長は、「現在主流のRDBが限界に近

    HOWS「ISSEI(イッセイ)」
    dshim
    dshim 2013/12/01
  • 第9回 Heartbeat のパラメータを理解する

    Heartbeat には,クラスタリング動作に関するパラメータがいくつかあります。 今回は,設定パラメータを通じて,クラスタリング動作に関して,さらに理解を深めていきましょう。 クラスタリング動作に関するパラメータは,大きく2つに分けられます。ハートビート通信に関するパラメータと,リソース監視・制御のパラメータです。 ◆ハートビート通信に関するパラメータ ハートビート通信に関するパラメータは,「ha.cf」で設定します。次の5種類があります。 (1) udpport ハートビート通信で利用するポート番号を設定できます。構築したクラスタ環境では次のようになっており,コミュニティ推奨の udp/694 としています。 もし,udp/694 が他のアプリケーションで利用されているような環境では,パラメータを変更することで対応できます。 (2) keepalive クラスタ・ノードから,ハートビ

    第9回 Heartbeat のパラメータを理解する
  • 第20回 「1人月150万円」が「年収1800万円」ではない理由

    経営者にとって、情報システムは頭痛の種になりがちだ。業務に必須だが投資に見合った効果が出るとは限らない。ほかの設備投資に比べて専門的で難解でもある。 野村総合研究所で約20年間勤務した後に、人材派遣大手スタッフサービスのCIO(最高情報責任者)を務め急成長を支えた著者が、ベンダーとユーザー両方の視点から、“システム屋”の思考回路と、上手な付き合い方を説く。 前回は、「偽装請負」を含むIT(情報技術)業界の多重取引構造について指摘しました。もう少し具体的に見てみましょう。 システム開発に関する契約は、ユーザー企業と元請け企業の間でも、元請け企業と下請け企業の間でも、請負契約であることがほとんどです。つまり委託と受託の関係です。作業範囲や成果物を明確にして、「その範囲をやってもらう」「○○を納品してもらう」といった主旨の契約です。 しかし見積書などをよく見てみると、「○○作業××人月分」といっ

    第20回 「1人月150万円」が「年収1800万円」ではない理由
    dshim
    dshim 2013/11/22