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ブックマーク / jp.ign.com (20)

  • 「ゴエモンのようでゴエモンでない少しゴエモンなゲーム」はなぜ注目されないのか?『豆狸のバケル』から見る半端なゲームの悲哀

    2023年11月30日に発売されたNintendo Switch向けソフト『御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~』(以下、『豆狸のバケル』)は、グッド・フィールが開発した3Dアクションゲームである。そう、元「がんばれゴエモン」のスタッフが立ち上げた会社が、まさしくかつてのゴエモンのような新作ゲームを作ったのである。 筆者にとってもグッド・フィールは今でも印象深いデベロッパーで、『ヨッシークラフトワールド』はかなり楽しんだ。もちろん、幼いころ「がんばれゴエモン」シリーズを遊んだこともある。特に好きなのは『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』だ。友人とサスケを奪い合ってミニゲームをやり込んだものである。 さまざまな層にリーチしそうなゲームであり、ゆえに『豆狸のバケル』もいくらか注目を集めるはず……と思っていたのだが、想像より反響が少ない。ほかの人気作と発売時期が被ったとい

    「ゴエモンのようでゴエモンでない少しゴエモンなゲーム」はなぜ注目されないのか?『豆狸のバケル』から見る半端なゲームの悲哀
    dsl
    dsl 2023/12/11
  • 【ネタバレコラム】私が『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のエンディングを許せない理由

    ついに『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をクリアした。5月12日の発売日からまる4カ月、飽きることなく毎晩のようにプレイを続けて、寄り道もたっぷりと楽しんで、120時間をかけてハイラルの大地、空、そして地底をまんべんなく冒険した。 ※作のエンディングについて語るので、稿にはネタバレがばりばり含まれる。できればクリアしてから読みにきてほしい。 記事タイトルからもわかる通り、私は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のエンディングに不満を抱いている。だが、それについて詳しく語る前に、ゲームそのものを高く評価しているという点に触れておきたい。稀にみるほどの傑作であり、2023年にこれを超えるゲームはなかなか出てこないだろうと思っている。 ストーリーも「ゼルダの伝説」シリーズのなかでは興味深い方で、特に1万年以上前の時代へタイムスリップしてしまったゼルダ姫の描き方は

    【ネタバレコラム】私が『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のエンディングを許せない理由
    dsl
    dsl 2023/09/23
    まだクリアしてないので斜め読みしたけど言いたいことは分かる。小説なら戻れない悲劇も読みたい。でも陳腐になっても映画やゲームはハッピーエンドであってほしいので同意はしない。All you need is killも映画は結末違う
  • 『ピクミン4』をクリアして生まれた「ピクミンっていったいなんのゲームなんだろう?」という謎

    茂は「ピクミン」シリーズについて、「こんなに面白いのになぜもっと爆発的に売れないんだろう?」と思っていたという。爆発的に売れない理由に関しては、ひとつ心当たりがある。 筆者は『ピクミン3』からシリーズに入門したのだが、スタッフロールを見終えたあと「これってどういうゲームなんだろう?」と思ってしまった。そして『ピクミン4』をクリアしたあとも「ピクミンっていったい何を目指しているゲームなんだろう?」と考え込んでしまった。 『ピクミン4』に関してはNintendo Switchで発売されたわけで、過去作と比べればかなりの販売数が記録されると思われる。ファミ通.comによると国内パッケージ版のみで初週40万を越えており、DL版を含めればすでに国内で100万近くを売り上げている可能性もある。 今回は売れそうだとはいえ、「ピクミン」シリーズの“掴みどころのなさ”は、外から見ている人を誘う際に大

    『ピクミン4』をクリアして生まれた「ピクミンっていったいなんのゲームなんだろう?」という謎
    dsl
    dsl 2023/08/14
  • なぜ『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は「オープンワールドRPGとして評価できない」のか?

    はじめに断っておくが、筆者は『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(以下、「ポケモンS・V」)を楽しんだプレイヤーである。 作で特に優れているのは、新たに登場するポケモンと、最終盤のストーリー、そしてキャラクターだ。既存のポケモンの新たな進化系には驚いたし、ストーリーはサプライズがありつつキレイにまとまっており、旅を終えるころにはペパーやネモたちに愛着を持てるようになった。ジムリーダーなども人気の出そうなキャラばかりである。 「ポケモンS・V」はパフォーマンスの面で大きな問題を抱えているが、それでもIGN JAPANのレビューガイドラインにのっとると7点にはしたいところだ。先日掲載されたレビューでは8点が付けられた。 しかし、よく考えてみてほしい。これらの優れているポイントは、どれも「オープンワールドRPG」にはほとんど関係ないのだ。それどころか、旧来の形式でも表現できたであ

    なぜ『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は「オープンワールドRPGとして評価できない」のか?
    dsl
    dsl 2022/11/28
  • 『ELDEN RING』初心者向けガイド!チュートリアルだけでは分からない基礎と応用、最初は困惑するダクソ由来のシステム解説から見逃しがちな要素までTIPS20選

    『ELDEN RING』はフロム・ソフトウェアの死にゲー史上、最も親切な作りで間口が広いことは確かですが、これまでの積み重ねから引き継いだものが多い分チュートリアルだけでは汲み取れきれていない要素が少なくありません。そのため、過去にダークソウルシリーズをプレイしていないと分かりづらいシステムや習わしが存在します。この記事ではダークソウルシリーズファンの筆者が、基礎的なことから単純に知っておくと便利なことや見逃しがちな要素も加え、冒険を快適にする20のTIPSを紹介していきます。 最初はどの素性(クラス)を選ぶべき? 独特なレベルアップの仕様について おすすめのステータス割り振り方針 両手持ちは火力が上がる以外にも大きな利点がある 盾でガードしてもダメージをらってしまうとき 武器に戦技を付与する戦灰が一向に使えない場合 霊体を喚べる遺灰を入手したが、召喚方法がわからないとき 遺灰(霊体)を

    『ELDEN RING』初心者向けガイド!チュートリアルだけでは分からない基礎と応用、最初は困惑するダクソ由来のシステム解説から見逃しがちな要素までTIPS20選
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    dsl 2022/02/27
  • 『ELDEN RING』は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や「スカイリム」をも凌駕する傑作?海外レビューまとめ

    どれほどすごいことなのかというと、97点以上のメタスコアを獲得したゲームは全部で19しか存在しない。近年、97点を獲得したゲームは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、『スーパーマリオ オデッセイ』、『レッド・デッド・リデンプション2』、『Disco Elysium - The Final Cut』くらいだ。ごく控えめに言って、ゲーム歴史に残る評価振りというわけだ。 稿では、いくつかの媒体のレビューをピックアップし、具体的にどのあたりが評価されたのかを分析してみたい。まずは弊誌で掲載しているレビューの判定部分を引用するところから始めよう。 「圧倒的なボリュームを誇りながらも一瞬たりとも飽きを感じさせない作り込みは驚異的。これほどまでに濃密な冒険、戦闘、RPG要素を兼ね備えたタイトルには出会ったことがなく、きっと多くのプレイヤーにとっても珠玉の一作となることだろう」 記事を担当

    『ELDEN RING』は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や「スカイリム」をも凌駕する傑作?海外レビューまとめ
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    dsl 2022/02/26
    フロムゲー初めてなのに買ってしまった。探索が楽しいというレビューを信じる
  • 「ゲームのサブスクリプションは定額遊び放題でお得」は本当なのか?『Back 4 Blood』やApple Arcadeを例に分析

    ゲームとはビジネスモデルによっておもしろさが変化するものである。たとえば通常の「マリオカート」はみんなでワイワイ楽しめるレーシングゲームだが、基プレイ無料のスマホ向けタイトル『マリオカート ツアー』ではレースよりもキャラ収集・育成のほうが重視されている。 これはビジネスモデルの違いによるものだ。買い切り型「マリオカート」はそれこそ買ってもらえればOKなので、レーシングゲームおもしろく魅力的にすればよい。 一方で『マリオカート ツアー』は基プレイ無料なのでアプリがDLされただけでは利益にならず、遊んでいるプレイヤーに「あのキャラがほしい」だとか「もっとガチャを引きたい」と思わせなければ成り立たないわけだ。 ここでひとつ考えてほしいところがある。最近かなり目立つようになってきたゲームの定額サービス、いわゆるサブスクリプションは、どう利益を上げればいいのだろうか? 『Back 4 Bloo

    「ゲームのサブスクリプションは定額遊び放題でお得」は本当なのか?『Back 4 Blood』やApple Arcadeを例に分析
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    dsl 2021/10/30
  • このダンジョンには「泣けるほどひどい罠」と「克服の喜び」が待っている ── 『ダンジョンエンカウンターズ』レビュー

    ダンジョンのなかで新たな仲間を探すのも作の醍醐味だ。強い剣を持っている犬が仲間になって嬉しい! と思ったら直後にその武器が破壊されて目の輝きが消えたりもする。 あるいは、「探索も安定してきたな」と慢心したら、うっかり強い敵が出るフロアを踏んでしまい、メインパーティーが迷宮の彼方にぶっ飛ばされて途方に暮れる。おまけにその後は、低レベルの仲間でどこかへ消えた者たちを探さなければならなくなるのだ。 このように、“外道”と言いたくなる仕掛けだらけのダンジョンに挑むのが『ダンジョンエンカウンターズ』だ。おまけに作は探索とバトルに注力した極めてストイックな作りになっており、上記のような苦痛を受けても、いやむしろ苦痛を受けるからこそダンジョン攻略に燃える人に向けられた作品といえる。 寂しく恐ろしいダンジョンには「死ぬより怖い罠」だらけ 『ダンジョンエンカウンターズ』はスクウェア・エニックスが発売、キ

    このダンジョンには「泣けるほどひどい罠」と「克服の喜び」が待っている ── 『ダンジョンエンカウンターズ』レビュー
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    dsl 2021/10/27
  • 『有翼のフロイライン Wing of Darkness』レビュー、もしかしたら良作になれたかもしれない

    『有翼のフロイライン Wing of Darkness』のレビューをする前に、まずはゲームレビューにおける困難の見解を述べる。ゲームレビューは偏った視点の意見にならないよう「ゲームの紹介」、「良いところ」、「悪いところ」、「まとめ」という流れにするのだが、かえって「悪い点がまったくないゲーム」と「良い点がまったくないゲーム」の二種類が難しく、特に後者のゲームを担当する際は慎重にレビューをしなければいけない。 つまるところ、作は後者だ。最初にプレイしたときはあまりの品質に面らって言葉を失ってしまったし、クリア後に怒りが湧いて冷静さを失った。一方で、ゲームを何周もプレイしていると「もしかしてこのゲーム来の意図はこういうもので、ここを調整すれば面白くなるんじゃないか」と思うこともあったが、それは筆者の想像に過ぎない。記事では「有翼のフロイライン」がどういったゲームなのかを紹介すると同時

    『有翼のフロイライン Wing of Darkness』レビュー、もしかしたら良作になれたかもしれない
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    dsl 2021/06/08
  • Nintendo Switchで「強引移植」が増えつつある?人気ゲーム機の光に付随する“影”

    Nintendo Switchの販売台数は2020年12月末時点で7987万台を越えており、大ヒットしたWiiを超える勢いを持っている。今後もさらなる展開が行われることを考えると、いまのNintendo Switchはかなり脂が乗っている状態といえるだろう。 ゲーム機が売れればソフトも売れる。少し古いゲームだとしても改めてNintendo Switchで出せば売れるし、インディーゲームを手軽に遊ぶハードとしても人気があるわけで、多くの作品がこのハードにやって来ているわけだ。 2021年2月、PCで展開されている『リーガルダンジョン』というインディーゲームがNintendo Switchに移植された。作は警察官として捜査書類を読み、犯罪者を検挙するため意見書を作るアドベンチャーゲームだ。 文字を読んで推理をしていくゲームなので人を選ぶようだが、嗜好に合う人からは評価されている作品である。ゆ

    Nintendo Switchで「強引移植」が増えつつある?人気ゲーム機の光に付随する“影”
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    dsl 2021/03/18
  • オープンワールドの「自由」ってなんだ? そして、『サイバーパンク2077』と『Ghost of Tsushima』の不自由さはどこから来るのか

    オープンワールドの「自由」ってなんだ? そして、『サイバーパンク2077』と『Ghost of Tsushima』の不自由さはどこから来るのか 『The Elder Scrolls IV: Oblivion』(2006)画像はSteamより いまや多くのAAAタイトルがオープンワールドというゲームシステムを採用しており、もはや当たり前の存在になったといえる。そんなオープンワールドの魅力といえば、やはり「自由」だ。チュートリアルさえ終えればあとは世界のどこへでも自由に行ける。かつてのゲームは限られた空間しか描けなかったのもあって、画面のなかに広い世界があるのはとてつもない魅力を持つのだ。 しかし、 『Ghost of Tsushima』と『サイバーパンク2077』を遊んだ私は意外な経験をした。この2作品はオープンワールドを採用しているが、むしろ自由ではないように見える。なぜそう感じてしまうの

    オープンワールドの「自由」ってなんだ? そして、『サイバーパンク2077』と『Ghost of Tsushima』の不自由さはどこから来るのか
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    dsl 2021/01/09
    自分はストーリーを楽しむ事が先に来るのでオープンワールドはあまり好きでは無いのだがうまく説明されてる
  • 3才児がパパと『あつまれ どうぶつの森』を遊んで学んだこと

    僕(33才)は、のぞみとみどりという、3才の双子の娘がいます。この記事を書いている今も、すぐ横でお店屋さんさんごっこやお医者さんごっこをして遊んでいます。子供は当にごっこ遊びが好きですね。最近、僕は彼女たちともうひとつのごっこ遊びをやっています。もちろん、『あつまれ どうぶつの森』のことです。 子供と『あつまれ どうぶつの森』を遊ぶようになってから、当に彼の言う通りだと強く実感しています。名言だよ、渡邉さん。 僕の7才の誕生日のときだったと思います。僕は両親に不思議な誕生日プレゼントをお願いしました。ガソリン携行缶です。なぜ子供がゲームや玩具よりもそんなものを欲しがるのか、両親にはまったく理解できませんでしたね。車のトランクにあって、ガソリンスタンドで販売していて、ときどき映画にも出てくるガソリン携行缶は、いかにも大人なアイテムに思えたんです。自分の部屋に飾るだけで部屋の雰囲気がちょっ

    3才児がパパと『あつまれ どうぶつの森』を遊んで学んだこと
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    dsl 2020/05/18
  • なぜ『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は賛否両論の問題作なのか?それはゲーマーに対するふかい愛があるからだ

    結果は不評が多いわけだが、その理由はいくつかある。まず、作は原作をかなり端折った展開であるということ。そしてシリーズ作品の音楽の使い方が下品に感じること。あるいは、わかりやすいコメディシーンが多くなっているのも気になるだろう。だが、これらは細かい要素に過ぎない。 重要なのはやはり、ラストの展開だ。終盤、ついに主人公はミルドラースという大魔王に立ち向かうことになるが、そこでいきなり急展開。実は、自分たちのいる場所がVRで作られた偽りの世界であることがわかる。しかもラスボスはミルドラースではなく、VR世界に現れたウイルスだったのだ。 やつはこう語る。ウイルスの制作者はゲームなど「虚無だ」と考えており、だからこそこういうVR世界を破壊するのだと。ビアンカやゲレゲレや息子たちはただのデータとなり、消え去ってゆく。しかし主人公は“ゲームは素晴らしいもうひとつの現実だ”と語り、最後の戦いに勝利するの

    なぜ『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は賛否両論の問題作なのか?それはゲーマーに対するふかい愛があるからだ
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    dsl 2019/08/05
  • SF史に残る(べき)ゲームたち:第23回『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』――「歴史修正」の善悪と功罪

    今回は、2017年に発売され、国内外で高い評価を得た日RPGである『ドラゴンクエストXI』を扱う。「えっ、ドラクエはSFじゃないじゃん」と思われる方が圧倒的多数だと思われるが、この連載ではファンタジーもSFの仲間として(科学技術が日常にあふれ出してきた時代において、科学技術を作中に取り入れたフィクションであるSFと、拒絶し「自然」を虚構的に取り戻そうとしたファンタジーとは、表裏一体の関係にあるものとして)論じてきたので、その観点から作も論じさせてほしい。 あえて「SF」と呼ぶとすれば、作は「時間SF」だろうと思う。科学的な理屈付けや装置そのものは登場しないが、時間を行き来する内容は、『イースⅧ』や『時をかける少女』などがそうであるように、SFが紡いできた物語群の影響下にあるものと思われる。「過ぎ去りし時を求めて」という、プルーストの文学作品『失われた時を求めて』へのオマージュをサブ

    SF史に残る(べき)ゲームたち:第23回『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』――「歴史修正」の善悪と功罪
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    dsl 2019/04/14
  • ゴールデンウィークになると思い出す「人を騙すために産まれたかのようなゲーム」、その名は『キョロちゃんランド』

    あれはゴールデンウィークのことだった。まだ幼い私はなんらかの理由で母に新しいゲームソフトを買ってもらえることになり(たぶんゴールデンウィーク中は出かけられなかったのでそれで遊べということなのだろう)、一緒にゲームショップへと行ったのだ。そしてひとつのゲームに目をつけた。 それが欲しいと母に伝えると、彼女は「当にこれでいいの?」と何度も念を押した。母は今も昔もゲームには疎く、正直なところ今の私がどんな仕事をしているのかもよくわかっていない。そのくらいゲームに関しては詳しくないというのに、このときばかりはそのゲームソフトに対して疑念を抱いていたのだ。 それにしても子供というのは……いや、昔の私は馬鹿なものだ。自分が具体的に何が欲しいのかをわかってもいないのに、何かを目にすればそれが欲しい欲しいとねだるばかり。少なくとも、この件に関しては間違いなく母が正しかった。なぜなら私が手にしたのは、ファ

    ゴールデンウィークになると思い出す「人を騙すために産まれたかのようなゲーム」、その名は『キョロちゃんランド』
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    dsl 2018/04/29
  • ニンテンドーeショップはいつまで魅力を保つことができるのか?Switchについに“困った実写ゲー”が来た

    Nintendo Switchではインディーゲームがよく売れているらしい。実際のところ私もそれを肌で感じており、PCではスルーしているゲームをNintendo Switchならば遊ぶということがしばしばある。さまざまなスタイルで遊ぶことができるというのは想像以上に価値があるし、今後は『Undertale』などの有名タイトルが出ることもあって期待も高まるばかりだ。 しかし、光が当たる市場というものには影ができるもの。既にさまざまな方面から言われていることだが、Nintendo SwitchのDL版タイトルを販売するニンテンドーeショップには不安がつきまとっている。タイトル数が少ないうちは各タイトルが注目される割合は高くなるが、数が増えれば増えるほど注目されづらくなるのではないか……、と。 実際、Steamのようなプラットフォームでもゲームの数が増えすぎて好みの新作を見つけるのは容易ではなくな

    ニンテンドーeショップはいつまで魅力を保つことができるのか?Switchについに“困った実写ゲー”が来た
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    dsl 2018/04/02
  • 【SF史に残る(べき)ゲームたち】第0回 ゲームを正当に評価するために

    ゲームは、現代を代表する表現形式である。疑うならば、電車に乗れば良い。子どもも大人も、スマホを開き、ゲームに興じている。 これだけの大勢が日常的に接しているメディアである。人々の感性や認識に影響を与えないわけはない。しかし、そうであるにも関わらず、これまで、批評・研究は、正当な目を注いで来なかった。その理由は、人類が手に入れた新しい表現形式・メディア・芸術であるゲームの正当な価値を見誤ってきたからでもあるし、既存の方法論ではゲームを論じることが困難であった、という理由にも拠るだろう。 ゲームは、少なくとも映画が払われてきたのと同じぐらいには、注目され、論じられてしかるべき表現である。映画も生まれてまだ一〇〇年ちょっとしか経っていない新しいメディアであり表現形式であり、最初は単なる見世物であり神経を刺激するだけのものと考えられてきたが、二〇世紀における映画・映像が、単なる娯楽に留まらず、人々

    【SF史に残る(べき)ゲームたち】第0回 ゲームを正当に評価するために
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    dsl 2018/02/11
  • 「どうぶつの森 ポケットキャンプ」は、シリーズの魅力である“スローライフ”を“労働”に変えた

    そしてこの言葉は、単純に遊びとしてゲームを遊ぶわれわれにも関係してくる。そう、成果や結果が欲しいと思わされてしまった時点で、そのゲームは“労働”になるのだ。「どうぶつの森 ポケットキャンプ」(以下「ポケ森」と表記)はそのことを改めて教えてくれた。 「どうぶつの森」シリーズは、どうぶつたちとのコミュニケーションとスローライフを楽しむゲームである。プレイヤーは自然豊かな村へ引っ越し、花を愛でてもよいし、お金を稼いでもよいし、家を好きなように飾ってもよいし、どうぶつたちと仲良くしてもよい。好きなことをして嫌いなことは無視し、のんびりと楽しめるという珍しいゲームである。 しかし、2017年11月22日よりスマートフォン向けにリリースされた「ポケ森」は毛色が違う。基プレイ無料タイトルということでシステムが変わり、ゲーム内容にも影響があった。無論、ガチャを回しまくるというわけでもないし、マルチプレイ

    「どうぶつの森 ポケットキャンプ」は、シリーズの魅力である“スローライフ”を“労働”に変えた
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    dsl 2017/11/26
  • 国産インディー累計30万本のヒット!国際化するビジュアルノベル「fault」シリーズ開発者インタビュー

    ノベルゲーム(もしくはビジュアルノベル)が今熱い。こんなことを言うと冗談に聞こえるかもしれない。日PCゲームという特殊な環境で育ったそのスタイルは、実際のところ現在もニッチな存在であるだろう。それでも熱心なプレイヤーは存在するし、そのスタイルと美学は海外のゲーマーにも浸透しつつあるのだ。 2012年に発売された「Analogue: A Hate Story」はSteamで販売された最初のビジュアルノベルと言われる。制作者はカナダの女性クリエイターChristine Love。作はどちらかと言えば、テキストベースのアドベンチャーゲームであり、純粋な意味でのビジュアルノベルではなかった。だが、Christine Loveは日のビジュアルノベルの文脈を咀嚼し、二次元の美少女キャラを大胆な形で取り上げ、非常に興味深いストーリーテリングを行う。 同じ2012年には「かたわ少女」が公開されてい

    国産インディー累計30万本のヒット!国際化するビジュアルノベル「fault」シリーズ開発者インタビュー
    dsl
    dsl 2017/11/05
  • 好きなゲームをクソゲーと言われ悔しくて作家デビューした人物の“ゲームSF小説”を読み解く、そこにはゲームレビューの可能性が秘められていた

    ゲームが好きであろう読者に問うが、あなたは自分の好きなゲームをけなされて怒りを覚えたことがあるだろうか? 通販サイトのレビュー欄、良心的ではないまとめサイトやそのコメント欄、心ない人の書き込み……。誰もが情報を発信できるネットの時代になって、そういった経験をしたことのある人はより多くなったのではなかろうか。 幼少のころ、父親に買ってもらったゲームが雑誌でけなされているのを知り、その反骨心から結果的に小説家になった人物がいる。その人が書いた小説の名前は「ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム」。表向きには“未来のゲームをレビューするSF小説”ということになっているが、その実は“未来のゲームに対してつけられるであろう低評価を、著者が今の段階で否定しておく”という狂気とも言える内容なのである。つまり、幼いころの低評価を許せないという気持ちが続き、小説にすらなったのだ。 一見するととんでもない話だ

    好きなゲームをクソゲーと言われ悔しくて作家デビューした人物の“ゲームSF小説”を読み解く、そこにはゲームレビューの可能性が秘められていた
    dsl
    dsl 2017/07/10
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