大量の通信を送り付けて、Webサーバーなどを機能停止に追い込むDDoS(Distributed Denial of Service、分散型サービス妨害)攻撃。最近は有力企業や政府などだけでなく、中小企業や個人が運営するWebサイトも標的になっている。Webサイトを事業に活用する企業であれば、規模を問わず備えが欠かせない。 ITジャーナリストの新野淳一さんも、個人で運用するWebサイトにDDoS攻撃を受けた1人だ。2024年3月の2週間余り、海外からのDDoS攻撃が断続的に襲来。厄介な攻撃に手を焼きながらも、試行錯誤の末に克服した。新野さんがトラブルから脱出するまでの足取りを順に追っていこう。 Webサイトを閲覧できず、管理画面にも接続できない 新野さんは先端テクノロジー情報を発信するWebサイト「Publickey(パブリックキー)」を個人で運営している。Webサイトのサーバーはさくらイン
![個人サイトに1時間8000万件のDDoS攻撃、対策の裏をかかれ窮地に](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/20d6df5f35b1c3133e9af3d883adb2527b247449/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fatcl%2Fnxt%2Fcolumn%2F18%2F02846%2F052400005%2Ftopm.jpg%3F20220512)