広島県の湯崎英彦知事(45)が今月末に予定される第3子誕生に伴い、「育児休暇」を取ることが18日、分かった。約1カ月間をめどに、主に長男(7)、長女(4)の学校や幼稚園への送り迎えのため、時間休により午前や午後の短い時間を部分的に休む。都道府県知事の育休取得は全国初とみられる。全国知事会関係者は「知らなかった。知事が広告塔となって育休を宣伝するのはいいこと」と話している。 湯崎知事は今年2月の県議会で、子育てを積極的に行う男性である「育メン」を目指すと答弁しており、公約を実行する。ただ特別職には育休も含めて条例上の休暇制度はないため、実際には子どもの送り迎えをしてから通常より遅く出勤したり、逆に夕方早く退庁したりといった勤務になるとみられる。 【関連記事】 【特集】教育甲子園 公務員の育休3300人=男性取得率、微増し1.6%に 女性の育休取得、初の減少=経済情勢悪化が影響