米Meta Platforms(以下、Meta)が2022年10月に発売した単体動作型のVR(Virtual Reality、仮想現実)用ヘッドマウントディスプレー(HMD)「Meta Quest Pro」。日経クロステック分解班では、本製品を入手して分解し、(1)「光学系」、(2)「熱設計」、(3)「全体レイアウト」、(4)「コントローラー」の4点に注目した。前回は(1)光学系と(2)熱設計について触れたが、今回は(3)全体レイアウトと(4)コントローラーについて見ていく。 湾曲フレームに収まる湾曲バッテリー まず(3)全体レイアウトでは、各部品の配置や構造の工夫を調べる。Quest ProについてMetaは長時間着けても快適に装着できるとし、製品の前部と後頭部側の重量バランスを工夫しているという(図1)。 快適な装着感を実現するには、全体を小型軽量化したうえで、主要部品を前部やヘッドバ
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