天皇陛下は新年に当たっての感想を宮内庁を通じて文書で発表された。 戦後70年の節目の年を迎えるに当たり、先の戦争で戦場や原爆、空襲などで亡くなった人々は「誠に多いものでした」とした上で、「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なこと」と強調された。 戦没者慰霊のため、両陛下が西太平洋の激戦地、パラオを4月に訪問される方向で検討が進められている。 また、感想で陛下は、昨年の大雪や大雨、御嶽山の噴火で家族や自宅をなくした人々や、今も避難生活を続ける東日本大震災の被災者を心配された。 両陛下は今年、1月に阪神大震災20年で神戸市を、5月に全国植樹祭で石川県を、9月に国体が開かれる和歌山県を、10月は全国豊かな海づくり大会のため富山県を訪問される。秋篠宮ご夫妻は6月29日に銀婚式(結婚25年)を迎え、次女の佳子さまは今春、国際基督教大学に入