Gallicaの利活用促進・創出戦略<報告> 日仏図書館情報学会・豊田透(とよだとおる) 2022年3月19日,日仏図書館情報学会主催の「フランス国立図書館(BnF)の電子図書館 Gallicaの利活用促進・創出戦略」がオンラインにより開催された。資料のデジタル化は日仏とも相当進み提供方法も洗練されてきた中で,新たな利用の掘り起こし,様々な利用者を想定した利活用機能の向上,さらなる魅力の創出戦略が求められている。本イベントは,Gallica(CA1193,CA1905参照)の多彩で斬新なサービスを詳しく知り,日本におけるデジタルライブラリーの活動を踏まえて意見交換する機会となることを目的として企画された。 構成は,前半がBnF副館長補(デジタル担当)兼サービス・ネットワーク部長のボーフォール(Arnaud Beaufort)氏による講演「Gallica-その戦略のゆくえ」,後半はコメンテー